【医師監修】イヤイヤ期っていつから始まる? 親の接し方とひどいときの対応

【医師監修】イヤイヤ期っていつから始まる? 親の接し方とひどいときの対応

子供が何かにつけて「イヤ!」と反抗し、泣いて大暴れするイヤイヤ期。いつ始まるのか、戦々恐々のパパやママもいるでしょう。イヤイヤ期は一体いつからか、始まってからの接し方も含めて紹介します。


イヤイヤ期が始まるのはいつ?

イヤイヤ期の子供

「第一反抗期」とも呼ばれるイヤイヤ期。一般にピークは2歳ごろですが、その前の1歳半ごろから思い通りにならないときにかんしゃくを起こし始める子が多いようです。

1歳半から自己主張が強くなる

Lazy dummy

1歳半ごろの子供は、自分と他人は違うということがわかり始めます。同時に「自分はこうしたい」「自分でやりたい」という気持ちも生まれますが、まだ言葉でうまく伝えられないことがほとんどです。そのため、周りに理解してもらえず、思い通りにならないとき、かんしゃくを起こしたり大声で泣いたりするようになります。突然の大泣きに大人は振り回されてしまいますが、これは子供の中で自我がしっかり育っている証拠です。

2歳でピークに

Lazy dummy

俗に「魔の2歳児」といわれるように、イヤイヤ期は2歳でピークを迎えます。1歳半ごろから出始めた自己主張がさらに強くなり、親のいうことを聞かなくなります。

始まる時期には個人差がある

Lazy dummy

イヤイヤ期がいつ始まっていつまで続くかは、個人差があります。多くの子供が1歳半~2歳ごろに始まりますが、3歳を過ぎてからの子もいれば、特にイヤイヤ期がない子供も少なくありません。これは子供自身の個人差もありますが、親の捉え方も関係しているようです。

たとえば子供は泣くこともかんしゃくを起こすこともよくあるもの、と考えている人などは、子供が同じような行動をとっていても、イヤイヤ期とは思わないことがあります。また、中々イヤイヤ期が始まらないことを心配するパパやママもいます。イヤイヤ期は子供の成長の証ですが、逆に目立ったイヤイヤがないからといって何か問題があるわけではありません。親の捉え方も関わっているので、イヤイヤがないことを心配することはありません。

イヤイヤ期の子供の行動

イヤイヤ期は期間も程度も個人差がありますが、それでも大半の子供に見られる共通した行動があります。イヤイヤ期にはどんな行動が現れるのか見てみましょう。

とりあえず「イヤ!」

何を言っても、何をしても「イヤ!」という。これぞイヤイヤ期と思われる行動です。本当にそのことが嫌なのではなく、大人から指示されることや一方的に押し付けられることが嫌で、その気持ちを否定語で表すこともあるようです。

「公園に行こうか」「いく!」
「着替えようね」「イヤ!」
 ※またはこの服はイヤ、この組み合わせはイヤ、真冬に半袖が着たい、公園にお出かけ着で行きたい、など
「靴下を履こうね」「イヤ!」
「帽子を被って」「イヤ!」
「靴を履こうね」「イヤ!」
 ※またはこの靴はイヤ、晴れた日に長靴が履きたい、など
「公園に行かないの?」「いく!」
「靴を履かないと行けないよ」「イヤアアアアア!」

誰もわかってくれない! と大爆発

2歳ごろの子供は脳の発達が未熟で感情のコントロールがうまくできません。欲求をおさえることも難しいため、思うようにいかないときやうまく伝わらないときにイライラして感情を爆発させてしまいます。

『遊びたいのに帰らないといけない』
『欲しいものが買ってもらえない』
『自分の主張が伝わらない』

など、思い通りにならないときに不満が大爆発。
立ちつくしてギャン泣き、地団太を踏む、泣き喚きながら寝転がってジタバタ
家の中でも外出先でもお構いなし。

できないことも自分でできる! 自分でやる! と主張

2歳くらいになると自立心が強くなり、身の回りのことを何でも自分でやりたがるようになります。それでいて自分が「したいこと」と「できること」は異なることがまだわかりません。親の手伝いを「イヤ!」「ダメ!」と拒否する一方で、やってみてうまくできないと、手伝ってほしい、頼りたいという葛藤が生まれて泣き出してしまいます。

着替えやボタンかけから洗濯や掃除などの家事、お菓子の袋をあける、飲み物をコップに注ぐなど日常の些細なことまで、できる・できないに関わらず
「自分で!」
「私が!僕が!」
「できる!」
と自信たっぷりに主張。
やってみてできなかったらかんしゃくを起こす

