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【2月の誕生石】アメジストの石言葉・意味・秘められたパワー

誕生石

山本奈央(All Aboutパワーストーンガイド)

自分が生まれた月ごとに定められている誕生石。石にはさまざまな石言葉や意味が込められているとパワーストーンガイドの山本奈央さんは言います。今回は、2月の誕生石であるアメジストについて詳しく教えてもらいました!

2月の誕生石、アメジストは真実の愛を守り抜くといわれている「愛の守護石」。

家族の絆を深め守ってくれると共に、お酒の神様バッカスの伝説にも登場する石で悪酔いを改善してくれる効果があると伝えられています。

今回は、そんなアメジストの石言葉や効果、伝説などについて詳しくお伝えします。

誕生石とは

誕生石とは、1月から12月まで、それぞれの月にちなんだ石のこと。

自分の生まれ月に割り当てられた石を身に着けることで幸せを招き、災いから身を守ると伝えられてきました。

それぞれの誕生石には意味や効果(石の力)があるとされています。深く知るうちに、きっと誕生石に親近感が湧いてくるはずです。

起源・なりたち

誕生石の起源は聖書の時代までさかのぼります。

旧約聖書の「出エジプト記」にあるユダヤ教の祭司の胸当て(ブレスプレート)にはめ込まれた12の宝石を起源とする説や、新約聖書の「ヨハネの黙示録」に記された新エルサレムの城塞の12の土台に飾られた宝石になぞらえているという説があります。

それが元となり、約1300年前のヨーロッパでは「12種類の石を月替わりで身に着ける」という文化が広がりました。

また、それぞれの月と石が結び付けられるようになったのは18世紀のことで、ポーランドに移住したユダヤの宝石商人が考案したといわれています。

そして、宝石の交易が活発になると、各地で各月の誕生石にばらつきが出るようになってきました。そこで1912年、アメリカ合衆国ミズーリ州にあるカンザスシティーで開催された「米国宝石組合大会」において、現在のように統一されたのです。

今流通している誕生石はそれをベースに、いろいろな国の風土・習慣に合わせて若干の修正が加えられています。

日本で誕生石が定められたのは1958年とまだ約60年程度の文化ですが、現代の私達にとってはとても身近なものとなっています。

石言葉とは

「石言葉」とは、それぞれの石にその特性に合った「象徴的な意味」を付けたものです。

近年のパワーストーンブームの影響によって生み出されたものも多くありますが、ここではオースドックスな「石言葉」をご紹介します。

誕生石には意味がある

古代から現代に至るまで、石には力があると考えられてきました。それぞれの誕生石には意味や効果があり、生まれ月のパワーストーンを身に着けることで幸運を呼び寄せるといわれています。

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各月の誕生石一覧

2月の誕生石:アメジスト

2月の誕生石は真実の愛を守り抜くといわれている「愛の守護石」、アメジストです。

石の特徴

和名は「紫水晶(むらさきすいしょう)」。微量に含まれる鉄イオンにより本来無色の水晶が紫色に変化したもので、濃い紫色から淡い紫色まで濃淡に幅があります。紫色が濃く、ムラがないアメジストほど良質といわれています 。

その他、紫色の他に褐色や灰色がかったものもあります。

名前の由来・歴史・伝説

語源はギリシャ語の「amethystos(アメテュストス/酒に酔わない)」。

ぶどう園を営んでいたお酒の神様バッカスは、仕事をさぼって酔っ払い、「今からこの近くを通る人を猛獣に襲わせよう」とたくらんでいました。

そこに女官アメジストが通りかかり、彼女の危機に気付いた月の女神ダイアナが、間一髪で彼女を水晶に変えて助けます。

バッカスは自分の行動の愚かさを悔い、その水晶にぶどう酒を注ぐと美しい紫色の宝石となりました。女官の名にちなんでその宝石をアメジストと呼ぶようになったといわれています。

ちなみに、発音としては「アメシスト」が正しいともいわれますが、日本では「アメジスト」が主流です。

石言葉

誠実・心の平和

アメジストが持つ石の力

「愛の守護石」として有名なアメジストは恋愛成就のパワーがあります。

相手を魂から愛することができるような恋愛を望む時や、大切な人との絆を深めたい時に身に着けると良いでしょう。

また、枕元に置くことでリラックス効果や安眠効果も期待できます。バッカスの逸話があるように、お酒の悪酔いや二日酔い防止などにもパワーを発揮してくれるでしょう。

その他、第六感を高めて邪悪なものから身を守ってくれる力もあるので、玄関に原石やアメジストドーム(ジオード)を飾ることで、悪いものを退け、代わりに財運を招いてくれるでしょう 。

アメジストのお手入れ方法

アメジストのモース硬度(※)は7と高く、比較的扱いやすいパワーストーンといわれています。

※モース硬度とは鉱物の硬さの尺度の一つ。1~10まであり、10がダイヤモンドで一番硬い。

お手入れする際は柔らかい布で優しく拭いてください。

紫外線に弱く、退色する恐れがあるので気を付けましょう。水晶クラスターやセージ、流水、日光浴、クリスタルチューナーなどを用いて定期的に浄化を行うと、よりパワーを発揮してくれますよ。

アメジストは強いパワーを持つ石

アメジストは指輪やネックレス、アクセサリーなどの装身具として人気がありますが、一方でパワーストーンとしての認識も高く、原石のまま所持されていることも珍しくありません。

さまざまな効果が期待できるほど大きなパワーを持っているので、身に着ける際には願いを明確にすると良いでしょう。

アメジストを手にした皆さまに、たくさんの幸せが降り注ぎますように。

(山本奈央/All Aboutパワーストーンガイド

※画像はイメージです

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