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2019年04月28日 11:19 更新

出産祝いに人気のチャイルドシートは?知っておきたい注意点と選び方

出産祝いにチャイルドシートを贈る場合は、他のギフトよりも贈る方法や選び方に注意する必要があります。チャイルドシートを贈る前に押さえておきたい心得と、選び方のポイントをまず知っておきましょう。出産祝いとして贈るのにふさわしい人気の商品もあわせてご紹介するので、ぜひチェックしてください。

出産祝いにチャイルドシートを贈る場合の注意点

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出産祝いにチャイルドシートを贈るケースもありますが、赤ちゃんの安全を守る大事な製品であるだけに、選ぶ際には細心の注意が必要です。他にも、安易に決められないポイントがたくさんあるので、まずは贈る前に必ず知っておきたいポイントと心得について見ていきましょう。

出産祝いとして安易に決めるのはNG

チャイルドシートは、出産祝いに適しているとは言い難いアイテムと言えます。というのも、チャイルドシートは赤ちゃんの安全を守る大事な製品であると同時に、最短でも1年、長ければ12年間と長期間継続して使用するものでもあります。このように生活に密着し、かつ赤ちゃんの安全につながる製品は自分で選びたいという方も少なくないはず。また、大きさや形、取り付け方などによって商品ごとに適応車種もあるので、相手の車種を知らずに選んで贈ってしまうと、場合によっては取り付けられなかったなんてこともあるかもしれません。そのため、何も言わずにいきなりプレゼントしてしまっては、喜ばれるどころか逆に困惑させてしまう可能性も。出産祝いとしてチャイルドシートを検討するのであれば、事前に購入の有無を確認し、かつギフトとして贈っても問題ないか確かめることが大切です。

また、チャイルドシートは比較的高価な商品でもあります。安くは7,000円前後から高くは8万円を超えるものまで幅広い価格帯があるのも注目すべき点。安全性や快適さなどの機能面を考慮すれば、あまり安すぎるのを贈るのもはばかられます。中には、どんなに高くてもいいからチャイルドシートは高性能なものがほしいという方もいるでしょう。そのような場合は、出産祝いとして贈るのが難しいこともあります。

相手にどのメーカーの何がほしいかをリクエストしてもらうのが一番確かですが、欧米のようにほしい物をあらかじめ聞いて贈り物をする文化がない日本では、容易にリクエストしにくい面もあります。安価なものでもないので、人によっては本当にほしいものを言えないという場合もあるでしょう。そういった意味で、チャイルドシートは家族や親しい親族、あるいは本当に気の置けない友人などに贈るのに適した出産祝いと言えるかもしれません。

事前に知っておくべき事柄をリサーチ

出産祝いとしてチャイルドシートを贈ることが決まったら、選ぶ際に必ず必要な事柄をしっかりリサーチしましょう。特に、車種と取り付け方はきちんとチェックしておく必要があります。せっかく贈ったのに使えなかった…なんてことのないよう、必ず把握しておきましょう。

取り付け方には、シートベルトによる固定とISOFIX方式による固定の2通りの方法があります。ISOFIX方式とは、車のシートに直接固定することができる、チャイルドシート用に設定された新たな固定方式を言います。シートベルトによる取り付けより安全性が高いとされますが、新しい方法であるために対応している車種が限られるので注意が必要です。

他にも、どのような機能を求めるか、どれぐらいの月齢から使用したいか、色やデザインの好みなど、聞いておけることは全てチェックしましょう。長く使うものである分、できるだけ相手の理想にかなったものを贈ってあげられるといいですね。

チャイルドシートを選ぶ際に押さえておきたいポイン

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チャイルドシートを選ぶ際にも必ず見ておきたいポイントがあります。大切な赤ちゃんの命を守るためにも、絶対にはずせないチェックポイントを押さえておきましょう。

対象年齢や適性体重

チャイルドシートの種類は、子供の成長段階や年齢によって以下の3つに分かれています。

・ベビーシート…新生児から乳児までに対応したもの。
・幼児用チャイルドシート…4歳くらいまでの幼児に対応したもの。
・ジュニアシート…5歳以上の子供に対応したもの。

