部屋に花を飾ると、空間が明るくなって気分まで晴れやかになりますよね。しかし、中には運気を下げるといわれる花があるのを知っていますか?
できることなら、単に花を飾るだけでなく運気アップも狙いたいもの。
そこでこの記事では、部屋に飾ってはいけないとされる花について、理由と共に解説します。また、飾るといい花やそのスピリチュアルな効果も紹介するので、参考にしてみてください。
■部屋に飾ってはいけない花は?
それではさっそく、部屋に飾ってはいけないとされる花をチェックしましょう。
◇(1)彼岸花
秋に真っ赤な花を咲かせる彼岸花の姿は見事ですが、実は花や根に毒を持っています。
昔は遺体を土葬していましたが、その土葬した遺体を害虫やネズミから守るために、毒のある彼岸花が植えられたといわれています。その名残で、今も墓地に群生しているのでしょう。
そんな彼岸花は別名「死人花」とも呼ばれ、不吉だという理由で部屋に飾るのは好ましくないとされています。
また、毒がありますから、特にペットや小さい子どもがいる家では誤食が心配です。そのような観点からも、部屋に飾るのは避けた方が良いかもしれません。
◇(2)椿
椿は、花が咲き終わると花びらが一枚一枚散るのではなく、花がまるごと落ちてしまいます。
その様子はまるで首が落ちるようなので、日本では古くから縁起が悪いとされてきました。特に、現代の日本と違って本当に首を落とされるかもしれなかった武士からすると、縁起でもない花だったのでしょう。
一方で、椿には厄除けの力があるともいわれています。花が落ちる姿を気にしすぎず、椿が好きならば飾っても問題ないのかもしれません。
◇(3)百日紅(さるすべり)
百日紅(さるすべり)も、状況によっては部屋に飾らない方が良いといえます。
ピンクのかわいらしい花を咲かせる百日紅は、手入れが楽で育てやすい花として重宝されてきました。
しかし、名前の由来にもなった「サルも滑るほどのつるつるした幹」は「(受験で)すべる」「(試験に)落ちる」など、失敗を連想させます。
そのため、家族に受験生がいたり自身が試験を控えていたりする場合、部屋に飾るのを控えた方が余計な不安を感じなくて良いかもしれません。
◇(4)藤
藤の花もまた、部屋に飾ってはいけないと考えられています。
薄紫のふわりとした花が連なって咲く姿はうつくしいものですが、花が垂れ下がることから運気を下げるといわれているのです。
つるを伸ばすことから子孫繁栄や長寿などの良い意味を持つとされることもありますが、運気ダウンが気になるなら部屋に飾るのは控えた方が良いでしょう。
◇(5)サボテン
部屋に飾られる機会の多いサボテンも、実は風水的にあまり良くありません。
風水では、サボテンのトゲといったとがったものは、攻撃的なエネルギーを発するとされています。人を傷つけるなど、人間関係のもつれにつながってしまうかもしれないのです。
さらに、とげは運気を跳ね返すともいわれています。悪い運気から守ってくれるとも捉えられますが、良い運気まで遠ざけてしまう可能性があります。
■風水的にみるとドライフラワーはNG?
風水では、枯れたドライフラワーは「死んだ花」とされ、悪い運気を放つとされています。しかし、ドライフラワーにはおしゃれなものも多く、飾りたい時はあるでしょう。
そんな時は、飾り方や置き場所を工夫すれば、飾っても運気ダウンを防げます。例えば、以下のような方法で飾るのがおすすめです。
◇(1)空気が流れやすい場所に飾る
ドライフラワーを飾る場所は、空気が流れやすい天井や風通しの良い窓際などが基本です。
空気や運気の流れが悪いところでは、ドライフラワーが放つ負の運気がたまってしまいます。風水で重視される気の流れも滞るため要注意です。
ただし、玄関はすべての気が入ってくるところなので、部屋に舞い込む良い気をドライフラワーが吸ってしまうかもしれません。風通しが良いからといっても、玄関には置かない方が賢明です。
◇(2)瓶に入れるかハ―バリウムにして飾る
ドライフラワーを瓶に入れると、悪い運気を閉じ込められます。そのため、直接瓶に入れるかオイルなどと一緒に入れてハーバリウムにして飾ると良いでしょう。
置き場所としては、日当たりの良い場所や空気の流れの良い場所がおすすめです。
◇(3)赤色の小物を添えて飾る
ドライフラワーを飾る時には、赤色の小物を添えるのも一案です。赤色は風水的に魔除けや厄除けの意味があり、ドライフラワーの悪い運気を払ってくれると考えられているからです。
例えば、赤い花瓶を選んだり、赤いリボンで束ねたりすると良いでしょう。また、ドライフラワーのそばに赤色の雑貨を置いておくのもありです。
