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選手の個性が豊かすぎ! 推し要素が多すぎる「ボートレース」の世界 #PM6時の偏愛図鑑・特別編

定時後、PM6:00。お仕事マインドを切り替えて、大好きなあの映画、あの舞台、あのドラマを観る時間が実は一番幸せかもしれない。さまざまな人が偏愛たっぷりに、働く女性に楽しんでほしいエンタメ作品を紹介する連載です。今回はその特別編としてライターのつるたちかこさんが「ボートレース」への偏愛を綴ります。

「ブウォ〜ン!!」と、心臓に響くような爆音を鳴らしながら、時速80キロ超の猛スピードで駆け抜けていくボート。初めて見たあの日から、私はその魅力にのめり込んでいったのです。

ボートレース戸田

大学卒業後に岩手から上京した私は、3年も経つと心も体もほとほと疲れていました。その頃に出会ったのが、「ボートレース」です。目の前を命懸けで駆け抜けていくボートを見つめながら「私ももっと頑張らないといけない!」と奮起し、今の今までやってこれました。ありがとう、ボートレース!

知るきっかけとなったのは、約10年前に旦那と行った「ボートレース江戸川」。隣で観戦していたおじちゃんに「おねえちゃん! 今のは3だったよなぁ〜」と話しかけられたり、外れた舟券を発狂しながら破り捨てる人がいたり、感傷に浸る暇なくレースがどんどん続いていったり、おいしいモツ煮込みがあったり……。私の知らない世界が広がっていたのです。

「女性のボートレーサーもいるんだよ」
「マークカードはこうして、ああして、こうして……」
「締切は5分後だから、早めに買ってね」

などなど色々と教えてもらううちに、気がついたらボートレースの魅力の虜になっていきました。

ボートレースでの推し活は、アイドルを推す感覚と同じ

ボートレースというと、「おじちゃんの賭け事でしょう?」なんて思われがちですが、ボートレースの魅力は賭け事だけでなく、「選手たちが個性豊かで、かっこいい」「推し要素が盛りだくさんで“推しゴト”としての魅力も満載」ということを伝えたい。むしろ私の場合、儲けようとしていません!(笑)スポーツとしてのボートレースをメインで楽しむ「ついで」にお金を賭けています。

その感覚は、アイドルグッズを買ったりするような感じに近いかもしれません。ライブに行って

・あー楽しかった!
・今日のセトリ、私好みだった!
・新曲をどこよりもはやく聞けた!最高!!
と、思うのと同じように、

ボートレースを見て

・あー楽しかった!
・今日のレースは興奮したなぁ〜
・〇〇選手のまくり最高だったぜ!
・ついでにお金も戻ってきた!!!!!!!

と、なるんです。

好きな選手を応援する楽しさに加えて、舟券を購入することでたまにお金が戻ってくることがある! というのがボートレースの魅力なんだと声を大に伝えさせてください。

ボートレーサーは約1,600人! 個性豊かなレーサーたちは、たちまち「推し」に

そんな私のボートレーサーへの偏愛……を語る前に、ボートレースについて簡単にご紹介。

まず2023年4月時点で約1,600人のボートレーサーが選手登録されていますが、年齢は17歳から76歳までと幅広く、孫とおじいちゃんくらい年齢の離れたレーサーが一緒のレースを走る……なんてこともあります。そのうち約15%が女子選手。元水球選手の倉持莉々選手や、ウェイトリフティング日本一に輝いたことがある守屋美穂選手など、スポーツ界で活躍した後にボートレーサーになった人も。他にも双子姉妹レーサーや“グレートマザー”と呼ばれるママさんレーサーなど、さまざまな経歴を持つ選手たちが活躍しています。

そんなボートレーサーたちは、国内にある24カ所のボートレース場で365日、どこかのレース場で必ずレースを繰り広げています。ボートレーサーはレース場近くの18からなる支部に振り分けられているので、所属別で応援してみたり、はたまたその人の出身地で応援してみたり……甲子園的要素で楽しめるところも魅力です。

さらに、さらに! ボートレーサーの平均年収はなんと1,700万円! 現役選手の生涯獲得賞金のトップは、松井繁選手の約40億円と、どえらいことになっています。宝くじを4回当てるくらいの賞金を稼いでいる選手がいると思うと、すごい競技ですよね。

ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、ここからは私の独断と偏見で好きな選手を語らせていただきます。

生き様は「顔」に出る! 勝負強さと優しさがにじむ 毒島誠(ぶすじままこと)選手

ボートレース戸田

写真提供:マクール

ボートレース戸田

写真提供:マクール

一人目は、群馬支部に所属する毒島誠選手。これまでにボートレースの最高峰レースSGで7度も優勝している実力派のボートレーサーです。

苗字からめちゃくちゃ強そうなオーラが漂っているのですが、名前の「誠」にあるようにめっちゃ誠実でジェントルマン。コロナ禍では「レース場でファンと会えないから」と積極的にSNSを活用し、インスタライブや情報発信を行っていました。どこを探してもこんな優しくて強いスポーツ選手はいないだろ……と日々ウォッチしているうちに、毒島選手のファンになっていったのです。

ボートレースには「勝利者インタビュー」が設けられており、勝った人がレースの振り返りなどを話す時間があるのですが、そこでのコメントが本当に素晴らしい。

真面目にお話ししているかと思ったら、ジョークを交えつつ笑顔でファンにメッセージを伝えてくれるし、無事予選を突破して1着をとったあとのコメントにはホッとしている表情が伺えて、その様子を見ていると自分も一緒に優勝に向けて頑張らないと! と思ってしまうほどなのです(勝手に一緒に闘っている気持ち)。

現在39歳と選手寿命の長いボートレーサーにおいては中堅の年代ですが、その実力とファンへの優しさから年々貫禄が増しているような気がして……。それがお顔にも滲み出ている! ヘルメットをつけて走る姿も最高ですが、人間としても惚れてしまいます。

「ボートレースを見たことがない」という方は、毒島選手の出ているレースから見てください(きっと惚れる)。毒島選手が1着をとった際には、勝利者インタビューとセットでご覧いただきたくと、たちまちボートレースの沼に引き込まれるはずです。

女子レーサーで今年トップの成績! レーサーとしてもママとしてもNo.1 長嶋万記(ながしままき)選手

ボートレース戸田

写真提供:マクール

ボートレース戸田

写真提供:マクール

2人目は女子レーサーの長嶋万記選手。子育てをしながらレースを頑張るママさんレーサーのひとりで、2023年に入ってからすでに4回も優勝しており(※記事執筆時点)女子レーサーの中でも賞金額トップの選手です。そんな長嶋選手を推し始めたのは、昨年の秋頃。超最近なのですが、レース外での“ある出来事”に感動し、大好きになりました。

長嶋選手は、2009年頃から「賞金の一部で作ったグッズを販売し、その売上を被災地支援する」という活動を行っており、2015年には一般社団法人を立ち上げて支援活動を続けています。

昨年も長嶋選手の地元である静岡県が台風15号で大きな被害を受けた際、自ら被災地へと足を運び復旧活動に尽力。その様子が自身のインスタグラムにアップされていたのですが「え、さっきまでレースしていたのに、もう災害用ヘルメットかぶって泥かきしている……!」と感動。それ以来、すっかりファンになり応援しています。ボートレーサーの人たちって、常に勝負の世界にいながら、世のため、人のために動くモチベーションがエグいんですよね……。

絶対大変なこともたくさんあるはずなのに、いつも笑顔で頑張っている長嶋選手を見ると、「私ももっと頑張らないと!」と刺激をもらえます。そんな長嶋選手は、今年2月に行われた女子4大競走のひとつ『レディースオールスター』で優勝しています。優勝戦では、思わず私も泣きました。

推し方は、自分次第! 自分ごとのように勝利を一喜一憂できる、ボートレースならではの魅力

かっこいい! かわいい! という気持ちで選手を応援するのもいいですが、応援すればするほど知れる選手の人間性にどんどん惚れ込んでしまうのもボートレースならでは。

きっと、常に勝負の世界にいるボートレーサーたちを自分が応援したところで、選手の人生やボートレース業界の何かが変わるわけではないかもしれない。それでも、自分ごとのように彼らの勝利を喜べたり、悔しく思えたり、追体験できるのが私の「推してて良かった」と思える瞬間です。

デビューしたばかりの選手を推して成長を見守るもよし、自分と同世代のレーサーの人生を追体験するもよし、親世代のレーサーが引退するまで応援し続けるもよし。推し方は、自分次第なのです!

