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日本と韓国で経験した「私らしい働き方」 - 外資系マネージャーが実践した成長の鍵

2020年、私たちは大きな環境の変化を経験しました。人生や働き方を見つめなおし、何かを「変えたい」と感じた人も多かったのではないでしょうか?成長の機会として、「転職」は手段の一つですが、勇気がいるのも事実。 今回はそんな「転職」で扉を開き、「自分らしい働き方」を実践している女性を紹介します。

「ロイヤルカナン ジャポン」の草野淳子さん

フランス発のペットフード企業「ロイヤルカナン ジャポン」の草野淳子さん。2018年から3年間、同社の韓国工場でサプライチェーンマネージャーを務め、2021年1月より、同社横浜センターにオペレーションマネージャーとして勤務

“ゼロからのチャレンジ”で開いた扉 未経験者からエキスパートへ

フランス発のペットフード企業「ロイヤルカナン ジャポン」でサプライチェーン オペレーションマネージャーとして活躍する草野淳子さんは、まさに「ゼロからのチャレンジ」で成長を遂げ、管理職として海外赴任も経験した女性です。

そんな草野さんはロイヤルカナンへの転職当時、業界経験はゼロだったそう。 「大学を卒業後、ホテル業界で10年間レセプションなどの業務に就いていました。英語に磨きをかけながら、目指していた『グローバルな環境で働く』ことを実現したくて転職を考えたんです」

草野さんがホテル業界から飛び込んだのは、ペット業界。

「子供のころから動物が好きだったこともあります。ロイヤルカナンの『Dog & Cat First(すべては犬と猫のために)』という企業理念を知ってその真摯な思いに共感したんです。グローバル企業でオープンな社風というのも魅力的でしたね」

草野さんが入社後配属されたのが2009年当時、横浜に立ち上がったばかりのパッキングセンター。初期メンバーとして、まさに「ゼロからのチャレンジ」を経験し、業務を限定せず会社にとって必要だと思われるありとあらゆる仕事をこなし奮闘の日々を送りました。サプライチェーンという未経験の仕事を学び、転職による成長を確実に実感したそうです。

二度目の転機が訪れたのは2018年。会社が世界16ヵ所目の最新鋭工場を韓国にオープンすることになり、白羽の矢がたったのが草野さんでした。 「最新鋭の設備や技術、そしてさまざまな国のエキスパートが集まるグローバルな環境で、新しいことに挑戦したい」。草野さんは迷うことなく、韓国での新しいキャリアをスタートさせたのです。

「Inclusion & Diversity(受容性と多様性)」による“チャレンジできる”社風と仲間

赴任した韓国工場は、現地のスタッフだけではなく、各国から集められたエキスパートたちが働く多国籍な環境。草野さんは、原材料の調達、生産計画、倉庫管理、出荷までサプライチェーン全般を統括する重要な役割を担いました。「原材料調達から出荷まで、すべての工程における品質・安全管理基準は、世界中のロイヤルカナン工場で共通のものを採用しています。お互いによくコミュニケーションを取り、立場や所属を超えて『オープンに話し合う』社風も世界共通だと感じました」

ロイヤルカナン韓国工場にディスプレイされたペットフードのキブル(粒)

草野さんが赴任したロイヤルカナン韓国工場にディスプレイされたペットフードのキブル(粒)。犬と猫の品種ごとの顎の形や食べ方に合わせて設計されているとのこと

韓国語も話せないまま渡航し七転び八起きの毎日だったそうですが、そんな草野さんを支えたのが会社の「社風」と「仲間」だといいます。「ロイヤルカナンは、『Inclusion & Diversity(受容性と多様性)』を重視していて、他者を尊重し受け入れてくれる土壌があります。臆することなくチャレンジできる環境なので、『自分らしい働き方』ができていると思います。仕事を通して様々なことを語り合える『友達』と呼べる仲間ができたことも、成長の糧になりました」

社風は「やりたいことにチャレンジできる、働きがいのある環境」

ロイヤルカナン世界共通ともいえるオープンな社風は「やりたいことにチャレンジできる、働きがいのある環境」

未経験から転職によって新しい扉を開いた草野さん。自分らしく働き、成長するための鍵は何でしょうか?「目の前にある仕事に真摯に向き合うこと、柔軟性を持つこと。また、他者を尊重し受け入れること」が大切と語り、日本に帰国した今後の目標については、「韓国工場では、製品の開発・研究の流れや、栄養学、サステナビリティへの取り組みなどを間近で学ぶことができました。この経験を、日本オフィスの社員にも伝えていきたい。長期的には、世界中を視野にサプライチェーンでのキャリアを築きたいと思っています」と、これからの新しいチャレンジに目を輝かせました。

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