外見についていじめられていた記憶がふとした瞬間にフラッシュバックしてつらい……
何気なく生活している中でも悩みは尽きないもの。知人・友人だからこそ相談できる悩みもあれば、相談しづらい悩みもありますよね。そんな時に。LINEのお悩み相談「LINEトークケア」で人気・信頼の高い心理学やカウンセリングのプロにアドバイスをもらいました。今回お話を伺ったのは心理カウンセラー 吉見マサノヴさんです。
今回のお悩み相談
いじめられた記憶が心に深く残ってしまい、身動きがとれなくなってしまいます。
学生時代、いじめられました。ふとした瞬間にいじめられた記憶が脳裏によぎります。特に外見について誹謗中傷を受けたことが深く心に残っています。面と向かって顔を否定されるのがつらいことなのだと知りました。 乗り越えて手放せるようになりたいと思う反面、いま振り返っても理不尽なことだったという想いがつのり、身動きがとれなくなってしまいます。(27歳・小売店)
心理カウンセラー 吉見マサノヴさんの見解は?
嫌な記憶は忘れにくいけれど、「感情のコントロール」でつらさを軽減できるかもしれません。
嫌な記憶が脳裏によぎる「ふとした瞬間」の感情をコントロールすることによって、そのつらさを軽減できるかもしれません。
忘れることのできない嫌な出来事は、たいてい映像として記憶されているはずです。その映像が始まったら、すぐに脳内でCMを流してみましょう。CMソングが流れている15秒程度のCMがオススメです。
さらに嫌な記憶は、怒りなどの感情とも結びついているため、忘れにくいという特徴もあります。怒りのピークは6秒といわれているため、つらい映像の合間に15秒のCMを流すことで、嫌な記憶を思い出す「ふとした瞬間」をやり過ごすことができます。
嫌な記憶というのは、再び同様のことが起こった際にすぐ回避できるように、忘れようと思えば思うほど深く記憶に刻まれるという特徴があります。よって、記憶に対して「忘れる」や「向き合う」よりも、「思い出さない」工夫をしてみてはいかがでしょうか。
思い出さないことによって、記憶と感情のつながりが少しずつ弱くなり、いつかきっとその記憶を乗り越えて手放せる日がやってくると思います。
ちなみに私は嫌な記憶がよみがえると、すかさずタケモトピアノのCMを流すようにしています。
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今回教えてくれたのは……
心理カウンセラー 吉見マサノヴさん
公認心理師、看護師、精神保健福祉士、キャリアコンサルタント、専門学校講師、作家として幅広く活躍中。心理学をベースにした独特な観点と切り口で、多くの人を魅了している。
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