好き同士で結ばれ、永遠の愛を誓って結婚した夫婦でも、結婚生活を続けているうちに「合わない夫婦」になってしまうことも。
価値観の違いを感じながらも放置していると、どんどん気持ちが離れることになりかねません。
今回は、相性が合わない夫婦の特徴と夫婦仲の改善方法を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
■「合わない夫婦」とは?
「合わない夫婦」とは、^性格や価値観が合わない夫婦^のことをいいます。彼らは金銭感覚や子育ての方針など何かと意見が食い違い、衝突することが多いでしょう。
それぞれ育った環境が違えば、価値観や考え方が異なるのは当たり前ですが、合わない夫婦は特にそれが顕著な傾向にあります。
■「合わない夫婦」の特徴
ここからは、合わない夫婦の一般的な特徴を紹介していきます。自分たちに当てはまっていないかチェックしてみてください。
◇(1)よくけんかする
合わない夫婦は、^性格や価値観の違いから、けんかが多くなりがち^。お互いに相手の気持ちを理解できず、衝突してしまうのです。
また、すれ違いが多くなると、次第に伝え方にも気を使えなくなってしまいます。相手の悪いところばかりが目に付くのも、けんかが増える1つの要因といえるでしょう。
◇(2)会話が少ない
合わない夫婦は、^会話が少ない傾向にあります^。言わなくても分かるだろうという思い込みから、自分の考えや気持ちを言葉に出して伝えることをしない人が多いようです。
コミュニケーションが減ってしまうと、相手の考えを知る機会を失ってしまいます。その結果、より距離が開いてしまうのです。
◇(3)金銭感覚が合わない
金銭感覚の合わない夫婦が生活を共にするのは困難でしょう。どちらか一方が節約を頑張っているのに、もう片方が散財をしていては将来設計ができませんよね。
全く同じ金銭感覚を持つことは難しくても、円満な関係を築いていきたいのなら、^話し合いを重ねてある程度同じ方向を向く必要があります^。
◇(4)感謝を伝えていない
^相手に対する感謝の気持ちを伝えないのも、合わない夫婦の特徴^です。お互いに協力し合うべき生活の中で、相手がするのが当たり前という考えが芽生えているのかもしれません。
また、最初は感謝の気持ちを持っていたものの、時の流れとともに忘れがちになるのはよくあること。今の生活が当たり前だと思うのは危険です。^常に相手を思いやる気持ちを忘れず、感謝は言葉で伝えるようにしましょう^。
◇(5)2人でいると疲れる
合わない夫婦は、^2人でいると疲れてしまい、楽しさを感じられないことが多い^ようです。一緒にいても会話が弾まず、相手の行動がしゃくに障ることもしばしば。
その結果、家にいるのに気が休まらないなんてこともあるでしょう。そんな状況では1人でいる方が楽になってしまいますよね。
◇(6)家事や育児の負担割合が大きく異なる
^家事や育児の負担割合の違いは、合わない夫婦になる原因の1つ^です。
特に夫婦共働きであるにもかかわらず、どちらか一方にタスクが偏った状態では、精神的にも体力的にも限界が訪れます。
このパターンの場合、一方は不満を募らせながらも頑張っているのに、もう一方はその状況に気づいていないケースが多いようです。
◇(7)共通の趣味や話題が少ない
共通の趣味や話題が少ない夫婦は、2人での会話を楽しめず、次第に口数が減ってしまいがち。その結果、^お互いへの興味が薄れて、気持ちが冷めてしまう可能性も^。
この場合は、共通の話題を持つことが大切です。まずは相手が興味のあるものを知ることから始めてみましょう
◇(8)2人で食事する機会が少ない
食事をしながらの会話は、その日の出来事を共有する良い機会ですよね。
2人で「おいしいね」と言い合ったり、食事を用意してもらったことへの感謝を伝えたりと、楽しいひと時を過ごすチャンスでもあります。
しかし、^合わない夫婦は生活リズムの違いなどによって、この時間を確保できていない可能性が高い^でしょう。日常のさりげないコミュニケーションは意外と重要なのです。
◇(9)対等でない
合わない夫婦は、^2人の関係のバランスが崩れている場合もあります^。どちらかがきつい言い方をしたりすぐに怒ったりして、もう一方はそれに従うしかない状況かもしれません。
夫婦間のモラハラもこれにあたり、された側は黙って我慢をしてしまいがち。この状態が長く続く場合は、離婚に至るケースもあるため注意が必要です。
◇(10)性の不一致
^性の不一致も合わない夫婦に見られる傾向の1つ^。これには、体の相性が悪いだけでなく、性に関する価値観が合わないといったことも挙げられます。
スキンシップの1つとしても重要な役割を持つ夜の営みが減ってしまえば、心理的な距離も開いてしまうのかもしれません。
■「合わない夫婦」の行く末は?
