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2022年03月31日 11:33 更新

青竹色(あおたけいろ)とは?~日本の伝統色 Japanese Traditional Colors~

【青竹色(あおたけいろ)】とは、鮮やかな青緑のことです。日本の伝統色である【青竹色】にどのような由来があって、どのように愛されてきたのか、子どもにそのまま教えてあげられるよう、やさしい言葉で解説します。海外の方に英語で説明できるよう、英語での解説も紹介しています。

【青竹色】とは?

竹林

青竹色とは、成長した竹を思わせる鮮やかな青緑のことを言います。

色の名前 青 竹 色
読み方 あおたけいろ aotake-iro
英語  blue-green、malachite greene 
WEBカラーコード #009b78
CMYK C=80/M=0/Y=60/K=15
RGB R=0/G=155/B=120
※色は環境等により見え方が異なります。各種カラーコードは絶対のものではなく、あくまで参考値です。

【青竹色】の意味と由来は?

【青竹色】は、成長した青竹の幹を思わせるような、青みの冴えた明るく濃い鮮やかな青緑の色名です。一般的に草木の緑は、ほとんどが黄緑色系統の場合が多いのですが、竹の場合は、成長すると光沢を感じさせる青緑色になります。

真っすぐに伸びて成長が早く寒さにも強いことから、昔から縁起がよく、神聖なものとされてきた竹は、多くの物語にも登場しています。たとえば、日本最古の物語として知られる『竹取物語(たけとりものがたり)』は、竹から生まれたかぐや姫のお話ですよね。また、日本最古の歌集である『万葉集(まんようしゅう)』では、皇子や大宮(おおみや)など、高貴な身分の敬称にかかる枕詞(まくらことば)として「さす竹の」という言葉が使われています。

色名として親しまれるようになったのは江戸中期と言われ、染色業者が付けたとされています。江戸時代の染色の指南書である『手鑑模様節用(てかがみもようせつよう)』には、「ぬれは色、或いハ青竹いろともいふ」という一説があります。【青竹色】は、雨に濡れた葉のような色【濡葉色(ぬればいろ)】と同じとされることがあったようですね。

【青竹色】に関連する色

「竹」に由来する色には、ほかに【若竹色】【煤竹色】などがあります。

【若竹色(わかたけいろ)】
【煤竹色(すすたけいろ)】

【青竹色】に合う色は?


青竹色
 あおたけいろ 


青 紫
 あおむらさき 



青竹色
 あおたけいろ 


珊瑚色
 さんご いろ 

【青竹色】と合う色のひとつに【青紫(あおむらさき)】があります。青紫は青みを帯びた鮮やかな紫色で、青竹色と組み合わせることで、みずみず々しく華やかさと艶やかさを感じさせる配色になります。

一方、【珊瑚色(さんごいろ)】のような黄みがかった明るい赤色や、「黄支子(きくちなし)」のような赤みがかった濃い黄色とも相性がよく、あたたかさを感じさせるさわやかな組み合わせとなります。

A traditional Japanese color "青竹 aotake" is...

A traditional Japanese color "青竹 aotake" is the color name for a bright, dark, vivid blue-green with a brilliant bluish hue, reminiscent of the trunk of a mature green bamboo plant. Generally, green of plants and trees is mostly yellowish green, but in the case of bamboo, it becomes a glossy blue-green as it grows.

Because it grows straight and fast and is resistant to cold, bamboo has long been considered auspicious and sacred, and has even appeared in many stories. For example, "Taketori Monogatari (The Tale of the Bamboo-Cutter)," known as the oldest story in Japan, is about Princess Kaguya, who was born from a bamboo. In "Manyoshu," Japan's oldest anthology of poetry, the word "Sasa-take no" is used as a pillow word for honorific titles of noble status, such as "Prince" and "Grand Imperial Highness.

It is said that it was in the mid-Edo period (1603-1868) that the name "青竹 aotake" became popular as a color name and was given by a dyer. In "Tekagami-moyo-setsuyo," an instruction manual for dyeing in the Edo period, there is an explanation about "青竹 aotake, which was sometimes considered the same as "濡葉 nureba", the color of wet leaves in the rain.

まとめ

【青竹色】は、成長した竹の幹のような明るく鮮やかな青緑の色名です。「竹」は真っすぐに伸びて縁起がいい植物とされ、また身近に自生していたこともあって、色名として多く採用されています。青竹色より薄い色の青緑色は【若竹色】、鈍く少し鼠色がかった色のことは【老竹色】と呼びます。また、囲炉裏(いろり)などの煙でいぶされ、すすけた竹のような暗い茶褐色には、【煤竹色(すすたけいろ)】という色名が付けられています。

(マイナビ子育て編集部)

参考文献
・『色名がわかる辞典』(講談社)
・『366日 日本の美しい色』(三才ブックス)
・『くらしを彩る 日本の伝統色事典』(マイナビ)

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