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2022年02月25日 11:34 更新

若草色(わかくさいろ)とは?~日本の伝統色 Japanese Traditional Colors~

【若草色(わかくさいろ)】とは、鮮やかな黄緑色のことです。日本の伝統色である【若草色】にどのような由来があって、どのように愛されてきたのか、子どもにそのまま教えてあげられるよう、やさしい言葉で解説します。海外の方に英語で説明できるよう、英語での解説も紹介しています。

【若草色】とは?

深緑と木漏れ日

若草色とは、芽吹いたばかりの草のような、あざやかな黄緑色です。

色の名前       若 草 色      
読み方 わかくさいろ wakakusa-iro
英語 bright green
WEBカラーコード #a6c702
CMYK C=40/M=0/Y=100/K=5
RGB R=166/G=199/B=2
※色は環境等により見え方が異なります。各種カラーコードは絶対のものではなく、あくまで参考値です。

【若草色】の意味と由来は?

【若草色】は、早春に芽吹いたばかりの草の色のような、あざやかな黄緑色の色名です。

平安時代からある伝統的な色で、新しい緑が山野を覆っていく姿を思わせ、春の訪れを表す色です。色名の「若」には新鮮さや未熟、新しいなどの意味があり、色そのものや色の濃淡を表すというよりは、感覚的なもの、イメージを表しています。

若芽から老木まで、植物を表す緑系の色名は多くありますが、【若芽色】【若苗色】【若菜色】などは「若」という文字を配して、より新鮮な緑を表現しています。その中でも【若草色】は、にごりが少なく緑が強い色で、より新鮮で、生命力にあふれた色なんです。

【若草色】に合う色は?


若草色
 わかくさいろ 


若竹色
 わかたけいろ 

【若草色】に合う色のひとつに【若竹色(わかたけいろ)】があります。【若竹色】は、若い竹のような黄味のあるさわやかな緑色のことです。【若草色】とは、同じ「若」の字が使われていて、組み合わせてももちろん新鮮でフレッシュな配色になります。また、緑とは対照的な色となる青系の紫の【紅桔梗(べにききょう)】やあざやかな青色の【天色(あまいろ)】との組み合わせは、落ち着いた配色になるでしょう。

なお、着物の組み合わせを表す「襲(かさね)」には「若草」という名目があります。「表に淡青、裏に濃青」を使い、旧暦の年始から2月初めにかけて早春を表す組み合わせとして用いられました。

A traditional Japanese color "若草 wakakusa" is...

A traditional Japanese color "若草 Wakakusa" is a bright yellow-green color of grass that has just sprouted in early spring. It is a color that has been used since the Heian period (794-1185). It evokes the image of new green covering the mountains and fields, and represents the coming of spring.
"若 Waka" in the color name has meanings such as freshness, immaturity, and newness, and represents a sense or image rather than the color itself or the shade of color.

There are many green color names for plants, from young buds to old trees, but a color "若芽 Wakame," "若苗 Wakanae," and "若菜 Wakana," have the character for "若 waka" in them to express a fresher green. Among them, a color "若草 Wakakusa" is less muddy and more green, giving the impression of freshness and full of vitality.

まとめ

【若草色】は、平安時代からよく歌集などにも春を表す緑色として登場しています。春の季語として使用されたほか、『伊勢物語』では、若い女性を例えて「若草」という表現が使われています。みずみずしく未熟でありながら、新鮮さを感じさせる存在として、若草が色を表すだけではなく、イメージとしても多くの人に愛されてきたことが分かりますね。

(マイナビ子育て編集部)

参考文献
・『色名がわかる辞典』(講談社)
・『366日 日本の美しい色』(三才ブックス)
・『くらしを彩る 日本の伝統色事典』(マイナビ)

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