ドライブで渋滞に巻き込まれると、イライラしてしまうもの。車内の雰囲気も悪くなり、沈黙が続くこともあるでしょう。子ども連れの場合は、退屈してぐずってしまう場合もありますね。
そこでおすすめなのが、車の中がぱっと明るくなるような、ユニークなゲームをすることです。
ドライブ中にできるゲームは、道具を必要としないものや、ルールが簡単なものがおすすめです。本記事では、カップル・子どもと一緒の時・グループで楽しめるドライブゲームをそれぞれ紹介します。
■カップル・2人でドライブ中にできるゲーム3選
2人きりでドライブデートをした場合に、遠方へのドライブや、渋滞に巻き込まれた場合、さすがに話すネタも尽きてきます。付き合いたてだと、沈黙が続いて気まずい雰囲気になることもあるでしょう。
ここでは、そんなドライブデートのピンチを救うゲームを紹介します。
◇(1)カップルクイズ大会
^カップルクイズ大会とは、その名の通り、カップルがお互いに質問を出し合って答える遊びです。^ルールは簡単で、相手にどんどん質問を重ねていくだけ。例えば以下のような質問をしていきます。
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【質問例】
・一番好きなフルーツは?
・最近見た映画は?
・好きな麺類は?
・デートで行ってみたい場所は?
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このゲームは特に、知り合いたてのデート、または付き合い始めたばかりのカップルにおすすめです。まだ知り合って日が浅い場合、相手のことをよく知らないものですよね。そのような場合、ドライブデートで沈黙が続く場合もあるでしょう。
質問ゲームを試せば、話すネタができて、その場が盛り上がるはず。さらに^相手の知らない一面を理解できるようになり、より絆が深まるはずですよ。^
関係が深まったら、「最近、最高だと感じた出来事は?」「今一番、やりたくないことは?」など、質問の内容をひねってみるといいでしょう。
また「今までのデートで一番楽しかった場所は?」「2人でもう一度行ってみたいレストランは?」など、思い出にまつわる問題も話が弾むはずです。
◇(2)アキネイター
アキネイターとは元々、ウェブサイトやアプリで遊べるゲーム。プレイヤーが思い浮かべた人や物に対し、ゲームの中のランプの魔人がいくつか質問してくるので答えると、想像しているものを言い当ててくれるというものです。
^このアキネイターになりきって遊んでみましょう。^ゲームのルール・手順は以下の通りです。
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1. 出題者は、実在する人物・架空のキャラクター、または身近にある物などを思い浮かべます。
2. 回答者は、出題者が「はい」「いいえ」で答えられる質問を繰り返します。例えば、「あなたは実在の人ですか?」「あなたは日本人ですか?」などと聞いていくといいでしょう。
3. 回答者が、出題者が想像する人や物を言い当てることができたら終了です。
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^こちらのゲームは頭を使うので、渋滞中のマンネリ打破にも役立ちますよ。^
ゲームを盛り上げるコツとしては、質問と回答について「5セットまで」など、回数制限をしておくことです。それによりゲームの難易度がアップします。
出題者の表情、目線をチェックしながら質問を考えると、いいヒントが得られるかも?
◇(3)以心伝心ゲーム
^以心伝心ゲームは、質問に対する相手の答えを予想して、みんなで同じ答えを出す遊びです。^ゲームのルールは、まず1人がお題を出します。その後、「せーの!」で同時に答えを言います。
複数人でもプレイできますが、^カップルで遊ぶなら、お互いの好きなものを予想し合う形でもいいでしょう。^質問を出し合えばその場が盛り上がりますし、相手のことを深く知るきっかけにもつながります。例えば以下のような感じです。
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【質問・回答例】
彼氏:俺の好きな芸能人は?
(「せーの!」で言い合う)
彼氏:橋本環奈!
彼女:浜辺美波!
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回答が一致した場合は、出題者と回答者をチェンジします。答えが合わない場合は、回答が一致するまで同じ役割で続けます。
まだ知り合って日が浅い場合は、なるべく簡単な質問にした方がいいでしょう。
交際して長いカップルなら、「これまでのデートで、私が一番うれしかった出来事は?」など、お互いの関係にちなんだものを出題しても、面白いかもしれませんね。ただし、恋人が間違えたからといって、機嫌を悪くするのはNGですよ。
■小さい子どもとドライブ中にできるゲーム3選
わんぱくな子どもが車内にいると、ドライブ中に退屈して泣かれる、いたずらをされるなど大変ですよね。
ここでは、子どもでも集中して楽しめるゲームを紹介します。車の中で子どもの機嫌が悪くなったら、ぜひ試してみてください。
◇(1)この車を10台探そう
車の種類を当てるのが好きな子どもの場合は、^「この車を、10台探そうゲーム」がおすすめ。^ルールは簡単で、特定の車の種類を、窓から10台見つけたらOKというもの。
^「トラックを10台探そう」「赤い車を10台探そう」など、分かりやすいものがおすすめです。^
より車の種類に詳しい子なら「トヨタ」「メルセデス・ベンツ」などのメーカー名や、「プリウス」「ステップワゴン」などの車種を挙げてもいいでしょう。
ドライブ中は、子どもがいたずらをしたり、親にちょっかいをかけてきたりすることもありますよね。そうなると親は運転に集中できないものです。特定の車を10台探すにはそれなりの時間がかかり、その間は子どもが夢中になってくれるのがメリットです。
◇(2)ナンバープレートで即興計算問題
^子どもに算数を学ばせたい場合は、ドライブ中に試せる「ナンバープレートの計算問題」を出題するのがおすすめです。^
ルールは簡単で、窓から見える車のプレートに並んだ4桁の数字で、計算をしてもらうというもの。例えばナンバープレートが「1254」なら、「1+2+5+4=12」となります。頭を使うゲームなので、いたずら好きな子どももおとなしくなってくれることでしょう。
アレンジ方法として、^足し算以外に掛け算^として出題するのもおすすめ。またナンバープレートには大きく表記された数字以外にも、^分類番号と呼ばれる3桁の数字^があるので、難易度を高めるにはこの数字も使ってみるといいでしょう。
◇(3)窓から見えるものだけで、しりとりをしよう!
