離乳食の手づかみ食べはいつから?おにぎりなどおすすめメニューを紹介

離乳食の手づかみ食べはいつから?おにぎりなどおすすめメニューを紹介

離乳初期(5~6ヶ月)~中期(7~8ヶ月)は主に食べさせてもらっていた赤ちゃんも、9ヶ月ごろになると、自らつかんで食べようとする行為が見られ始めます。今回は成長過程において大切といわれる手づかみ食べに注目していきたいと思います。


離乳食の手づかみ食べとは

食べさせてもらうのを嫌がったり、自分のペースで食べたがるサインが見えたら手づかみ食べを始める時期かもしれません。手づかみ食べをなぜしたがるのか、離乳食のなかでどう進めればよいかなどを紐といていきましょう。

手づかみ食べの役割

Lazy dummy

手づかみ食べによって「食べ物を触る・握る」ことで、食べ物のかたさや感触を体験できます。それが食べ物への関心につながり、ひいては「自分の意思で食べる」という行動につながっていきます。赤ちゃんの発育・発達には必要なことなのですね。

”テーブルや服が汚れる” ”遊び食べを覚えてしまうのでは”などの懸念から子供の手づかみ食べを敬遠してしまいがちですが、食べ物に興味がわき、食べたいという意欲から手を伸ばして自分で食べたいという自然な行為を尊重し、温かく見守ってあげたいものですね。

手づかみ食べを始めるのはいつから

一人座りができるようになり上半身が安定してくると、赤ちゃん用の椅子に一人で座って食べさせることができるので、赤ちゃんは手が自由になり、自分で食べたがる様子も見られるようになります。このころくらいから手づかみ食べが始まるようです。自分で手を伸ばして食べ物をつかもうとする姿が見られたら、様子を見ながら食べ物の形状を手づかみしやすくするのもよいサポートになるでしょう。

手づかみ食べはいつまで続く?

スプーンやフォーク、お箸などを上手に使えるようになっても、メニューによっては手づかみ食べをすることもあり、明確にいつまでというのはありません。一般的にスプーンやフォークなどの食具を使い始めるのは15~18ヶ月と言われております。

手づかみ食べをしなくなっても、離乳期は食べることに慣れる時期なので、食べこぼしは多いもの。
親の負担のない範囲でおおらかに見守ってあげてくださいね。

赤ちゃんの手づかみ食べが重要な理由

Lazy dummy

食べ物に関心をもつようになる

食事が目の前に運ばれたら反応する、おかわりを意思表示するなど食べることへの興味から、食べ物自体の関心へ移行していくのも成長のひとつです。目で食べ物の色や形、大きさを見て気になったら、どんなものか手でさわって確かめてみようかなという好奇心をもつことはとても喜ばしい成長と考えられるでしょう。

個性によって、興味があるものへの接し方は異なりますが、知識や感覚を学ぶチャンスを見逃さないよう、食事時の様子をしっかり見守り対応できるようにしておくとよいですね。

手先の運動によい

食べ物をつかむという動作は赤ちゃんにとって簡単ではないものです。指をどのように使えば上手につかめるか、どのくらいの力の強さなら崩さずに口に運べるか、右手と左手どちらのほうが使いやすいかなどいろいろな動作からたくさんのことを発見し、学んでいるのです。

手づかみ食べという手先の運動により、できることが増えたりいろいろな動作につながっていくので、頼もしい姿と捉えていきたいですね。一生懸命食べている姿を動画を撮って思い出に残すのも素敵です。

自分で食べられるという意識が芽生える

食べさせてもらっていた食事を、自分で食べられるという自信がつき、自分でできるという楽しみにつながっていくでしょう。

チャレンジ精神、自立心、好奇心をもつこと、達成感など赤ちゃんなりに感じるものがある手づかみ食べは、今後の生活にとても役立つ大切な要素が含まれていることがわかりますね。

手づかみ食べにおすすめのメニュー

ころころにして食べやすく!ちょっと大きめで一口量を学べる!目的別おにぎり

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手づかみ食べのメニュー一番人気のおにぎり。「食べやすい」「つかみやすい」「いろいろな具をまぜやすい」「バリエーションが豊富」「サイズの調整ができる」などの理由からママたちの間では定番となっているようです。

ころころしてお団子のようにすると、赤ちゃんの小さな手と口でも食べやすいでしょう。
小さいお団子状のものを手指でつかむことは、その発達にもつながります。
離乳食の時期に合わせてご飯のかたさを調整し、最初は一口サイズよりも少し小さめから始めます。

また、少し大きめのおにぎりにすると自分でかじりとり、一口量を覚えることや口腔機能の発達につながります。最初は保護者が赤ちゃんの持つおにぎりに手を添え、一口量あたりのところに親指をあてて食べさせ、ガイドをします。慣れてきたら赤ちゃんに持たせて一人でかじりとりを覚えさせます。ただし、口に詰め込みすぎないかは常に注意して見てあげてくださいね。