チャイルドシートは安全性が第一なので、必ず対象年齢や体重に合ったものを使う必要があります。新生児から使いたいのに1歳からが対象になっているものなどを贈ってしまっては、その間に使えるものを購入しなければならないなど不便をかけてしまいます。いつから使いたいかなど、相手の条件に合わせて選びましょう。

安全基準

日本ではチャイルドシートの安全基準を設けており、市販されるチャイルドシートは安全性の確保と利用に際しての危険性の有無について毎年試験を行っており、「チャイルドシートアセスメント」として公開しています。安全基準を満たしたチャイルドシートには「Eマーク」が付いているので、必ずチェックするようにしましょう。ちなみに、現行の安全基準は2012年7月に設けられたもので、これ以前の旧安全基準を満たしたものには「自マーク」が添付されているので、こちらもあわせて知っておきましょう。チャイルドシートを選ぶうえでもっとも重視したいのが安全性であることは言うまでもないので、この部分は絶対に見逃さないようにしてください。

適応車種

前述のとおり、商品には適応する車種としない車種があるので、相手の車を事前に把握しておき、必ずチェックするようにしましょう。取り付け方はもちろん、大きさによっては固定が難しかったり、固定できても大きすぎて邪魔になるという場合もあります。長く使用するものなので、車種にもっとも合うサイズやデザインのものを選ぶことも大切です。

出産祝いにおすすめの人気チャイルドシート6選

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それでは、チャイルドシートの人気商品の中でも、出産祝いとして贈るのに適したものをご紹介します。高価すぎる贈り物は相手の負担になりがちなので、気後れせずにもらえる価格帯でおすすめの商品をピックアップしてみました。

Aprica(アップリカ) ディアターンプラス

人気ベビーブランドアップリカから出ている、フルリクライニングのベッド型対応チャイルドシートです。完全に寝かせることができるので、出産後の退院時から使用可能。

腹式呼吸を妨げない自然な姿勢を保てるため、新生児にもストレスを与えずに車で移動することができます。後ろ向き、前向きの変更も可能で、成長に合わせてリクライニングの角度も変えられるため、新生児~4歳までの長期間使用が可能なのも嬉しいポイント。

また、回転式かつ片手でも操作可能なので、女性でも楽に乗り降りさせることができます。やわらかいクッションが頭から足先までをやさしく守り、側面衝突を考慮した設計で安全性もバツグン。出産祝いの贈り物としてぜひおすすめしたい商品です。

takata04-beans(タカタ04 ビーンズ)

世界中のカーメーカーに安全装置を供給しているTAKATAが手掛けるチャイルドシート。チャイルドシートは子供のためのシートベルトであることを基本とし、常に安全性へのこだわりを第一に考えた商品を開発している安心のメーカーです。タカタ04 ビーンズは、必要な機能をシンプルにまとめた最軽量モデル。重さが4.3kgしかないので、女性でも簡単に取り付けや取り外しができるのが魅力です。

着脱可能なインナークッションと側面衝突を考慮したサイドガード設計で安全性に優れているのはもちろん、外側には優れた通気性とクッション性を兼ね備えた「ファイバーモールドクッション」の採用で快適さも実現。ベビー用の敷き布団にも使用される固綿素材なので、ベビーベッドで寝ているような心地よさで赤ちゃんをやさしく包みます。

これほどの機能で、価格は20,000円を切るというコスパの良さ。4歳まで使用可能という点を踏まえれば、最高のコスパと言っても過言ではないですね。多くのご家庭に選ばれる人気商品、かつコンパクトで場所をとらないという点でも出産祝いに適したアイテムと言えます。

Combi(コンビ) ウィゴー サイドプロテクション エッグショックLG

日本が誇るベビーグッズブランドCombi(コンビ)社独自の超衝撃吸収素材「エッグショック」と、側面衝突の衝撃から赤ちゃんを守る「サイドプロテクションα」によるダブルプロテクト機能を搭載した、最高の安全性を誇るチャイルドシートです。エッグショックとは、生卵を落としても割れない衝撃吸収力を持つクッション。そのやわらかさと衝撃吸収力で、もしもの場合でも赤ちゃんの大切な頭をしっかりガードしてくれるんです。

