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2024年03月27日 15:06 更新

「杏」の意味と読み方例、男女赤ちゃんの人気&珍しい名前一覧、杏の名付けに込める願いや注意点

子どもの名づけについて、どの漢字を使うかは、誰もが真剣に考えることでしょう。今回は「杏」の字について、漢字が持つ意味や込められる願い、そしてこの字を使った男女それぞれの名前のバリエーションをご紹介します。

「杏」の意味や読み方・画数・由来・願い

イメージ仮

意味

「杏」は植物のアンズを表します。アンズは、英名ではアプリコット。春に梅のような薄紅色の花を咲かせるバラ科の植物です。

画数

7画

音読み/訓読み/名のり

音読み/キョウ、アン、コウ
訓読み/あんず

由来

「杏」の字は、上側の「木」という字と下側の「口」という字を組み合わせて構成されています。木は、アンズが植物の一種であることを表し、またアンズの実は食用になることから「口」が用いられています。ちなみに口の字は食物名に多く使用されます。

「杏」に込める願いや思い

「杏」の字は、アンズの花のように可愛らしい子であることを願って使われます。その花言葉は「乙女のはにかみ」「臆病な愛」などで、しとやかさや穏やかさを感じさせます。また、実をつける植物なので、実り豊かな人生への想いも込められます。さらにアンズは薬として用いられるため、「杏」は(医者を意味する「杏林」など)医学を象徴する際にも用いられます。そのため、知的な子や人助けができる子などを願う名づけにも使われます。

「杏」が名前につく有名人

「杏」は芸能人・有名人の名前にもよく見られます。「杏」が名前についた芸能人・有名人の一例をご紹介します。

「杏」が名前につく男性の有名人

・神威 杏次(かむい きょうじ)/映画監督
・土井 レミイ 杏利(どい レミイ あんり)/ハンドボール選手

「杏」が名前につく女性の有名人

・杏(あん)/女優、モデル
・鈴木 杏(すずき あん)/女優
・鈴木 杏樹(すずき あんじゅ)女優
・杏里(あんり)/ミュージシャン
・杏子(きょうこ)/ミュージシャン(BARBEE BOYS)
・有安 杏果(ありやす ももか)/ミュージシャン(元ももいろクローバーZ)
・村重 杏奈(むらしげ あんな)/アイドル(元HKT48)
・小島 梨里杏(こじま りりあ)/女優
・和泉 杏(いずみ きょう)/芸人

「杏」を使った名前のトレンド

トレンド

『2021年 たまひよ赤ちゃんの名前ランキング』(ベネッセ調べ)で、「杏」を調べてみました。特に女の子の名前での利用頻度は高く、「使用漢字ランキング」で「杏」の字そのものが34位にランクイン。実際の「名前全体ランキング」でも、「杏」が10位、「杏奈」が38位となっています。男の子の名前では直接のランクインはありませんでしたが、「あおと・あおい・あさひ・あきと」など「あ」で始まる名前はトップ25以内に4つも入っており「杏」の字との相性はよさそうです。

「杏」を使った女の子の名前一覧(読み・字画数付き)

女の子

あ行

杏彩(ああや) 7+11=18
藍杏(あいあん) 18+7=25
杏衣花(あいか) 7+6+7=20
杏衣奈(あいな) 7+6+8=21
杏依良(あいら) 7+8+7=22
彩梨杏(ありあん) 11+11+7=29
杏(あん) 7
愛杏(あん) 13+7=20
杏花(あんか) 7+7=14
杏果(あんか) 7+8=15
杏子(あんこ) 7+3=10
杏瑚(あんこ) 7+13=20
杏紫(あんし) 7+12=19
杏慈(あんじ) 7+13=20
杏樹(あんじゅ) 7+16=23
杏寿(あんじゅ) 7+7=14
杏珠優(あんじゅう) 7+10+17=34
杏豆(あんず) 7+7=14
杏珠(あんず) 7+10=17
杏南(あんな) 7+9=16
杏梛(あんな) 7+11=18
杏七(あんな) 7+2=9
杏縫(あんぬ) 7+16=23
杏寧(あんね) 7+14=21
杏嶺(あんね) 7+17=24
杏乃(あんの) 7+2=9
杏暖(あんのん) 7+13=20
杏葉(あんば) 7+12=19
杏美(あんび) 7+9=16
杏舞(あんま) 7+15=22
杏望(あんみ) 7+11=18
杏実(あんみ) 7+8=15
杏夢(あんむ) 7+13=20
杏柚(あんゆ) 7+9=16
杏里(あんり) 7+7=14
杏莉(あんり) 7+10=17
杏梨(あんり) 7+11=18
杏璃(あんり) 7+15=22
杏琉(あんる) 7+11=18
杏玲(あんれ) 7+9=16
杏嶺(あんれい) 7+17=24
杏羽(あんわ) 7+6=13
唯杏(いあん) 11+7=18
雨杏(うあん) 8+7=15
優杏(うきょう) 17+7=24

