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“もしかして更年期?”お母さんへの寄り添い方。 娘や周囲ができるサポートとケア

「最近、お母さんの様子が違うかも?」そう感じたことはありませんか? のぼせやほてり、滝汗、そしてイライラや落ち込み……それは更年期※1のサインかもしれません。とはいえ、どんなサポートができるのか、と迷うこともあるのではないでしょうか。

この記事では、元AKB48で現在はマルチに活躍する岡部麟さんと、産婦人科医の小川真里子先生と一緒に、「更年期を迎えるお母さんへの寄り添い方」を考えていきましょう。

※1:更年期障害とは? | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修

更年期世代との寄り添い方、どうしてる?

女性の健康推進について考えるウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員会主催のイベント『わたしたちのヘルシー~心とからだの話をはじめようin Mar.2025』では、2025年3月7日よりスペシャル動画を配信中。

『女性の健康週間(3月1日~8日)』と『国際女性デー(3月8日)』に合わせて開催された、同イベントでは、女性の心と身体の健康に寄り添う医療ヘルスケアの専門家とゲストが、さまざまなテーマに関する悩みとその解消法について話し合いました!

今回のテーマは、「更年期を迎えるお母さんにできる娘や周囲の心づかい! リアル相談2選」。50代のお母さんがいる岡部さんと小川真里子先生に、更年期世代の女性とのコミュニケーションについて聞いていきます。

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症状は200種類以上。のぼせ・ほてり・ホットフラッシュとは?

はじめに、“更年期”とは、一般的に閉経前後の約10年間のこと。日本人の平均閉経年齢は50歳~52歳くらいといわれており、個人差があるものの40代後半から生理不順になって更年期に入るそうです。

小川先生:代表的な更年期症状としては、ホットフラッシュ※2(のぼせ、ほてり)、頭部や顔面に生じる滝のような汗、寝汗があります。 他にも、イライラ・落ち込みといったメンタル面の不調、不眠、頻尿など、さまざまな症状が女性を悩ませます。その数は200種類以上あるといわれ、個人差が大きいのも特徴です。今回は、40代後半〜50代女性のお悩みに答えていきます。

※2:ホットフラッシュ | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修

岡部さん:私の母も50代です。今振り返ると、「あの時のお母さんの言動は、更年期によるものだったのかな?」と思い当たることも。女性にとっては避けられないテーマですし、自分の将来のためにもしっかり学びたいです。

経済産業省が試算した更年期症状や婦人科ガンといった、女性特有の健康課題で社会全体に及ぼす経済損失は、3.4 兆円に上るといわれています。日本の労働人口における女性の割合は44%、 女性の健康課題によりパフォーマンスが約30%低下する日が年間50日以上あるという試算となります。

岡部さん:かなりの大損失なんですね。

小川先生:働く女性が増えてきたことで、経済損失といった数字に反映され、注目を集めるようになりました。今後は社会全体で更年期の症状について、理解を深めていく必要があると思っています。

やさしい声かけ、リラックスできる一人時間を

1つ目のお悩みは、「更年期に悩むお母さんにどう接したらいいのかわからない。娘や周囲ができることは?」というもの。家族ができるよいサポートはあるのでしょうか?

小川先生:更年期世代のお母さんがいる家族は、ストレートに“更年期”という言葉を使わないでほしいですね。「調子が悪いのかな」、「ホルモンバランスの揺らぎによる症状かも」と声をかけてもらえるとうれしいです。

社会や家庭のなかで、お母さん世代って役割がたくさんありますよね。職場での立場や親の介護、思春期の子どもがいたり、逆に子どもが巣立って寂しさを感じたり……。自分の時間がない、一人になれる場所がないなど、ストレスが溜まりやすい時期なんです。

岡部さん:すごくわかります。うちは父が単身赴任だったので、母が一人で家のことをほぼやっていて。母が40代くらいの頃、夕食中にお笑い番組を見ていたのですが、とても面白かったのに、なぜか母だけ怒っちゃって。もしかしたら、更年期症状のひとつだったのかもしれないですね。先生の話を聞いて、母に申し訳ない気持ちになりました。

小川先生:「更年期症状かな?」と思ったら、お母さんがリラックスできる時間を持てるように、「家事を分担するなど、家族でフォローしましょう。また、娘さんが「一緒に婦人科に行ってみない?」と受診を促すのもおすすめです。

治療法はこんなにも。我慢せずに早めの受診を

小川先生:更年期症状については、自覚のある方、自覚のない方、自覚はあっても受診していない方、治療※3できることを知らない方と、様々な方がいらっしゃいます。「こんなことで、受診していいのかしら?」と悩んでいる方も、多いと思います。

※3:
早めの相談がカギ 更年期に多い症状と病気 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修
更年期を心地よく過ごすために知っておきたいこと(更年期の基礎知識)
正しい知識で選ぶ!更年期を健やかに過ごす治療法(更年期の治療法)
毎日の生活から改善!更年期のセルフケアとは(更年期のセルフケア)

更年期症状で病院を受診した場合、どのような治療があるのでしょうか?小川先生にうかがいます。

小川先生:治療方法は主に生活習慣の改善やサプリメント、漢方薬、女性ホルモン補充療法などがあり、ご本人と相談しながら決めていきます。気持ちの浮き沈みがつらい場合は、専門の医師を紹介することも。いずれにしても、我慢せずに早めの受診が大切です。

岡部さん:日常生活で、ケアできることはありますか?

