「ギンギラギンにさりげなく」は無理じゃね? タイトルの面白い歌謡曲10選
『ギンギラギンにさりげなく』は近藤真彦さんの大ヒット曲ですが、よく考えると、「ギンギラギン」で「さりげなく」というのは「かなりの無理筋」じゃないかと思いませんか。昔の歌謡曲にはこのような面白いタイトルの楽曲が多いのです。
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タイトルの面白い昔の楽曲を集めてみました。
●『アキラのジーンときちゃうぜ』小林旭
それはあんたの気持ちじゃないかと思わず突っ込んでしまいますよね(笑)。マイトガイと呼ばれた小林旭さんには『泣かせる夜だぜ』『つらい恋だぜ』『俺が憎けりゃうらみなよ』などカッコいいタイトルの曲がたくさんあります。
●『小指の思い出』伊東ゆかり
男性に昨晩小指をかまれた女性の心情を歌った楽曲です。ちょっとエロチックな楽曲ですが、最近はこういうタイトルはとんと見なくなりましたよね。
●『後から前から』畑中葉子
現在では絶対ないだろうと思われるようなタイトルですが、昭和の時代はありでした。畑中葉子さんには、平尾昌晃さんとのデュエット曲『カナダからの手紙』という大ヒットがあります。
●『金太の大冒険』つボイノリオ
「金太、負けるな」が連呼される、名古屋では知らない人はいないといわれる恐るべき楽曲。1975年に初登場したときから現在に至るまで、世代を超えて愛されています(?)。作詞作曲のつボイノリオ先生は、名古屋を中心にカリスマ的人気を誇るDJです。
●『熟女B』五月みどり
若い世代にはさっぱり分からないと思いますが、中森明菜さんに『少女A』という大ヒット曲がありまして、それに対応したタイトルなわけです。
●『なぜか埼玉』さいたまんぞう
1980年に発表された楽曲で、タモリさんの『オールナイトニッポン』の番組内で紹介されてから有名になりました。ちなみに、井上陽水さんには『なぜか上海』という楽曲があります。
●『時には娼婦のように』黒沢年男
作詞はなかにし礼大先生なのですが、 脚を広げてうんぬんなどの歌詞が大変にエロく、なぜこのような内容の楽曲が大ヒットしたのか、今となっては不思議に思えるほどです。タイトルもそのままですごいです。
●『長崎は今日も雨だった』内山田洋とクールファイブ
一度聞いたら忘れられないタイトルの楽曲ですが、この曲のおかげで「長崎は雨が多い」というイメージが定着したそうです。ちなみに、この曲が大ヒットした1969年前後、長崎は水不足で困っていたそうです(笑)。
●『A面で恋をして』ナイアガラ・トライアングル
若い世代には「A面って何!?」と思われてしまうでしょうね。音楽が「レコード」で発売されていた時代には「A面」と「B面」があって、再生するたびにひっくり返さないといけなかったのです。「A面で恋をして」、B面ではどうなるのでしょうね!?
●『天下を取る』石原裕次郎
銀幕のスターだった石原裕次郎さんが1960年に発表したシングルレコードの楽曲。ちなみにB面は『豪傑節』。確かに豪傑らしい楽曲タイトルであります。最近はこういう楽曲が似合うスターがいないのでちょっと寂しいですね。
いかがでしたか。実は面白い歌謡曲のタイトルはまだまだありまして。例えば、夜の帝王といわれた梅宮辰夫さんの『番長ブルース』、美空ひばりさんの『ペンキ塗りたて』など、なぜこのタイトル!? なんて楽曲が山のようにあります。
今回はこのあたりでおしまいでございますが、もし興味が湧きましたらぜひ捜してみてください!
(高橋モータース@dcp)
※この記事は2015年01月25日に公開されたものです