合わない夫婦関係を続けていると、^自分の居場所であったはずの家庭に安らげる場所がなくなります^。
仕事が終わっても家に帰るのがおっくうになり、中には浮気に走ってしまう人もいるかもしれません。このまま関係を再構築することができなければ、最終的に離婚につながる可能性も。
また、子どもがいる場合は、^育児の観点からも注意が必要^です。夫婦仲の悪い家庭で育った子は、精神的に不安定になりやすく、問題行動を起こす可能性も考えられます。
冷え切った関係でも夫婦を続けるのか、離婚をするのか、家庭によって方針はさまざまだと思いますが、どちらであっても子どもに与える影響は大きいでしょう。
■「合う夫婦」になる方法
ここまで見てきて「自分たちは合わない夫婦なのかも……」と感じた場合であっても、日々の行動を見直せば改善することができるはず。
ここからは、夫婦仲を良くするための方法を紹介します。
◇(1)2人の時間を増やす
どんなに忙しくても、^2人で過ごす時間を意識的に増やしましょう^。最初はぎこちなさを感じるかもしれませんが、同じ空間で過ごしていれば自然に会話が生まれるはず。
2人で何かをしなくとも、一緒にテレビ番組を見るだけでも良いのです。思わず口に出た感想や意見が会話のきっかけとなり、お互いを知ることができるかもしれません。
少しずつ一緒にいる時間を増やしていきましょう。
◇(2)スキンシップを増やす
良好な夫婦関係を築くには、^スキンシップを増やすのも1つの手^です。出かけた時に手をつないだり、同じ寝室で寝たり、日頃から適度に触れ合うようにして愛情を感じてください。
恥ずかしければ、^お互いにマッサージをするのもおすすめ^です。スキンシップで生まれる安心感は、信頼関係も育むことでしょう。
◇(3)1人の時間を適度に確保する
良い夫婦関係を保つには、^お互いが1人の時間を適度に確保することも大切^です。自分だけの時間は家庭で過ごすのとはまた違った楽しみ方があり、気持ちもリフレッシュできますよね。
夫婦だからといって常に一緒にいる必要はなく、それぞれに自由な時間を設けることが、お互いの心のゆとりにもつながるのです。
◇(4)意見を言い合う
合う夫婦になるためには、^お互いが意見を言い合うことも重要なポイント^。相手が何を考えているかが分からずに悩んでいたのであればなおさら、我慢せず素直な気持ちを伝えましょう。
この時に心掛けたいのが、^一方的にならないようにすること^です。
夫婦仲を改善したい気持ちと自分の要望を冷静に伝えながら、相手の意見にも耳を傾けてください。お互いが気持ち良く過ごせるように歩み寄ることが大切ですよ。
◇(5)感謝の気持ちを大事にする
関係を再構築する上で感謝の言葉は欠かせません。
まずは夫婦間で当たり前になっていることに目を向けてみましょう。その上で、家事・育児など相手が率先してやってくれていることがあるなら、^きちんと「ありがとう」と言葉で伝えてください^。
きっと言った側も言われた側も温かい気持ちになり、穏やかな空気が流れるはずです。
■「合わない夫婦」はお互いが歩み寄る姿勢が大事!
愛し合って結婚した夫婦でも、いつの間にかすれ違うことが多くなってしまったと感じている人は少なくありません。
しかし、合わない夫婦の特徴を知って行動を起こすことで、2人の関係性を改善することはできるはず。
いつまでも仲の良い夫婦でいるために、本記事で紹介した方法をぜひ試してみてくださいね。
(#Lily_magazin)
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