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新しい人間関係で視野を広く! 生活の質や満足度も上がる、意外で有意義なコミュニティ活動って?

「なにか面白いことないかな……」。
無意識のうちに、こんな言葉を口にしていることはありませんか? 家と仕事場の往復で、ルーティーンのような毎日が続くと、有意義で気持ちが熱くなるような、“何か”を求めたくなるときがあります。職場や家庭、旧友といった、これまで築いてきたコミュニティの中だけでは、自分の立ち位置は従来通りにしか存在しないもの。もしかしたら、今までにない場所に身を置けば、新しい自分の役割がみえてくるかもしれません。もしそれが、“社会貢献”の場だとしたら……? 今よりもっと人の役に立ち、必要とされる存在として輝けるのではないでしょうか。

家庭でも仕事でもないコミュニティに属することは、とても大切なこと

新しいコミュニティは、新しい価値観との出会いの場

編集部が20~40代の女性200人に「仕事や友人以外のコミュニティ」について聞いてみたところ、「職場や学生時代の交友関係以外のコミュニティに属している」と答えたのは32%。約3人に1人が、3つ目のコミュニティを持っているようです。

具体的なコミュニティについてみてみると、料理やダンス教室などの習い事仲間や、山登り、語学サークル、行きつけのお店の飲み仲間などの幅広い趣味での集まり、また「ボランティアとして学校で子どもに教えている」(26歳/生保・損保)などの地域貢献的なコミュニティに属している人などがみられました。

続いて、「所属しているコミュニティはあなたにとってどんな場所ですか?」という質問に対しては、「気分転換できる場所」(29歳/建設・土木)、「いろんな人と触れ合えて成長できる場」(27歳/建設・土木)、「地域の情報を得られる有意義な場所」(31歳/ホテル・旅行・アミューズメント)といった声が。職場や学校のような関係性とも違う、同じ志のもとに自然と集まった仲間だからこその、新鮮な空気感があるようです。また、「自分が社会に役立っていると実感できる場所」(26歳/生保・損保)という人も。活動によっては、新しいコミュニティの中で見つけた新たな役割で、自分自身の心が満たされることもあるのですね。

“人の役に立つこと”は自分への励みになる

では新しいコミュニティの1つの選択肢として、社会貢献や地域の活動について焦点を当ててみましょう。
同アンケートで、「ボランティアなどの社会貢献や地域の活動に興味がありますか?」と聞いたところ、「はい」と答えたのは53%。つまり半数以上の女性が、社会貢献活動に興味を持っているのがわかりました。さらにそのうちの8%は、すでに活動しているとのこと。思った以上に、社会貢献活動は身近な存在なのです。

※マイナビウーマン調べ。2017年12月に働く女性を対象にwebアンケート。有効回答数200名

すでに活動している人に、そのやりがいについて聞いてみると、「自分自身の成長にもつながる」(27歳/建設・土木)、「達成感がある」(33歳/警備・メンテナンス)など、精神的な満足感につながっているよう。また、「微力でも誰かの役に立っているという実感が、逆に自分の励みになっている」(40歳/その他)という声も。人の役に立つ、ということは、日々の生活や気持ちに張りをもたらすのかもしれません。
とはいえ実際問題、どうやって社会貢献活動を始めたらいいのか、わからない人も多いですよね。

「忙しい私にもできること」、実はいろいろあるんです

働く世代にも実は少なくない、『消防団』の活動って!?

実は、あなたの住む地域にも、身近な活動があるのをご存じですか? それが、『消防団』の活動です。“え、なに? 消防団??”とキョトンとするかもしれませんが、「人や地域のためになり」、「やりがいがあり」、ひいては「自分自身も成長できる」という条件に非常に適っているのです。名前はなんとなく聞いたことはあるけど、よく知らない……という方のために、簡単に解説を。
消防団とは、いわゆる消防隊とは別で、普段は自分の仕事を持ち、災害発生時に現場へ駆けつけ、その地域の消火活動や救助活動を行う“非常勤特別職の地方公務員”です。つまり、地域に密着型で住民の安全を守る、地域防災のリーダー団体。全国に約2200団も存在します。

「いやいや私は体力がないし……」という方でも大丈夫。消防団の仕事には、実際の消火活動だけでなく、災害時の看護や、平常時に広報活動として火災報知器の説明をして回ったり、デイケアセンターのイベントに参加したりと、力仕事以外にも活躍できる業務がたくさん。ちなみに全国に女性の消防団員は約25000人もいて、自分のペースで活動できるのが、働いたり子育てをしながらでも安心して続けられる理由のよう。
ちなみに消防団は社会貢献活動ですが、ボランティアとは違って、しっかり報酬があります。自治体から年額報酬や、出勤した際の手当てが支給されるのです。また一定期間以上勤務すれば、退職報償金も。頑張りが形になるのも、うれしいですね。

社会とのつながり、生活の質の向上で、日々が充実

たとえば普段は介護士として働く中條まゆみさんは、入団1年生。時間が不規則な仕事をしながらも、無理のない範囲で月2回の訓練に参加しています。仕事と両立することで、日々の生活の質が上がったそう。自分のペースでやりがいを得られれば、より毎日が楽しくなりますよね。

消防団に入ってから、何もしない時間がもったいないと思うようになりました。行動力が上がって、普段の生活にメリハリがつきましたね(中條まゆみさん/介護士)
活動の幅を広げるため、応急手当指導員の資格も取得しました。いろいろな人との素敵な出会いに恵まれ、家庭以外にも自分の居場所ができました(港真知子さん/主婦)

奈良県の港さんは、社会とのつながりを求めて消防団に入団。広報指導分団というチームで、広報活動に取り組んでいます。消防団の活動で視野を広げることができ、充実した毎日を過ごしているようです。

多くの消防団では、入団にあたり18歳以上という条件が必須。消防団によって細かい条件に違いがあるため、まずは近所の消防団を探し、電話かメールで問い合わせをしましょう。条件に問題がなければ、その後の案内に従い手続きするだけで、晴れて消防団に入団できます。
日頃、自分の役割や生き方に物足りなさを感じていたら、まずは新しいコミュニティ作りの一環として、消防団への入団もアリかも。新しい人間関係のつながりと、やりがいのある活動によって、新しい価値観をプラスしてみませんか?

『消防団』の活動について

『消防団』に入るには

『消防団』公式サイトへ

提供:消防庁

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