彼女たちが輝いて見える理由とは Vol.3 元CA 清水裕美子さん
女性が活躍する時代。仕事や趣味に没頭するときも、いつだって「ひとりの女性として輝きたい」と思う方も多いはず。
本連載は、そんな毎日をがんばる女性を応援するロート製薬「デオコ®」ブランドの提供でお送りする、輝く女性に密着した連載企画です。
第3回目は、CA流美容コンサルタントとして活躍中の清水裕美子さんにお話を伺いました。
清水さんの前職はCA(客室乗務員)。2007年、大学卒業後にJAL(日本航空)に入社し、CAとして約5年にわたって勤務しました。国内線勤務を経て、国際線ビジネスクラスからファーストクラスまで担当した経験を持ちます。
その後、CA流美容コンサルタントに転身した清水さんが、CA時代から仕事中に大切にしていることとは……?
――CA流美容コンサルタントとは、どういった仕事なのでしょうか?
時差や不規則な生活習慣、機内の乾燥など、過酷な環境の中でCAがキレイを保つために実践している美容法を、誰でも取り入れられるように体系化して発信することがCA流美容コンサルタントの主な仕事です。CAが発信する情報メディア「CAメディア」を立ち上げ、今では美容だけに留まらず、トラベルやグルメまで、世界中を飛び回る約1,000人ものCAが持つ有益な情報をご紹介しています。また、そこから派生し、企業さまのブランディングやSNS運用を手がけるようにもなりました。
――仕事内容は多岐にわたるんですね。どうして、CA流美容コンサルタントになろうと思ったのでしょうか?
CAが実践している美容法を世の中に発信したいと思ったのがきっかけです。というのも、私は思春期からニキビがひどくて、もともと肌に強いコンプレックスを抱いていました。皮膚科にも通っていましたが、肌に良いといわれる「規則正しい生活」「十分な睡眠」「栄養バランスの取れた食事」をCAが実践するには、労働環境的に厳しいものがあります。何とかJALに入社できてCAになれたものの、待ち受ける過酷な環境を前にして、「私の肌はどうなってしまうんだろう」と恐怖を感じていました。
しかし、先輩CAの方々は肌がキレイな人ばかり。不思議に思ってCAたちのキレイの秘密を観察・分析しながら真似をするようになったのですが、すると、ひどかったニキビや手湿疹がすっかり良くなったんです。結局5年間で5,000人ほどのCAを観察・分析していましたが、退職すると身近にあふれていた情報がぱったり途絶えてしまって、いかに貴重なものであったかに気づきました。ブログを通じ、これまでに得た情報を発信し始めると数か月で評判となり、書籍の出版や「CAメディア」の設立にもつながっていきました。
――ご自身の経験が大きかったようですが、具体的にどのようなケアがニキビや手湿疹に効果的だったのでしょうか?
私は「埋め合わせケア」と呼んでいるのですが、CAの生活習慣を取り入れたところ、だんだんと改善していきました。CAは何かを我慢することは少なく、豪快に食べたり飲んだりする傾向にあるのですが、その分、野菜をたくさん摂ったり、身体を動かして新陳代謝を高めたりして、肌に良いことのほうが相対的に勝るように工夫しています。スキンケアについても同様で、メイクしている時間が長いにもかかわらず肌がキレイなのは、朝晩しっかりと保湿や角質ケアをしているからでした。先輩たちの真似をして、埋め合わせケアをがんばるようになってから治っていきましたね。
――埋め合わせケアはあくまで一例かと思いますが、こういったCAならではの情報が世の中の人に喜ばれたんですね。現在、CA流美容コンサルタントとして執筆したりセミナーに登壇したりする中で、心がけていることはありますか?
情報を受け取ってくださる方々は毎日忙しいと思いますので、無理なく習慣化できるように、取り入れ方や使い方まで落とし込んで伝えるように心がけています。あと、CAにとっては当たり前になりすぎてあまり意識していないことをヒアリングして探り出し、ご紹介するようにしていますね。
――元CAでCAのネットワークを持つ清水さんだからこそできる取り組みですよね。CAとCA流美容コンサルタントは「人に見られる機会が多く、気配りが求められる」という点で似ているように思いますが、何か共通点はありますか?