▶次のページでは、部屋に飾るといい花とスピリチュアルな効果を紹介します。
■部屋に飾るといい花とスピリチュアルな効果
では、運気アップを狙うにはどのような花を飾れば良いのでしょうか。ここからは、部屋に飾るといいとされる花とそのスピリチュアル的な効果を紹介します。
◇(1)家庭運を上げたいなら「白いユリ」
家族やパートナーとの関係を良好にしたいなら、白い花を取り入れてみてください。白い花にはユリをはじめ、マーガレットやスズラン、カスミソウなどがあります。
白い花は浄化作用があるとされているため、部屋に漂う悪い気を浄化し、良い気をさらに高めてくれるでしょう。
◇(2)恋愛運を上げたいなら「赤いバラ」
恋愛運をアップさせたいなら、バラやカーネーションをはじめとする赤い花がおすすめです。
情熱的な赤は積極性や勝負運も高め、好意を抱いている人にアプローチする気持ちが湧いてくるかもしれません。
ただし、赤は時として、いら立ちや落ち着きのなさを加速させます。部屋のアクセント程度に、少しだけ取り入れると良いでしょう。
◇(3)金運を上げたいなら「黄色のヒマワリ」
金運を高めたいなら、黄色の花を飾ってみてください。風水的には、部屋の西側に置くのが効果的とされています。
黄色のヒマワリやガーベラ、チューリップなどは、見るだけでポジティブな気分にさせてくれます。そのため、金運だけでなく気持ちの面でも良い影響が期待できるでしょう。
◇(4)健康運を上げたいなら「緑のラナンキュラス」
緑色の花を飾ると、健康運アップが期待できるとされています。また、癒しのパワーを放つ緑色の花は、気分を穏やかにしてくれるでしょう。家族やパートナーの健康を願って飾るのにぴったりの花です。
緑の花は限られていますが、ラナンキュラスやカーネーション、アナベルなどに緑の品種があります。また、観葉植物でも代用可能です。
◇(5)対人運を上げたいなら「オレンジのガーベラ」
対人運を向上させたいなら、オレンジ色の花がおすすめです。ガーベラやポピー、マリーゴールドなどから選んでみてください。
オレンジ色は赤色ほど強すぎず程よいパワーを持っているため、人間関係を円滑にしてくれるでしょう。良縁にめぐまれる色でもあるので、結婚を目指している人も取り入れたい色です。
▶次のページでは、運気アップのために花を飾るべき場所を紹介します。
■運気アップのために花を飾るべき場所
風水的にみると、良い運気を呼び込むには花を置く場所も重要です。そこでここからは、運気アップにつながる花の置き場所を紹介します。
◇(1)玄関
すべての運気が出入りする玄関は、花を置きたい場所の1つ。靴箱の上など、見えやすい場所に大きめの花を飾るのがおすすめです。
また、玄関は家の顔ともいえる場所です。こまめに掃除してきれいに保つことで、さらなる運気アップが見込めるでしょう。
◇(2)トイレ
トイレは、風水的にみると悪い運気が滞りやすい場所。運気アップにつながる花を置いて、悪い運気を打ち消してみましょう。
また、トイレは恋愛運や金運などさまざまな運気をつかさどる場所でもあるので、花を飾ることによって総合的な運気上昇を狙えると考えられます。
花を飾るスペースが十分に確保できない場合は、小さめの花や観葉植物でも構いません。
◇(3)リビング
リビングは、風水的に家庭運をつかさどる場所です。
良い運気が滞ってしまわないよう、空間をふさがないような場所に花を飾りましょう。テーブルの上などがおすすめ。
また、花を飾るのと同時に、きれいに整頓しておくと吉です。
◇(4)寝室
悪い運気をリセットしたいなら、寝室に花を飾ると良いでしょう。1日の終わりに身を置く寝室に花を置けば、その日の悪い運気を浄化できるかもしれません。
また、良い運気につつまれて朝を迎えたいなら、サイドテーブルなど起きた時に目につく場所へ花を飾るのがおすすめです。
■部屋に飾ってはいけない花はない?
部屋に飾ってはいけないといわれる花としては、彼岸花や椿、百日紅などがあります。
また、生花が好ましいとされる風水的には、ドライフラワーも要注意。運気ダウンを防ぐには、瓶に入れたり赤いものと一緒に置いたりと、飾り方に気をつけましょう。
とはいえ、風水では「見ていて気持ちがときめくものには良い気が宿る」ともいわれています。
たとえ一般的に良くないとされる花でも、本当に好きな花なら気にしすぎずに飾っても良いのかもしれません。
(LIB_zine)
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