さらに、3Dメッシュ素材で快適さもバツグン。汗っかきの赤ちゃんでも心地よく乗ることができます。回転式ではありませんが、低座面設計なので乗せ降ろしもしやすく、4歳まで使用可能なのも嬉しいポイント。安心の日本製なので、品質を重視する方におすすめのチャイルドシートです。

BRITAX(ブライタックス) BABY SAFE i-SIZE(ベビーセーフ アイサイズ)

高度な側面衝撃保護機能を搭載した最高の安全性を誇るベビーシートとして、世界のベビーシートのお手本となっている人気のチャイルドシートです。ドイツ製ではありますが、その機能と安全性は国内産に勝るとも劣らないもの。品質を気にする方も納得の商品となっています。

特に、成長段階に合わせて変更できるリクライニングとヘッドレストの高さは、安全性と人間工学に基づいた快適な姿勢の完全な組み合わせとして、どのメーカーにも劣らない最高級の性能を誇っています。適正月齢は新生児~15ヵ月と比較的短いですが、チャイルドシート以外にもベビーキャリーやベビーラックとして使えるというメリットがあります。眠っている赤ちゃんを起こさず移動でき、室内での寝かしつけにも使える点が他にはない魅力。

また、ISOFIXとシートベルト固定の両方に対応しているのも嬉しいポイントです。新生児~乳児の間の赤ちゃんを安全かつ快適に守ることができる、高品質のチャイルドシートです。

GRACO(グレコ) ロングユースチャイルドシート

成長に合わせた3ステップ使用で、新生児からなんと12歳まで使える、名前のとおりロングユースが魅力のチャイルドシートです。ほとんどの商品は4~6歳までの使用と、それ以降はジュニアシートに買い替える必要がありますが、これなら出産直後からこれ1台で済むという最強のコスパを誇ります。

4段階リクライニングで体に負担がかかりにくく、10段階調整ヘッドレストで頭のフィット感もバツグン。やわらかいインナークッションが赤ちゃんを衝撃からやさしく守り、安全性も問題ありません。

さらに、シートカバーやヘッドレスト、インナークッションは外して洗濯機で丸洗いできるので、よだれや食べこぼしなどで汚れても常に清潔に保つことができるという優れもの。

お手入れのしやすさは、ママには特に嬉しいポイントですよね。使わないハーネスは簡単に収納できたり、飲み物やおもちゃを入れられるカップホルダーも付いているなど、パパとママの使いやすさが考え抜かれた商品となっています。

利便性やさまざまな性能を求める方におすすめのチャイルドシートです。

LEAMAN(リーマン) Kaina(カイナ)

チャイルドシートの使用が推奨されるのは、車に付属したシートベルトを安全に利用できる身長140cmまでとされていますが、国が定める義務期間は6歳未満までとなっています。こちらの商品は、義務期間を1台でカバーすることができる7歳までを対象としたチャイルドシート。義務期間中だけなら、買い替えの必要がない嬉しい設定となっているんです。安全性は、国が定めるチャイルドシートアセスメントの最高評価「W優」を取得した実力。新生児から幼児期まで安心して車に乗せることができます。また、もうひとつのポイントがコンパクト設計であること。特に、他の商品に比べて横幅がコンパクトになっているので、軽自動車など小さいサイズの車におすすめです。コンパクトカーを所有しており、できるだけ場所をとらないチャイルドシートを探しているという方に適した商品です。

まとめ

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出産祝いにチャイルドシートを贈るのは悪くはありませんが、赤ちゃんの安全を守る大事な製品であると同時に長く使うベビーグッズ、かつ比較的高価な商品ということで、贈る際にはさまざまな点を考慮する必要があります。車種や車のサイズ、求める性能やデザインなど、出産祝いの中でも特に相手の条件や理想に合ったものを選ぶ必要があるギフトと言えますね。自分で購入したいという方もいると思うので、チャイルドシートに関しては贈り物としてもいいか事前にうかがうことが大切です。選ぶ際には車種など知っておくべき情報もあるので、しっかりリサーチしたうえでベストなものを探しましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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