小川先生:やはり食事と運動ですね。おすすめの食材は納豆。納豆に含まれる大豆イソフラボンが、更年期症状の緩和につながるとも言われています。納豆が苦手であれば、豆腐などほかの大豆製品でも大丈夫ですよ。また、ある程度運動習慣があった方が更年期の症状が軽いというデータもあります。そして、リラックスする時間を持つことも大事です。お母さん世代の方は、自分の時間が取りにくいことが多いので、家族が「休んできたら?」と声をかけてあげてくださいね。

滝汗や寝汗、つらい症状を和らげるには?

2つ目の相談は、「最近、お母さんの汗が増えました。解決方法は?」というもの。小川先生ものぼせ・ほてりといったホットフラッシュ、滝汗、寝汗についての相談をよく受けるといいます。

小川先生:夜中にほてりを感じて目を覚ましたり、室内の温度設定で家族と揉めたり、滝のように汗が出てメイクが崩れたり……。他にも、女性ホルモンの分泌が減る更年期は、抜け毛など、髪のボリュームが減り、更に頭皮の汗によって髪型が決まらない、というお悩みもよく聞きます。

岡部さん:メイクが崩れる、髪型が決まらない、女性としては大きな悩みですよね。でも、美容の悩みと考えて、「婦人科を受診しよう」とは思わないかも。

娘から贈る、セルフケアアイテムのすすめ

小川先生:そのような悩みの原因となる症状をケアするアイテムを、“お母さんへのプレゼント”として渡すのもいいですね。最近は小型の扇風機や、首元を冷却するネッククーラーなど、機能的で涼しいインナーや汗を抑えるパウダーもありますよね。娘さんから「私も使っているから」と渡せば、お母さんも使いやすいのではないかなと。

岡部さん:それは、喜んでもらえそう。 汗を抑えたり、メイクを固めるスプレーもありますよね。周りからのサポートも大事なんですね。

小川先生:ホットフラッシュで夜中に目が覚め、寝不足になる方もいらっしゃいます。「少し横になったら」という一言や、周囲のちょっとした心づかいもとても大切です。

岡部さん:私を含めた娘世代や周りの人たちが温かい言葉をかけるだけでも、お母さんの気持ちは変わりますよね。もっと世の中に、更年期の知識や理解が広まるといいですね。

小川先生:多くの女性は更年期症状を経験します。みなさんにも、ぜひ自分事として捉えていただきたいですね。社会全体で正しい理解と、サポートの輪を広げていきましょう。

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登壇者プロフィール

小川真里子先生
福島県立医科大学 ふくしま子ども・女性医療支援センター 特任教授
日本女性医学学会 女性ヘルスケア専門医、日本産科婦人科学会産婦人科専門医などの資格を持ち、更年期やPMS(月経前症候群)などの診療にあたる。更年期医学と女性心身医学を専門とし、多くの女性のホルモンにかかわる悩みに対応している。各種メディアを通じ、更年期症状との向き合い方について発信している。

岡部麟さん
1996年11月7日生まれ。茨城県出身。AKB48の元メンバーで、愛称は“りんりん”。昨年4月にAKB48を卒業し、1st写真集『Escargot(エスカルゴ)』の発売、舞台『鋼の錬金術師―それぞれの戦場(いくさば)―』に出演するなど、マルチに活躍している。毎週金曜19時~放送の『ABEMA BOATRACE COLORS クロクルパレット』 にレギュラー出演中。

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ウィメンズ・ヘルス・アクションとは?

ウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員会では、国や自治体、医療・教育の現場や職場・家庭・地域などが連携し、現代日本における女性の健康推進の必要性とその課題について考えるための取組みを行っています。

女性は、思春期、妊娠・出産期、更年期、老年期と生涯を通じて、ホルモンバランスが大きく変動し、また、結婚や育児などのライフステージによっても、心と体に男性とは異なる様々な変化が現れます。女性ホルモンの変動に伴い、月経不順や月経痛、月経前症候群(PMS)、不眠やうつなどQOL(生活の質)の低下を伴う心身の失調を起こしやすい特徴があります。女性の健康リスクを低減させることは、人生各期における女性の自己実現と社会参加を促進し、日本全体の経済発展と活力増進を促す力となります。今、様々な場所で思春期や妊娠・出産期、更年期などのライフステージに応じた女性の健康推進サポート強化の動きが生まれています。

『心とからだの話をはじめるメディア』わたしたちのヘルシー

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