どちらも第一印象が大事です。CAになったばかりの頃に「おしゃれと身だしなみは違う」と教えられたのですが、前者が自分目線である一方、後者には他者目線が求められます。「一歩引いて俯瞰で見る」というのはCA時代から大切にしていて、CA流美容コンサルタントとしての情報発信では全方位に配慮していますし、企業さまのブランディングやSNS運用にも活きているのを実感します。
――CA時代には、お客さまが安心して寛げるようにサービスしたり、ときには保安要員として重要な役割を担ったりしていたと思います。「一歩引いて俯瞰で見る」視点は、CAとして働くうえで必要なものだったのでしょうか?
必要でしたね。目の前のお客さまに集中しすぎてしまったために他のお客さまにご迷惑をおかけしてはいけませんから、お一人おひとりにアイコンタクトを送るなどして常に視野を広げていましたし、危険を予測しながら咄嗟の揺れにも安全を確保できるようにシミュレーションを怠りませんでした。また、「ギャレー(厨房設備)を出たら女優であれ」「真顔はない」と叩き込まれていましたので、お客さまに与える印象を念頭に置き、表情や姿勢、所作にはすごく気を配っていましたね。
――先ほども「おしゃれと身だしなみは違う」と仰っていましたよね。他者目線が求められる中、身だしなみにおいてCA時代に特に気を付けていたことはありますか?
ニオイケアですね。機内は限られた空間ですので、どうしてもお客さまと距離が近くなるケースが少なくありません。例えば、腕を上げて手荷物収納の棚を閉めるときには脇汗が気になるため、汗が染みない下着を着用したり制汗クリームを塗ったりしていました。他にも、足のニオイを防ぐため、パンプスの中に防臭シートを敷いたり、社内の生協で買った5本指ストッキングを履いたりしていましたね。マウスウォッシュやフロスを活用して口臭ケアも徹底していましたし、ニオイケアはマニュアルにも記載されていたので、とても敏感でした。
――お話を伺ってきて、CAの仕事はとても難しいものだったと感じますが、5年間続けられた要因は何だったのでしょうか?
普段は出会えないようなお客さまに接することができるのが魅力で、素敵な立ち振る舞いが垣間見えると「私も見習いたい」と日々勉強になっていました。学んだマナーに関することも「CAメディア」で取り上げています。
――今後の展望についてもお聞かせください。CA流美容コンサルタントとして目指したい姿や目標はありますか?
今年の9月にCAのための起業塾をスタートしました。私自身、仕事と家庭の両立を試行錯誤している最中ですが、かねてから「CAメディア」の会員さんから「退職したけど、子育て中で働きに出られない」「何の仕事ができるかわからない」といった声が多数届いていて。実は、CAのスキルは数値化しにくいため、他の仕事に直結しづらく、セカンドキャリアに向けて苦しむ人が後を絶たない状況なんです。まずはCAのための起業塾を通して、より良い働き方を見つけられるサポートを提供しつつ、ゆくゆくは女性が自分のペースで輝ける社会作りに貢献していきたいと考えています。
――ちなみに、CAの頃から身だしなみに気を配っていたとのことですが、今もその習慣は変わらないのでしょうか?
もちろんです。どんなに疲れていても、寝る前には必ずお風呂に入って身体を洗うようにしていますし、ヘアケアも入念に行うようにしています。ニオイケアを手抜くと、清潔感は一気に損なわれてしまいますから。
清潔感が重要!航空業界のプロが試しているニオイケアは……
今回、CAとして働く女性100名にアンケートを実施! 清水さんも気にしていた身だしなみの“ニオイ”について、悩んでいる人が9割近くいるという結果でした。
では、ニオイが気になるタイミングはどんなときなのでしょうか?
最も多かったのは「通勤直後」でした。制服に着替えてこれから機内に乗り込もうというときに、汗や体のニオイが気になっては仕事に集中できませんよね。
CAは香水をはじめ、ニオイがきつい制汗剤や整髪料の使用は禁止されています。「デオコ®」のようにニオイを吸着しながらもやさしい香りが持続するアイテムは、長いフライトにもぴったりだと思います。
デオコ®は、毎日をがんばる女性のブランドです
清水さんのように女性が活躍する今、お仕事をするときもいつだって、ひとりの女性として輝いてほしい。ロート製薬から発売している「デオコ®」ブランドは、毎日をがんばる女性を応援します。
提供:ロート製薬