日本の女性がさらに活躍しやすい社会を実現する「BeliEVE Project」を発足し、2025年3月に新たなブランドスローガン「痛みよ、私よ、とんでゆけ。」を掲げたエスエス製薬株式会社の解熱鎮痛薬ブランド『EVE(イブ)』。
4月には『誰もがより働きやすい職場環境を作る社内新制度』を発表し、育休取得者の所属チームメンバーに対する経済的支援や独自開発のメンタリング制度の実施を進めています。
社内新制度の発表会を取材したマイナビウーマン編集部。そこで気になった点をエスエス製薬に聞いてみました!
▼『誰もがより働きやすい職場環境を作る社内新制度』発表会の様子はこちらから
■社内アンケートで本音を引き出し、制度につなげた
――新制度導入の背景には「BeliEVE Project」によって集まったたくさんのデータがあったと思いますが、制度の企画・実行までにどのくらいの時間を要しましたか。
まずは社員の声を聴くため社内アンケートを2024年11月に実施し、その結果を基に具体的な制度設計を行い、2025年4月の導入に向けて約6カ月を要しました。
――新制度を整えるまで、さまざまな部署との折衝が必要だったと存じます。社内改革の実現において大変だったこと、苦労したことはありましたか。
部署横断的な調整が最大の難関でした。特に前例の無い「育休取得者チームへの手当制度」では、社内アンケートの結果を示しながら、育休を取得することによる後ろめたさを感じる気持ちを軽減し、育児と仕事を両立できる環境づくりの重要性を説明することに注力しました。
■「苦労したからこそみんなが働きやすい環境に」情熱を持ったボランティアメンバーが多く参加
――「BeliEVE Project」にはたくさんのボランティアメンバーが参加しているとのことですが、プロジェクトメンバーはどのように集まったのでしょうか。
プロジェクトメンバーは社内公募で集まりました。特に印象的だったのは、自身が育児と仕事の両立に苦労した経験を持つ社員が多く手を挙げてくれたことです。部署や役職を超えて、「誰もが働きやすい環境づくり」という共通の目標に向かって情熱を注いでくれました。ボランティアメンバー一人ひとりが自らの経験を率直に語り、制度設計に活かしてくれたことが印象的でした。
――今回のような制度は今後、他企業にも広がっていくと思いますか。また、このような制度改革の波を広げていくために、マイナビウーマン読者のような一個人ができることはあると思いますか。
このような制度は確実に広がると思います。特に育休取得者のチームメンバーへの手当は、育休を取得する側の心理的負担を軽減する画期的な取り組みです。そして、独自開発のメンタリング制度「BeliEVE Mentoring」もより多くの企業に導入できれば、働く女性の皆さんが、より自分を信じて前向きに進めることにつながるのではないでしょうか。。
読者の皆さんも、職場で制度の必要性を声に出すことが大切です。小さな声が集まれば、大きな変化を生み出せると信じています。
――ありがとうございました!
(協力:エスエス製薬、構成:ミクニシオリ、編集:マイナビウーマン編集部)