か行

歌杏(かあん) 14+7=21
花杏(かきょう) 7+7=14
綺杏(ききょう) 14+7=21
樹杏(ききょう) 16+7=23
杏(きょう) 7
杏佳(きょうか) 7+8=15
杏夏(きょうか) 7+10=17
杏叶(きょうか) 7+5=12
杏子(きょうこ) 7+3=10
杏湖(きょうこ) 7+12=19
杏瑚(きょうこ) 7+13=20
杏那(きょうな) 7+7=14
杏音(きょうね) 7+9=16
杏芭(きょうは) 7+7=14
杏美(きょうみ) 7+9=16
紅杏(くあん) 9+7=16
花杏(けあん) 7+7=14
小杏(こあん) 3+7=10
杏実(こうみ) 7+8=15

さ行

沙里杏(さりあ) 7+7+7=21
紫杏(しあ) 12+7=19
詩杏(しあん) 13+7=20
朱杏(しゅあん) 6+7=13
珠杏(じゅあん) 10+7=17
樹里杏(じゅりあん) 16+7+7=30
如杏(じょあん) 6+7=13
須杏(すあん) 12+7=19
星杏(せいあん) 9+7=16
空杏(そあん) 8+7=15

た行

千杏姫(ちあき) 3+7+10=20
千杏(ちあん) 3+7=10
月杏(つきあ) 4+7=11
天杏(てあ) 4+7=11
叶杏(とあん) 5+7=12

な行

菜杏奈(なあな) 11+7+8=26
音杏(ねあん) 9+7=16
望杏(のあ) 11+7=18
乃杏(のあん) 2+9=11

は行

春杏(はるあ) 9+7=16
陽杏(ひあん) 12+7=19
美杏香(びあんか) 9+7+9=25
美々杏(びびあん) 9+3+7=19
風杏(ふあん) 9+7=16

ま行

茉莉杏(まりあん) 8+10+7=25
真理杏(まりあん) 10+11+7=28
光杏(みあん) 6+7=13
実杏(みあん) 8+7=15
夢杏(むあん) 13+7=20
明杏(めあん) 8+7=15
杏音(もね) 7+9=16
桜杏枝(ももえ) 10+7+8=25
杏香(ももか) 7+9=16
杏羽(ももは) 7+6=13
杏美(ももみ) 7+9=16

や行

柚杏(ゆあん) 9+7=16
優杏(ゆあん) 17+7=24
代杏(よあん) 5+7=12

ら行

来杏(らいあん) 7+7=14
梨杏(りあん) 11+7=18
璃杏(りあん) 15+7=22
凛莉杏(りりあん) 15+10+7=32
瑠李杏(るりあん) 14+7+7=28
玲杏琉(れある) 9+7+11=27
楼杏(ろあん) 13+7=20

わ行

羽愛杏(わめあ) 6+13+7=26

「杏」を使った男の子の名前一覧(読み・字画数付き)

男の子

あ行

杏煌(あきら) 7+13=20
杏馬(あずま) 7+10=17
杏嵐(あらん) 7+12=19
杏連(あれん) 7+10=17
杏(あん) 7
杏吾(あんご) 7+7=14
杏梧(あんご) 7+11=18
杏二(あんじ) 7+2=9
杏侍(あんじ) 7+8=15
杏珠(あんじゅ) 7+10=17
杏人(あんど) 7+2=9
杏之助(あんのすけ) 7+3+7=17
杏吏(あんり) 7+6=13
偉杏(いあん) 12+7=19
羽杏(うきょう) 6+7=13

