苦手な人と仲良くなる心理テク「好意の返報性」小さな好意が大きな好意に
苦手なタイプの人とは、あまり関わりたくないと考える人が多いはず。しかし付き合い上どうしても関わらなければいけないのなら、少しでも仲良くなれたほうが接しやすくなるもの。そこで今回は、苦手な人との関係をよくする、ちょっとした心理テクニックをご紹介します。
小さな好意が大きな好意となってかえってくる
心理学の法則には『好意の返報性』というものがあります。これは、あなたの方から好意的に接することで、だんだんと相手があなたに興味を持ち、好意を持つようになる…というもの。このときあなたがみせる好意がわずかであっても、認められたことを快く思った相手がさらなる好意を求めるようになり、お互いの距離がグッと縮まるわけです。
営業テクニックや恋の駆け引きに使われることが多いですが、苦手な相手に対して応用的に利用するのもOK。異性・同性にかかわらず苦手意識が薄らぐので、付き合いもスムーズになります。
相手の考えや性格を知ってみよう
苦手な原因が相手の考え方や性格にあるのなら、もっと相手を知ってみるのも良いでしょう。例えば、あなたに対する態度と他の人に対する態度では、相手の態度が違う可能性もあります。あなたが相手のことをもっと知りたいのなら、相手の話をよく聞いてあげること。会話の主導権を相手に渡してあなたが聞く側に回れば、相手は自らの考えや経験、主張などを積極的に話すようになります。そうすればいままでは知らなかった意外な一面が見えてきて興味がわくことも。
そのうち相手も、話を聞いてくれるあなたのことが気になってくるはず。こうなればお互いの距離はどんどんと縮まるわけです。
敵を減らして味方を増やそう
人付き合いで対立する相手を増やしてしまうと、何かとトラブルやストレスに悩まされることに。対人関係で悩むことが多いのであれば『好意の返報性』を利用して、敵となる相手を減らしていきましょう。
中にはどうしても好きになれない相手もいるはず。そんなときは無理に好きになることはせず、苦手意識をなくすことに集中します。ある程度距離をおきながら接すれば、必要以上の関係になることはありません。上手に駆け引きをして、対人関係でストレスがたまることのないように心がけてみましょう。
※この記事は2013年07月04日に公開されたものです