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幸せを感じるためには? 幸福度を高める方法6つ

高見綾(心理カウンセラー)

日々に忙殺されていると、幸せを感じる時が少なくなった、幸せを感じづらくなった、と思ってしまうこともありますよね。人にとって「幸せを感じること」は大切なのでしょうか? 今回は心理カウンセラーの高見綾さんに、幸せを感じづらくなる原因、幸福度を高めるための方法を教えてもらいました。

幸せになりたいと願う人は多いですが、日々の仕事に忙殺され、幸せを感じづらくなってきたという人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、なぜ幸せを感じづらくなってしまうのか、その原因を解説します。また、幸せを感じて幸福度を高めるための方法についても詳しく紹介します。

日常の中にある幸せを見つけていきましょう。

なぜ「幸せを感じること」が大切なのか?

人にとって「幸せを感じること」は大切です。

それはなぜでしょうか?

(1)人生の満足度や幸福度が上がるから

私たちは幸せを感じると、心が満たされた状態になります。

大きな安心感を抱いて気持ちが穏やかになり、自分の置かれている状況への感謝の気持ちが芽生え、自分自身の存在を肯定することができます。

そんなふうに、幸せを感じている時は、シンプルに「良い気分」を味わえるのです。

しかし、幸せを感じることができていないと、不安や恐れ、嫉妬などの「嫌な気分」を味わいます。イライラしたり虚しくなったりして、心が満たされることはありません。

このような理由から、幸せを感じることは良い気分を味わい、人生における満足度・幸福度を上げるという点で、とても大切なものなのです。

(2)人間関係にも良い影響を与えるから

私たちは幸せを感じていると、過去への後悔や将来への不安などではなく、「今」をじっくり味わうことができるようになり、心にゆとりができます。

困っている人を見たら助けてあげようとするでしょうし、自然と周りの幸せを願うような優しい気持ちになれるのです。

そして、楽しそうにしていると周りに人が集まってくるようになります。いつもイライラして眉間にしわが寄っている人と、にこにこして幸せそうな人のどちらの人の側にいたいかと言われれば、後者の方ですよね。

このように、幸せを感じることで、人間関係にも良い影響をもたらすことができるのです。

幸せを感じづらくなる原因

幸せを感じることが大切な理由を紹介してきましたが、「最近幸せを感じづらくなった……」という人もいるのではないでしょうか?

なぜ幸せを感じづらくなるのか。その原因として考えられることを3つ紹介します。

(1)満たされていないことに意識が向いているから

「あの子はすぐに彼氏ができていいよなぁ」「あいつは要領良くて先輩たちにかわいがられててうらやましいわ……」というように、自分と他人を比べて嫉妬をすることってありますよね。

自分にも恵まれていることがあったとしても、隣の芝生が青く見えるように、満たされていないことばかりに意識が向いていると、幸福感からは遠ざかってしまいます。

(2)不安の先取りをしているから

将来のことが不安になり、「こうなったらどうしよう」「ああなったら……」とまだ起こっていないことについて、あれこれ考え過ぎていると、取り越し苦労が増えます。

悩んで考え続けることで疲れてしまい、幸せを感じる余裕がなくなってしまうのです。

(3)我慢をしているから

やりたくないことを我慢してやっていたり、「ちゃんとしなくちゃいけない」「こんなふうに思っちゃいけない」といって自分を縛ったりしていると、感情が抑圧されます。

すると、嫌な気持ちを感じにくくなる代わりに、喜びも感じづらくなってしまいます。

参考記事はこちら▼

あなたは幸せ? 今の「幸福度」を診断してみましょう。

幸福度を高めるには? 幸せを感じやすくするための方法

ここでは、幸せを感じやすくするための方法を6つ紹介します。

幸せを感じづらくなった時に、ぜひ参考にしてみてください。

(1)平気じゃないのに、平気なふりをしない

日頃から我慢をしがちな人は、感情を抑え込んでいます。

寂しかったのに寂しいと言えなかったり、悲しかったのにそう伝えられなかったり。

感情を抑え込むともやもやした感覚が膨らんでいってしまうので、つらい時は「つらかったね」と自分に優しく声を掛けてあげましょう。

職場では感情を表に出せないなら、せめて家にいる時は、我慢をやめて自分の感情に素直になることが大切です。もし話せる人がいるのなら、本音を打ち明けてみるのも良いですね。

(2)どうにもならない不安については考えない

不安を先取りしている時は、まず自分の努力でどうにかなることなのか、そうじゃないのかに分けてみましょう。

自分の頑張りで何とかなりそうなことであれば、すぐに行動に移したいものです。でも、自分にはどうにもならないことであれば、考えないのが一番良い方法です。

それでも、どうしても気になってしまう時には、不安をメモ帳に書き出してみて、「この不安を手放します」とつぶやいてメモ帳を破いて捨ててしまいましょう。

(3)良いことがあればメモしておく

ラッキーなこと、うれしかったことなどがあれば、その都度スマホのメモ帳に打ち込んでおきましょう。

記録をすることで「こんなに良いことがあった!」と印象に残りやすくなります。良いことに注目することができると、幸せを感じやすくなるのです。

そして、時々メモを読み返してみるのもおすすめです。「何も無いと思ってたけど、案外良いこともいっぱいあったな」と思えるようになれると幸福度がアップします。

(4)楽しいことをする時間を優先的に確保する

やるべきことに追われていると、どうしてもこなすことに一生懸命になって幸せを感じにくくなってしまいます。

そこでまず、楽しいことをする時間を優先的に確保しましょう。

1週間先でも1カ月先でもOKなので、「おいしいものを食べに行こう!」「○○さんと会うんだ!」など、自分の心がウキウキするような楽しい予定を先に入れておくことがポイントです。

そうすることで、心の余裕を保ちながら日々を乗り切ることができるでしょう。

(5)デジタルデトックスをする

デジタルデトックスもおすすめです。

SNSなどで他人の暮らしぶりを見ていると、自分より幸せそうに見えて焦ったり、苦しくなったりしてしまうこともあるでしょう。

特に幸せを感じづらくなっている時には、周りが輝いて見え、自分の満たされていない部分に意識が向きがち。

そこで、電車で移動している時やご飯を食べている時、寝る前の30分間などは、スマホやパソコンを触らないようにしてみましょう。

最初は慣れないかもしれませんが、デジタルデバイスから少し離れてみると、頭もすっきりして穏やかな気持ちになれるはずです。

(6)見知らぬ他人の幸せを祈ってみる

自分が幸せを感じていない時には、友人や知人の幸せなニュースを聞いても手放しで喜べませんよね。でも、そんな自分を優しくないと感じて嫌いになってしまう人は多いです。

そこで、見ず知らずの人に対して幸せを祈るという方法をやってみると、「良い自分・優しい自分」を感じられるので気分が良くなります。

例えば、街を歩いている時に、見知らぬ他人に対して「この人に良いことがありますように」と頭の中で祈ったり、夜寝る前に「今困っている人たちが幸せになりますように」と祈ったりしてみるのも効果的です。

幸福感アップの秘訣は「リラックスする時間を持つこと」

私たちは忙しい日々を送っています。やるべきことに追われ、たくさんのことを考えているうちに、感情が抑圧されて疲れ果ててしまうのです。

幸せは、考えて得られるものではなく「感じる」ものです。「幸せを見つけなくちゃ!」と焦ってしまう人もいるかもしれませんが、焦りは心の余裕を無くしてしまうので逆効果です。

少しの時間であっても、リラックスする時間を持つことが幸福感アップに必要なことなのです。

(高見綾)

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