か行

杏煌(あきら) 7+13=20
杏馬(あずま) 7+10=17
杏嵐(あらん) 7+12=19
杏連(あれん) 7+10=17
杏(あん) 7
杏吾(あんご) 7+7=14
杏梧(あんご) 7+11=18
杏二(あんじ) 7+2=9
杏侍(あんじ) 7+8=15
杏珠(あんじゅ) 7+10=17
杏人(あんど) 7+2=9
杏之助(あんのすけ) 7+3+7=17
杏吏(あんり) 7+6=13
偉杏(いあん) 12+7=19
羽杏(うきょう) 6+7=13
伽之杏(かのあ) 7+3+7=17
杏(きょう) 7
杏一(きょういち) 7+1=8
杏一郎(きょういちろう) 7+1+9=17
杏市郎(きょういちろう) 7+5+9=21
杏悟(きょうご) 7+10=17
杏作(きょうさく) 7+7=14
杏介(きょうすけ) 7+4=11
杏成(きょうせい) 7+6=13
杏太(きょうた) 7+4=11
杏汰(きょうた) 7+7=14
杏太郎(きょうたろう) 7+4+9=20
杏太朗(きょうたろう) 7+4+10=21
杏之助(きょうのすけ) 7+3+7=17
杏平(きょうへい) 7+5=12
杏矢(きょうや) 7+5=12
杏哉(きょうや) 7+9=16
杏(こう) 7
杏輝(こうき) 7+15=22
杏治(こうじ) 7+8=15
杏晴(こうせい) 7+12=19
杏兵(こうへい) 7+7=14
杏真(こうま) 7+10=17

さ行

司杏(しあん) 5+7=12
嗣杏(しあん) 13+7=20
珠杏(じゅあん) 10+7=17

た行

都杏(つあん) 11+7=18
飛杏(とあん) 9+7=16

な行

音杏(ねあん) 9+7=16

ま行

愛杏(めあ) 13+7=20

や行

柚杏(ゆあん) 9+7=16
優杏(ゆあん) 17+7=24

ら行

利杏(りあん) 7+7=14
令杏琉(れある) 5+7+11=23
礼杏(れあん) 5+7=12

「杏」を使う際の名づけのポイント・注意点

「杏」のついた名前を検討するときは以下のポイント、注意点を意識してください。

ポイント

「杏」は、アンズの花の持つかわいらしいイメージから、女の子の名前に使われやすい漢字です。特に読みで「アン」という音を使う場合、「アン」単独や「アンナ」「アンジュ」などのように、外国風の名前とも相性は抜群です。将来インターナショナルな場面においても、プラスになることでしょう。

最近ですと、歴女や料理Youtubeなどで活躍する女優の杏さんに代表される、マルチに活躍する有名人への憧れの想いを込めることもあります。

男の子の名前ではやや少なめですが、「杏」には医療に関するイメージがあるため、将来はお医者さんのように人を助けることができる人であって欲しい、アンズが実をつけるように豊かで実りある人生を送って欲しいなどの願いを込めて、「杏」の字は使うことができます。

注意点

「杏」の字そのものは、小学校では習いません。しかし、パーツである「木」「口」はどちらも小学校一年生で習いますし、上下の組み合わることで左右対称の漢字となっています。子供にとっても書きやすい漢字であるといえるでしょう。また、アンズの花は春のイメージが強いため、ほかの季節に産まれた子の名前に使ってよいか躊躇する人もいるかもしれません。

しかし、アンズの実は夏に収穫しますし、秋から初冬の風物詩のイチョウは「銀杏」と表記します。必要以上に、気にする必要はないでしょう。アンズの花言葉には「臆病」という意味もあり、場合によっては暗いイメージが浮かぶかもしれませんが、こちらも解釈次第です。何より、アンズの花自体が多くの人に愛されていますので、心配することはありません。

まとめ

「杏」という字は多くの名前で使われていました。また、漢字から連想されるイメージもアンズの花やお医者さんなどポジティブなものばかりで、音の響きも海外的であることも多いです。名前を付ける際に、選択肢のひとつとしてもよいでしょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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