イヤイヤ期の対応

親の方がイヤ!といいたくなるイヤイヤ期。始まったらどのように対応すればいいのか知っておき、少しでもお互いのイライラや衝突を回避しましょう。

子供と対話をしてみよう

2~3歳の子供は、赤ちゃんのころと比べて要求が複雑になってくるものの、まだ言葉や表現がそれに追いつかないとき、否定する形で自分の気持ちを伝えます。言葉では「イヤ」と言っていても、それが本心ではないことも。まずは言葉通りに受け止めず、本当は何が伝えたいのか、子供と対話をしてその心を探ってみましょう。

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このとき「じゃあどうするの!?」「何がしたいの?」と問い詰めるのではなく、時間をかけて助けながら子供の言い分を聞いていきます。すると、思いもよらない子供なりの主張があるものです。原因がわかったら「そうだよね。〇〇したかったよね。」など子供の気持ちに共感する声がけをしましょう。初めから原因がわかっているときも「〇〇がいいよね。」とまずは共感して子供の気持ちを受け止めます。

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そして子供の希望通りにできないときは「残念だけど今はこういう理由でできないんだ」「早く〇〇したいよね。まずこれをしたら〇〇できるよ」とできない理由を伝えてから、うまく誘導しましょう。子供を一人の人格として受け止め、納得がいくまで説明をすると、子供自身も自分が大切に扱われているとわかってくれます。

やりたいようにやらせてみよう

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できないことも自分でやりたがる2歳児。親からすれば「どうせできないのに」と思いますが、子供の意欲を育てるためにも、やりたい気持ちは尊重したいものです。子供の気持ちを受け止めて、まずはやらせて見守りましょう。手伝うことも嫌がるかもしれませんが、「ここまでできたね」「ここは難しいから手伝おうか?」などと声をかけてサポートしましょう。
ただし危険なことやしてはいけないことに関しては、まずやめませます。子供はかんしゃくを起こすかもしれませんが、落ち着いたらよく説明してあげましょう。

規則正しい生活をして予定を共有する

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毎日規則正しい生活をして、外出などの予定を前もって伝えるようにします。子供は先を見通せるので安心して、イヤイヤが減る可能性があります。「着替えをしよう」「ごはんを食べよう」など、何かをするときは必ず前もって声をかけましょう。

余裕があるときに働きかけを

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子供が理不尽にかんしゃくを起こすときは「構ってほしい」「甘えたい」という気持ちが隠れていることも。寂しい気持ちを受け止めて、抱っこしたり、親子で触れ合う遊びをしたりしてコミュニケーションをとりましょう。また、生活の中でどちらがいいか子供に選ばせる機会も作って、自分で決められたという満足感を与えてあげましょう。こうしたことは、時間に余裕のあるときでなくては難しいものです。いつもイヤイヤが始まってから対応するのではなく、時間があるときにゆっくりやってみましょう。

体調にも注意して

イヤイヤの原因は、眠い、疲れた、お腹が空いた、痛い、気持ち悪いという生理的な問題の場合もあります。何らかの病気が原因で不機嫌な可能性もあります。いつもと比べてイヤイヤがひどいときや、不機嫌な様子が続くときは体調面もチェックしましょう。

怒鳴ってしまったときは

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イヤイヤ期は大切な成長過程。そう理解はしていても、何度も繰り返される「こんなのいらない」「おいしくない、食べたくない」などの否定の言葉に、親の方が感情的になってしまうこともあるでしょう。つい怒鳴ってしまい、後から後悔の気持ちが込み上げることもあるかもしれません。そんなときは、お互いの気持ちが落ち着いてから「さっきはごめんね。こういう理由で悲しかったんだよ」と怒った理由や自分の気持ちを伝えましょう。

周囲にサポートしてもらうことも忘れずに

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上記のような対応は、親の側に余裕がなければ難しいものです。イヤイヤ期の子供と四六時中向き合うのは大変なこと。パパとママでうまく分担しあう、友人と話す、祖父母や一時預かりに預けるなどして、こまめなリフレッシュを心がけましょう。辛いときは地域の育児相談を利用しても。

まとめ

早い子では1歳半ごろからイヤイヤが始まります。気難しいこの時期は、子供の気持ちを受け止めつつ、親が伝えたいことも説明し、時には気をそらすなどして対応しましょう。また規則正しい生活や、機嫌がいいときに親子で遊ぶことや子供に選ばせることを心がけて少しでもかんしゃくを軽減しましょう。親は大変な時期ですが、いつかは終わるもの。パートナーとも協力しあって、上手に発散しながら乗り越えてください。手に負えないときには、地域のサポートなどを頼るのもいいでしょう。

この記事の監修ドクター
大越陽一先生
杏林大学医学部卒業、杏林大学医学部小児科学教室任期助教、埼玉県立小児医療センター循環器科医長を経て現在アルテミスウィメンズホスピタル小児科部長。小児科専門医

(文:佐藤華奈子/監修:大越陽一先生)

※画像はイメージです

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

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