ボートレースはレース外にも魅力いっぱい!

ここまで選手の魅力を語ってきましたが、ボートレースにはそれ以外にも魅力が満載! なかでも紹介したいのがモツ煮込みやたこ焼きなどのレース場グルメです。 個人的におすすめなのは、東京都にあるボートレース多摩川の「牛炊(ぎゅうすい)」。牛テールスープのような清んだスープにご飯が入っていて、途中にキムチを入れたり、にんにくを入れたりと味変しながら食べると絶品です。長崎県にあるボートレース大村の「佐世保バーガー」もおすすめ! レース場にいながらご当地グルメも堪能できるので、お腹を空かせて行くとより楽しめるはずです。

ボートレース戸田

ボートレース多摩川名物の『牛炊』

ボートレースに興味を持った人は、YouTubeでの配信もぜひチェックしてみてください。「ボートレース」と検索すると、だいたい朝の9時頃から夜の9時前までどこかしらのレース場でLIVEマークがついた配信を見ることができます。レースの様子はもちろんのこと、出演者の方が予想している様子を見たり、選手コメントを確認したりと、レース場ごとの個性豊かな配信を楽しめるはずです。

なかでも個人的にお気に入りなのが、ボートレース蒲郡の公式YouTubeチャンネルで配信されているYouTube番組『勝ガマ』。選手の素顔に迫ったインタビューが多く「え、こんなにユニークな人だったの!?」と思うことも多々。SNSをやっていない人や、レース以外のプライベートが謎なボートレーサーも多いので推し選手ができたら、ぜひこちらもご覧ください!

生でボートレースを見たい場合は、ボートレースの公式サイトにアクセスし、月間スケジュールをチェック。ここには、全国24カ所あるボートレース場のレーススケジュールが記載されています。

レースは1日12レースで4~6日程度、同じメンバーで開催。推し選手を見つけたら、近所のボートレース場をチェックしておでかけしてみてくださいね。

ボートレース場ではイベントも満載!

先日、ボートレース戸田で『はじめてのライター講座 何かを「書きたい人」へ 手軽にはじめる、相手の心に残る「文章術」』というイベントが開催されました。ライターのミクニシオリさんとマイナビウーマン編集長の原雄一さんが登壇し、「書く」ために必要な要素をたっぷりとレクチャー。その後、ボートレース場を体験して記事制作を実践してみる、というイベントです。

実際に制作された記事はこちら!

実はボートレース場では、こうしたイベントもよく開催されています。コロナ禍前には選手と交流できるイベントやお笑いタレントの方のライブなんかも無料で開催されていました。

おいしいグルメや楽しいイベント、白熱するレースと盛り上がること間違いなしのボートレース場なので、カップルの新しいデート先にもぴったり。「モーヴィ戸田」といった、大規模な親子のあそび場を完備したレース場もあるため、ファミリー世帯のお出かけにもおすすめです。

ボートレース戸田

6ヵ月~12歳のお子さんが遊べる親子のあそび場。これ目当てで来場するファミリーも多い

「ボートレースってなんだか怖そう」 「レース場に行くのはハードル高い」

と思ったそこのあなた! 一歩足を踏み入れれば、イメージを覆す、知らない世界が広がっています。選手と一緒に泣いたり笑ったりしながら、一緒にボートレースを楽しみましょう!!

ボートレース戸田オフィシャルサイトはこちら

INFORMATION

「マイナビ見た」で先着30名様に素敵なギフトをプレゼント♡

ボートレース戸田

この記事を見て「ボートレース戸田」に訪れた先着30名の方には素敵なギフトをプレゼント! ぜひこの機会に訪れてみてくださいね。

参加方法

マイナビウーマンの記事を見て来場したことを配布場所で伝える

プレゼント数

先着30名様

プレゼント配布場所

ボートレース戸田1F総合案内所 

住所

住所:埼玉県戸田市戸田公園8−22

キャンペーン期間

5月2日(火)~7日(日)「第34回ウィンビーカップ・BACHプラザ杯」開催期間中

HP

https://www.boatrace-toda.jp/

(文:つるたちかこ、イラスト:谷口菜津子 @nco0707)

提供:ボートレース戸田

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