【難読】“あいでる”じゃない! 「愛でる」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「愛でる」の読み方です。
“あいでる”とは読まないと思うけど、「もしかしたら」と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「愛でる」の読み方は?
恋愛、愛弟子などの言葉に使われる「愛」という漢字。一般的には、“あい”、“まな”という読み方を覚えている人がほとんどでしょう。
しかし、これに「でる」の送り仮名をつけると、“あいでる”、“まなでる”とは読みません。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“めでる”と読みます。
「愛でる」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「愛でる」の意味は以下のように解説されています。
め・でる【▽愛でる】
[動ダ下一][文]め・づ[ダ下二]
1 美しさを味わい感動する。「月を―・でる」2 いつくしみ、愛する。かわいがる。「小鳥を―・でる」
3 感心する。ほめる。「勇気に―・でてその行動を許す」
つまり、かわいがる、美しさに感動する、といった意味合いで「愛でる」という言葉を使います。
“めでる”と言われると、「目」という漢字を思い浮かべそうですが、「愛」という漢字をあてることで、言葉に込められた思いまでもが伝わりますよね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「愛でる」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。本や雑誌などで見たがある漢字なのに、読み方があいまいな言葉が他にもたくさんありそうです。
漢字を見ることで、その言葉の深さを知ることもできるんですね。
(ななしまもえ)