長野県の南部、伊那谷のほぼ中央に位置する飯島町(いいじままち)は、東に南アルプス、西に中央アルプスを望む自然豊かな「ふたつのアルプスが見えるまち」。
ダイナミックな景観においしい水! 長野県飯島町の住みやすさとは? 移住者が提供するふるさと納税返礼品も
ふたつのアルプスがつくり出す美しい景観のほか、中央アルプスを源に流れる与田切川(よだぎりがわ)が深い渓谷をつくって流れ下り、初夏の新緑、秋の紅葉と季節感あふれる渓谷の自然美を訪れた人々のまぶたに焼きつけます。また、春には千人塚公園、与田切公園の桜も楽しむことができます。
典型的な内陸型気候で四季がはっきりとしており、移り行く季節を楽しめるのも魅力の一つです。
そんな飯島町では、ふるさと納税の寄附金を4つの目的と1つの具体的なプロジェクトに充てており、今回はその中から具体的なプロジェクトとして設定された「『ひなどり奨学基金』応援プロジェクト」を紹介します。
町内高校生の“進学したい”という夢を応援するため設立されたNPO法人ひなどり奨学基金が行う奨学制度を支援する取り組みとは、一体どのようなものなのでしょうか。
本稿では、マイナビふるさと納税担当者が注目する寄附金の使い道について紹介していきます。
今回は、「『ひなどり奨学基金』応援プロジェクト」という飯島町のふるさと納税寄附金の使い道について詳しく調べてみました!
飯島町のふるさと納税寄附金の使い道「『ひなどり奨学基金』応援プロジェクト」について
・対象年度：令和5年度
・対象使途：ひなどり奨学基金応援プロジェクト
・対象事業：活性化推進事業(ひなどり奨学基金補助金)
・その事業に費やした総費用：251万円
・総費用のうち寄附金活用額：251万円
飯島町内在住の高校生に対し、受験のために要する諸費用(受験料・入学金・交通費など)の一部支援をする「ひなどり奨学基金」へ補助金を交付し、活動を支援する「『ひなどり奨学基金』応援プロジェクト」。
NPO法人ひなどり奨学基金の理念に賛同し、「ふるさと納税でいただいた寄附金を活用してこの活動を補助していきたい」との想いから始まった事業です。
ひなどり奨学基金は、経済的な理由で進学に困っている町内の高校生を支援するため、2019年に設立されたNPO法人。町内には高等教育機関がなく、進学時には大きな費用が掛かるため、入学前給付を行うほか、奨学生が町内のボランティア活動に携わることで返済金を減免するという、全国でも珍しい仕組みを整備しました。
「まちのすべての子どもたちに夢を諦めないでほしい。そして故郷飯島町への想いを育んでほしい」という基金の支援のため、ふるさと納税寄附金を活用しているとのこと。
この活動により、多数の高校生が夢をかなえるための一歩を踏み出すことができたそうです。
事業者からの声
「ひなどり奨学基金」では、まちの高校生の進学を支援しています。当町に高等教育機関がないため、進学する子どもたちはまちを離れていきます。しかし、「ひなどり応援基金」では、奨学金の給付条件として、義務的活動と位置づけた町内でのボランティア活動や、後輩たちに向けたキャリア支援、その他定期的な学生生活の活動報告を行うことで、返還が免除されます。
進学の夢をかなえること、まちを離れても繋がり続けることを両立し、そして支援を受けた子どもたちがいつかまちへと戻り、今度は親鳥として、新たな子どもたちの夢を支える、そんな理念のもと活動しています。
自治体からのメッセージ
ふるさと納税を通じ、広く長野県飯島町を知っていただきたいと考えております。当町にふるさと納税をしようと考えてくださる方に、夢に向かって羽ばたいていく子どもたちと町を繋ぐ「ひなどり奨学基金」を知っていただき、ぜひ応援していただけるとうれしいです。
隠れた名品! 飯島町のふるさと納税返礼品について
地元の人たちの手作り! まちの伝統の味を楽しめる「おやき」や、まちならではの味を堪能できる詰め合わせを紹介します。
おやき
・提供事業者：株式会社ふるさとの味いいじま
・長野県上伊那郡飯島町本郷2406-192
・内容量：5種×2袋
・寄附金額：1万円
地元で栽培された野菜をたっぷり使い、昔ながらのこだわりレシピでまごころ込めて作られた「おやき」です。子どもから大人まで幅広い世代に愛される、ふるさとの味を存分に味わえます。
まめっ子 ふるさと便
・提供事業者：いつわ農産加工 まめっ子事務局
・長野県上伊那郡飯島町飯島2569-1
・内容量：五平餅、ブルーベリーソース、漬物、味噌、ジュース
・寄附金額：1万5,000円
「飯島町農村女性グループ連絡協議会」の人たちが作った加工品の詰め合わせ。地元農産物などを使い、安心・安全を心がけて作られています。飯島町のどこか懐かしく、素朴な味わいを楽しめるセットです。
今回は長野県飯島町のふるさと納税寄附金の使い道「『ひなどり奨学基金』応援プロジェクト」と、隠れた名品の返礼品を紹介しました。子どもたちの夢を応援し、地元への想いを育んでほしいとの想いが込められた事業です。返礼品は、どちらもまちならではの味を楽しめます。懐かしい気持ちにさせてくれる逸品を、家族みんなで味わえます。ぜひ一度チェックしてみてください。
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