自分の容姿が大嫌い! 写真や動画は絶対NG、なぐさめは同情だと疑ってしまう……
何気なく生活している中でも悩みは尽きないもの。知人・友人だからこそ相談できる悩みもあれば、相談しづらい悩みもありますよね。そんな時に。LINEのお悩み相談「LINEトークケア」で人気・信頼の高い心理学やカウンセリングのプロにアドバイスをもらいました。今回お話を伺ったのは心理カウンセラー 吉見マサノヴさんです。
今回のお悩み相談
自分自身の容姿が嫌いで、年々考えがひどくなるばかりです
自分自身の容姿がとにかく嫌いで仕方ありません。写真や動画も苦手で、まったく写らないようにしています。
毎日何をしていても自分の顔が気持ち悪すぎて、他人から必要以上に見られたり、笑われているんじゃないかと不安で、そればかりを考えてしまいます。年を重ねるにつれて、この考えはどんどんひどくなるばかりです。
家族や友人がなぐさめてくれてもまったく耳に入らず、むしろ「不細工で可哀想」と同情されているのでは……と疑ってしまうほどです。母にはこの話になると「堂々めぐりだから聞きたくない」とさじを投げられました。家族仲も悪くなり、外で人と関わるのも怖くなり、生活に支障が出てきています。どうしたらよいのでしょうか。もうわかりません。(25歳/総合職)
心理カウンセラー 吉見マサノヴさんの見解は?
不安のレベルを下げるために、まずは「心の余裕」を確保して
自己嫌悪と、それに伴う猜疑心が強くなっている状況にあるのですね。
「見られているのでは」「笑われているのでは」「同情されているのでは」といった不安から生じる猜疑心には、①もしかしてそうかも ②きっと違いない ③絶対そうだ という3つのレベルがあり、レベルが上がるほど確信の程度が強くなります。
相談者さんの状況を考えると「絶対そうだ」レベルが多いように感じます。「絶対そうだ」と確信することで、どんな推測であってもその人にとっては現実となり、心理的な視野がせまくなっていきます。
よってこの状況では、まず「心の余裕の確保」が必要です。
容姿というのは人によって評価が異なるので、何が推測で何が現実か判別しにくいですが、「もしかして見られているかも」「きっと笑われているに違いない」「絶対同情されている」というように、あらゆる猜疑心を3つのレベルに分けて考え直すことで、少しずつ心の余裕が生まれてきます。
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今回教えてくれたのは……
心理カウンセラー 吉見マサノヴさん
公認心理師、看護師、精神保健福祉士、キャリアコンサルタント、専門学校講師、作家として幅広く活躍中。心理学をベースにした独特な観点と切り口で、多くの人を魅了している。
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