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【11月の誕生石】シトリンの石言葉・意味・秘められたパワー

誕生石

山本奈央(All Aboutパワーストーンガイド)

自分が生まれた月ごとに定められている誕生石。石にはさまざまな石言葉や意味が込められているとパワーストーンガイドの山本奈央さんは言います。今回は、11月の誕生石であるシトリンについて詳しく教えてもらいました!

11月の誕生石はトパーズとシトリンといわれていますが、今回はパワーストーンとして有名なシトリンについて紹介させていただきます。

11月の誕生石のシトリンは商売の繁盛と富をもたらす幸運の石。

日々が明るく充実するよう活力を与えてくれます。また、ストレスを和らげ、心身のバランスを安定させるパワーストーンでもあります。

誕生石とは

誕生石とは、1月から12月まで、それぞれの月にちなんだ石のこと。

自分の生まれ月に割り当てられた石を身に着けることで幸せを招き、災いから身を守ると伝えられてきました。

それぞれの誕生石には、意味や効果(石の力)があるとされています。深く知るうちに、きっと誕生石に親近感が湧いてくるはずです。

起源・なりたち

誕生石の起源は聖書の時代までさかのぼります。

旧約聖書の「出エジプト記」にあるユダヤ教の祭司の胸当て(ブレスプレート)にはめ込まれた12の宝石を起源とする説や、新約聖書の「ヨハネの黙示録」に記された新エルサレムの城塞の12の土台に飾られた宝石になぞらえているという説があります。

それらが元となり、約1300年前のヨーロッパでは「12種類の石を月替わりで身に着ける」という文化が広がりました。

また、それぞれの月と石が結び付けられるようになったのは18世紀のことで、ポーランドに移住したユダヤの宝石商人が考案したといわれています。

宝石の交易が活発になると、各地で各月の誕生石にばらつきが出るようになってきました。そこで1912年、アメリカ合衆国ミズーリ州にあるカンザスシティーで開催された「米国宝石組合大会」において、現在のように統一されたのです。

流通している誕生石はそれをベースに、いろいろな国の風土・習慣に合わせて若干の修正が加えられています。

日本で誕生石が定められたのは1958年とまだ約60年程度の文化ですが、現代の私達にとってはとても身近なものとなっています。

石言葉とは

「石言葉」とは、それぞれの石にその特質に合った「象徴的な意味」を付けたものです。古来より石には神秘的な力が宿るとして、現代まで伝え続けられてきました。

近年のパワーストーンブームの影響によって生み出されたものも多くありますが、ここではオースドックスな「石言葉」をご紹介します。

誕生石には意味がある

古代から現代に至るまで、石には力があると考えられてきました。それぞれの誕生石には意味や効果があり、生まれ月のパワーストーンを身に着けることで幸運を呼び寄せるといわれています。

Check!
各月の誕生石一覧

11月の誕生石:シトリン

11月の誕生石は「商売の繁盛」と「富をもたらす」幸運の石です。

石の特徴

クォーツの1つで、明るい黄から金に近いもの、オレンジから赤みが強いものまでさまざまなカラーがありますですが、色の濃淡にかかわらず黄色で透明なものをシトリンといいます。

黄色に発色する理由は3つあり、無色のクォーツに鉄(Fe)が含まれた時と、放射線で構造が歪んでしまった時、放射線で構造が歪んだ後に加熱された時が挙げられます。

天然のシトリンは産出量が少ないため、一般的に流通しているものは、大半がアメジストを人工的に加熱したものだといわれています。また、水晶に放射処理を行っているシトリンも流通しています。

名前の由来・歴史・伝説

語源はこの石の色が柑橘類の「citron(シトロン)」の果実に似ていることからきています。

古来より太陽を象微する石の1つとされ、大切にされてきました。

シトリンが最初にジュエリーとして身に着けられたのは、ヘレニズム時代のギリシャといわれています。

当時は邪気払いとして、また、さまざまな病気の改善に役立つと考えられていました。

かつて、ある宝石商が全く別の鉱物であるシトリンとトパーズの色彩が似ていることから、「シトリントパーズ」という名で売り出したため、シトリンとトパーズが混同されてしまったという歴史があります。

石言葉

幸福・友情

シトリンが持つパワー

シトリンといえば商売の繁盛と富をもたらすといわれ金運と結びつける方も多いでしょう。特に新規事業を始めようとする方や事業を拡大したい人におすすめの石です。

水を連想させるクォーツに光が差し込むことによって黄色く輝くシトリンは、人生を豊かなものへと導いてくれるといわれています。

シトリンを持つことで地道な努力が評価され、良いアドバイスをくれる方と出会えるかもしれません。そしてその人はあなたが困難に陥ってもサポートしてくれるでしょう。

シトリンのお手入れ方法

シトリンのモース硬度(※)は7と高く、比較的扱いやすいパワーストーンといわれています。

※モース硬度とは鉱物の硬さの尺度の一つ。1~10まであり、10がダイヤモンドで1番硬い。

お手入れする際は柔らかい布で優しく拭いてください。水晶クラスタ―やセージ、流水、月光浴、クリスタルチューナーなどを用いて定期的に浄化を行うと、よりパワーを発揮してくれますよ。

また、紫外線に弱いので、長時間、直射日光にさらされると退色してしまうこともありますので注意が必要です。

シトリンは金運アップとしても人気が高い

シトリンは貯金のサポートにもピッタリな石。金運アップを願っている方や商売をされている方のお守りとして人気の高いパワーストーンです。

玄関やデスクの上に原石などを置いても良いでしょう。

シトリンを手にされた皆さまに、たくさんの幸せが降り注ぎますように。

(山本奈央/All Aboutパワーストーンガイド

※画像はイメージです

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