具は食べ慣れているものなら何でも入れられるのがおにぎりのよいところ。しらす、わかめ、鮭、ひき肉、ごま、おかか、のり、きな粉、チーズほか刻みゆで野菜などたくさんの具で楽しめます。

かぼちゃやさつまいもを混ぜて!おやき

おやきは食材の味を活かしながら、手づかみ食べしやすいように形状できる離乳食にぴったりのメニューです。おやきデビューにおすすめなのが、かぼちゃやさつまいもなど甘みがあって食べやすい野菜のおやき。おやつとしても与えられます。

ペースト状やみじん切りにした食材に片栗粉を混ぜればモチモチに。小麦粉を混ぜれば表面が少しかために仕上がります。

ニンジンなど手頃な野菜で!野菜スティック

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手づかみ食べのメニューとして「野菜スティック」も人気メニューのひとつ。蒸し器で蒸すだけ、茹でるだけ、だしに入れて煮るだけ、もしくは電子レンジでチンするだけと簡単手間いらずなのに、栄養価が高く、食材の味をそのまま楽しむことができます。手でつかんでも汚れが少なく食べられますよね。

ニンジン、大根、かぼちゃ、じゃがいも、さつまいも、ブロッコリー、アスパラ、いんげん、きゅうりなどがおすすめですが、素材により調理法を工夫し、加熱しすぎには注意を。じゃがいもやさつまいもなどアクの強い野菜は調理前に少し水に浸してアク抜きをしてから調理するとよいでしょう。

赤ちゃんの手づかみ食べの悩みと対処法

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遊び食べが多くなる

つかんだ食べ物をぎゅっとにぎりつぶしたり、床に落としてみたり、お皿からお皿へ移動する、食べ物を手に持ったまま歩き回るなどの行動が遊び食べです。まるでおままごとか実験をしているように見えますが、遊び食べが始まったらどう対応すればよいのでしょうか。

遊びながらも食べようとしているならば見守ってもよいですが、遊びがエスカレートしたり、長引く時には、言い聞かせたり、片づけてしまうことも必要です。

食後の掃除が大変

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手づかみ食べが始まると、汚れた手で服やテーブルをさわる、口にうまく入れられないので口のまわりが汚れる、床にこぼすなど大変な状況になることが予想されます。

手づかみ食べで汚されるたびにイライラするのはママにとっても赤ちゃんにとってもマイナスなので、汚されてもよいよう、テーブルにはランチョンマット、床にはビニールシートか新聞紙を敷き、赤ちゃんにはエプロンなどを着用させるなど対策を取ることをおすすめします。

また、汚れにくいメニューを取り入れるのも一つの手です。おにぎりやおやき、お好み焼き、パンなど積極的に手で食べられるメニューやサイズなどの工夫も楽しい食事の時間づくりになるでしょう。

スプーンやフォークを使わない

手づかみ食べばかりで、スプーンやフォークを使わなくて心配という声も聞こえてきそうですが、手づかみ食べが上手になったらスプーンやフォークを一緒において同時に練習できる環境にしてみましょう。

最初は手を添えてあげたり、ママがお手本を見せてあげたりいろいろな方法があります。食具食べは経験を繰り返すことで徐々に上手になるものですので、積極的に挑戦させてあげてくださいね。大人と同じような動きで食べられるのはおおむね3歳ごろと言われています。

安全に使えるようになるまでは目を離さずに、見守ることが大切です。

まとめ

食べ物に興味をもつことや自立心を育むこと、摂食機能の発達の上で手づかみ食べは重要です。大切な成長過程のひとつとして自分で食べようとする姿を応援したいものです。

お掃除や後片付けを少しでも楽にするための工夫も忘れずに。手づかみ食べの時期やスプーンフォークが使える時期は個人差が大きいもの。焦らず我が子の成長を見守ってあげてくださいね。


記事の監修
えいよう未来研究所
こどもえいよう管理プロジェクトメンバー 柿田 江梨子 先生
管理栄養士。小学生の頃に食べていた給食が美味しかったことから管理栄養士を目指し、病院給食や社員食堂の給食管理業務に従事してきました。2児の出産育児を経験する中で専門家であっても自分の子供の食事のこととなると悩みがいっぱい。 専門家としての知識と、母親としての実践を踏まえて、現在は同じように食に悩む母親たちの力になりたいと食育活動を推進。日々子供のお弁当を作りながら仕事にも邁進しています!
https://www.eiyomirai.co.jp/hoikuen

参考文献
授乳・離乳の支援ガイド(2019年度版)実践の手引き

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
※新型コロナウイルス感染症についての最新情報は、[内閣官房][厚生労働省]妊婦に関する情報[日本小児科学会]幼児に関する情報など公的機関等で発表されている情報をご確認ください。

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