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2024年03月27日 15:15 更新

「つぐみ」の意味と使える漢字例、男女赤ちゃんの人気&珍しい名前一覧、つぐみの名付けに込める願いや注意点

「つぐみ」という名前の鳥がいるのをご存知ですか。小柄で仕草がかわいらしく、森で見かけるとほっこりします。そんな「つぐみ」を、子の名づけにも使いたいと考えている人もいるかもしれませんね。今回は「つぐみ」という名前について、使える漢字や印象をまとめました。

「つぐみ」の名前のイメージ・印象

「つぐみ」と聞くと、女の子を想像する人が多いかもしれません。実際に「継実(つぐみ)」や「亜美(つぐみ)」など、女の子の名前の選択肢はたくさん。女の子の名づけに悩む親御さんにとっては嬉しいですよね。

ところで、男の子の名づけに「つぐみ」を考えている人は、女の子っぽい名前かもしれないと不安になることもあるかもしれません。確かに「まなみ」「あやみ」など「み」で終わる名前の多くは女の子のものです。

でも、「ひろみ」や「たくみ」など最後に「み」が付く男性だって多くいますよね。それらを鑑みると、「つぐみ」は、「あおい」や「かおる」などと同じく、中性的な名前と言えるのではないでしょうか。
また「つぐ」と読ませる漢字の中には、男性的なイメージの強いものもあります。「つぐみ」の名前で、さほど性別を気にすることはありません。

「つぐみ」が名前につく有名人

・大場つぐみ(おおばつぐみ/性別不明の漫画家)
・小熊倫実(おぐまつぐみ/アイドル・NGT48)
・日笠山亜美(ひがさやまつぐみ/声優)
・宮崎つぐみ(みやざきつむぎ/ボートレーサー)
・森つぐみ(もりつぐみ/モデル)
・有友緒心(ありともつぐみ/アイドル・元さくら学院)
・北浦嗣巳(きたうらつぐみ/映画監督)

「つぐみ」の名前のトレンド

実際に「つぐみ」の名前はどれほど人気なのでしょうか。2021年と2020年の名づけランキングを参考にしてみましょう。

トレンド

ベビーカレンダーが発表した名づけのランキングで、「つぐみ」は 227位。一見、順位が低いように感じます。しかし、2021年のランキングは、3000を超える数の名前が対象です。その中でトップ300にランクインしたことは、健闘しているほうではないでしょうか。

また、2020年のベビーカレンダーが公表した名前ランキングでも、「つぐみ」は、291位にランクイン。2021年には対象の名前が3000を超えましたが、2020年はそれを上回るおよそ6000の名前が対象でした。これらのことから、「つぐみ」はここ数年安定した人気を保持していると言えますね。

「つぐみ」の名前でよく使われる漢字とそれぞれの意味・由来

つぐみの名前によく使われる漢字は複数あります。それぞれの意味や由来を見ていきましょう。

「亜」を使ったつぐみの名前

「亜」という漢字は、「あ」と読む以外に「つぐ」や「つぎ」があります。漢字の意味としては、「次の地位」や「二番目」を表します。亜熱帯や亜寒帯などがよく知られていますよね。
漢字の由来としては諸説あり、建物を建てるために地下に四角く掘った土台、高貴な身分の人を埋葬した墓を上から見た形といったものから、背中が曲がった人の形という説もあります。

「倫」を使ったつぐみの名前

「倫」は、「りん」や「とも」などさまざまな読みがありますが、「つぐ」もそのひとつです。意味は、「筋道」や「筋道を通る仲間」です。漢字の成り立ちは、短冊を集めて整理する様を表わした「侖」。それに人偏を合わせて出来上がったのが「倫」です。

「依」を使ったつぐみの名前

「依」には「え」や「い」と言った読みがありますが「つぐ」とも読みます。「依頼」や「依存」といった熟語もあるように、「頼る」「拠りどころ」といった意味を持ちます。この漢字は、霊が乗り移った衣から霊を引き継ぐ儀式。また、衣に身を隠すことからというのが、由来とされています。

「継」を使ったつぐみの名前

「受けつぐ」「つなぐ」という意味を持つ漢字「継」も、「つぐ」と読みます。普段は「中継」や「継続」などに使われ、よく目にする漢字ですよね。「継」の由来は、切れた糸を繋いだ様子から。同じ読み方をする「繼」は、「継」の旧漢字でもあります。

そのほか「つぐみ」の名前の漢字例

「つぐ」と読ませる漢字は、上で挙がったもの以外にもたくさんあります。つぐと読む漢字と、「つぐみ」の名前を集めました。

・嗣 「嗣実」「嗣見」
・次 「次未」「次美」 
・世 「世水」「世巳」
・丞 「丞見」「丞未」
・乙 「乙美」「乙水」
・司 「司実」「司巳」
・知 「知美」「知深」
・紀 「紀己」「紀見」
・愛 「愛実」「愛未」
・鶫(野鳥のつぐみ)

ひらがなの「つぐみ」もかわいい

「つぐみ」は、響きも美しい名前です。漢字を使った名前も素敵ですが、ひらがなでも十分かわいらしい印象になりますよ。

これまで紹介してきた漢字は、いずれも「つぐ」と読ませることができますが、あまり一般的ではありません。例えば、「亜美」や「倫実」と名づけても、「あみ」や「ともみ」など呼ばれることもあるでしょう。
読み間違えられたり、読み方を聞かれてウンザリしたりするのが嫌ならば、ひらがなの「つぐみ」も検討してみてください。

「つぐみ」の名前の名づけのポイント・注意点

ポイント

「つぐみ」の名前を検討するときは以下のポイント、注意点を意識してください。

ポイント

響きも、名前から受ける印象も素敵な「つぐみ」。「つぐ」も「み」も、多くの漢字があるので、他人と響きが重なることがあっても、漢字が同じになることは少ないでしょう。しかし、漢字によっては「つぐ」とストレートに読めないものも多いです。
正しく読んでもらいたいなら、「都久実」など漢字を一文字ずつ使う、「つぐ美」のようにひらがなを交えるなど工夫をしてみてください。

注意点

注意したいのは「つぐみ」は中性的な名前ではありますが、未だ女性的なイメージを抱く人が多い点。響きだけだと、女の子と判断される可能性もあります。男の子に「つぐみ」と名付けたいなら、男性的な印象がある「嗣」や「司」のような漢字を使ってみてくださいね。

まとめ

大空を飛び回るつぐみのように、自由に世界を飛び回ってほしい。他人とのつながりを大切にして成長してほしいーー「つぐみ」には多くの意味を込めて名づけることができます。さらに漢字の種類の豊富さから、苗字とのバランスをみて決めるにも最適です。
生まれてきた我が子に、最初に贈るものが名前。ぜひ、あなたが名づけたい「つぐみ」をお子さんに贈ってあげてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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