^窓から見えるものだけで、しりとりをするのもおすすめ^です。通常のしりとりよりも、グッと難易度が上がりますよ。
小さい子どもは、車内でもなかなか落ち着かないもの。^このゲームは、子どもがしりとりの答えを窓から探している間、親が休憩できるのもメリットです。^
難しくてしりとりが続かないという場合は、細かいルールはあえて設けない方がいいでしょう。例えば、窓から見えるものの色(空なら「水色」「青」)や、看板に書かれている文字もOKにすると、より長くしりとりが続くはず!
■グループでできるゲーム3選
大人数で旅行やドライブをしている時は、みんなでワイワイ楽しめるドライブゲームがおすすめ。下記で具体例を紹介します。
◇(1)イントロクイズ
^イントロクイズは、曲の冒頭を流してその曲名を当てるゲームです。^車内で遊ぶ時は、出題者がYouTubeや音楽アプリを使って曲の最初の部分を流し、すぐにストップします。
回答者が多いほど早押し要素が加わって盛り上がるので、大人数で遊ぶのにおすすめです。
盛り上がるコツは、^車内にいるメンバーの世代に合わせて曲を選ぶことです。^流行の音楽から、その世代にとって青春の思い出の懐かしソングまで、年齢層に合わせた曲を出題するといいでしょう。
車内にいるメンバーの年齢がバラバラな場合は、いろんな世代に流行した曲をかけるなどの配慮も忘れずに。
◇(2)カタカナ禁止ゲーム
カタカナ禁止ゲームのルールは簡単で、^会話する中で、カタカナの単語を口にするのをNGとします。^
普段の会話の中で、意外とカタカナは多く用いられているもの。しかも、例えば食べ物だと「カレー」「スパゲティ」、身の回りのものなら「シャツ」「シートベルト」、流行の曲なら「アイドル」など、日本語に言い換えるのが難しいものも。
ゲームを盛り上げるコツは、^普通に会話を楽しんでいる時に、ふいに「昨日、何食べた?」「最近、好きな曲の名前は?」と、カタカナの言葉が出そうな質問を紛れ込ませることです。^
◇(3)高速しりとり
ドライブは長距離になるほど、会話のネタが尽きて次第に口数が減ってしまうことも……。だんだんと眠気が襲ってくるケースもあるでしょう。^そんな時こそ、スピード感があってその場が盛り上がるゲームがおすすめです。^
そこで試してみてほしいのが、高速しりとり。^ルールは、みんなで手拍子をしながら、下記のようなイメージで、通常より早めにしりとりの回答を行います。^答えを間違えたり、リズムに乗れなかったりした人は負けです。
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【例】
ゴリラ→(パンパン)→ラッパ→(パンパン)→パンダ→(パンパン)
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ゆっくり楽しむしりとりと異なり、高速しりとりはすぐに次の答えを言わないといけないので、ドキドキ・ハラハラを楽しめます。
^ゲームを盛り上げるコツとしては、だんだんと手拍子の速度を上げるといいでしょう。^ただし、運転手は運転に集中する必要があるので、高速しりとりの時はその場を見守ってあげてくださいね。
■ドライブ中にゲームをする時の注意点
^車の走行中は、運転手の集中力が途切れないように、周囲が配慮するのが大切です。^特に高速道路で速度を出している時などは、ゲームを控えた方がいいでしょう。
また、ゲームの出題は特に頭を使うので、^出題者はドライバーよりも助手席や後部座席に座る人が担当した方がいいかもしれません。^特にYouTubeを使うものなど、画面を見る必要があるゲームの出題は、運転手は控えてください。
■盛り上がるゲームで車内を楽しく過ごそう
ドライブ中にもできるゲームは、沈黙が続きがちな車内を盛り上げるのに便利です。より楽しむコツは、相手に合わせてゲームの内容や出題レベルを変えること。
例えば、知り合って日が浅い人に出題する時は、あまりマニアックな問題を出すと困惑されてしまうもの。最初は簡単なゲームで試して、徐々に難易度の高いものを取り入れるといいでしょう。
(みくまゆたん)
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