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【第9話】西畑大吾“友也"の闇落ち! 親友の裏切りと社長のクーデター! もはや恋どころじゃない!?

#御曹司に恋はムズすぎる考察

やまとなでし子

恋愛・婚活コラムニストのやまとなでし子さんが、『御曹司に恋はムズすぎる』(カンテレ)を毎週考察&展開予想するコラムです。本作は、恋愛偏差値0の超わがまま御曹司が庶民派女子に恋してしまうオリジナルストーリーのラブロマンティックコメディー。ルックスと金だけで生きてきた性格欠落だらけの御曹司の恋の結末はいかに――。

※このコラムは『御曹司に恋はムズすぎる』9話までのネタバレを含んでいます。

©カンテレ

東雲の秘密が判明

まどか(山本美月)を置いて出て行った母が、自身が勤める服天の社長・東雲(筒井真理子)だったことが判明し、まどかはとんでもなくショックを受けます。まどかの父もその昔、テレビで東雲の事実を知ったよう。

©カンテレ

同族企業故に東雲社長も天堂家の血縁関係にあるものと思っていましたが、公式の相関図を見ると、天堂家のくくりからは外されているので、血縁関係はなく、実力で社長まで登り詰めた叩き上げ社長のよう。そうなると昴(永瀬廉)とまどかが親戚であるという懸念もなくなり一安心です。

となると、東雲社長とまどかの父の離婚のきっかけ、まどかを置いて出て行った理由や、その後どのような経緯を経て社長まで登り詰めたか、というところが気になってきます。

東雲社長が隠してるまどかへの愛情

©カンテレ

東雲社長が現場主義の人間でありながら、子ども服部門に関わろうとしない理由を「それほどまでに期待していないということ」と言っていましたが、実態は実子であるまどかがそこにいたからなのでしょう。

「なぜ母親であることを黙っていたのか」と、まどかが東雲社長に詰め寄った時にも、「知ればまどかが会社を辞める。それは会社の損失だから」と母性0、会社人100で会話をしていましたが、東雲社長の表情に含みがあったので、まどかを捨てて服天にいることにも何か深い理由が隠されていそうです。

まどかの村の災害時に服天が支援にきたのも、おそらく東雲社長の意思が絡んでいて、直接自分が向かうことができない代わりに、まどかへの心配や愛情を会社を間に挟む形で送っていたのではないでしょうか。

まどかが一番憎んでいる人物である母・東雲の働く服天とそれがきっかけでで出会い、まどかが服天で働くことを志すことになったのですから、なんとも皮肉であり運命的でもある流れです。

まどかに椅子を奪われた友也

©カンテレ

東雲社長の言葉にショックを受けるまどかに、昴は「大丈夫! 東雲社長の分も俺がお前を好きでいるよ! 母性愛よりもでっかい愛をお前にやる!」と、明るくカラッとした愛情でまどかを支えます。まどかも落ち込んでいたはずが、気づけば笑顔に。

しかしその一方で笑顔を失っている人物が。昴の親友である友也(西畑大吾)です。どんな時も昴の横で昴を支え続けた友也。しかしその立場がまどかに奪われつつある寂しさや、友也の父の経営する工場の経営難で気が気ではないよう。

成田(小関裕太)に工場のことを相談するものの、「(工場の方式が今の時代に合わないと切られることは)残念だけどそれが組織」と、取り尽くしまがない状況。

以前の父の工場のピンチでは、友也と共に昴も一緒に会長(鹿賀丈史)に頭を下げて服天傘下に入れてもらった経緯を思うと、きっと昴に相談すれば友也と同じ熱量で工場を救うために奮闘してくれることでしょう。ただ今は昴との距離が離れて一番に相談する相手が昴では無くなってしまいました。

これを見ると、成田はクレバーな合理主義、昴は人情で人の心を動かして結果を勝ち取るスタイル。理性VS感情。このスタイルの違いも社長選定時にキモになってきそうです。昴が人情で大勢の心を動かしてホームランを打ってくれそうな予感。

東雲のクーデター発動

実は脳に腫瘍を患っており、長くはないことを悟っていた会長。それもあり、会長は昴に庶民生活を叩き込んでいたよう。そして、「昴の笑顔を最後まで見たい」からと、そのことを黙っておくように言われていた友也。

©カンテレ

なぜその事実を黙っていたのかと昴に責められ、友也は板挟み状態になってしまいます。

一方でそれをチャンスとみた東雲のクーデター。

「倒れる直前に会長が自分に委任状を託した。今後会社の決定権を全て社長である東雲に譲渡すると書いてある。自分が会長職を兼任すると共に、会長を解任する」と、事実上東雲社長が会社のトップに立つことを宣言します。

果たしてこの委任状が本物なのか? 捏造なら一気に犯罪者ですが、会長が「東雲社長はそこまで利己的ではなく、会社のことを一番に考えて動いてくれるはず」と踏んで、本当に決定権を全て委ねたのであればこれは謀反でありクーデター。

動揺する周囲ですが、1人は違いました。そう、友也です。

闇堕ち友也爆誕

いつの間に社長秘書として異動しており、淡々と東雲社長の横で仕事をする友也。なんとなく顔も悪人ヅラになっており、完全に闇堕ちしています。

おそらく親の会社を救うことを餌に、東雲社長となんらかの約束を交わしたのかもしれません。

しかし、友也の異動を、友也の上司である成田が知らず、東雲が勝手に異動の采配をしたあとに知るって、大企業なのにどんな流れとパワープレイの人事異動かましてるんだ東雲。普通、上司の成田に事前打診あるだろ。友也が異動してることを知った、成田の「えっ!?」に視聴者も「えっ!?(成田上司なのに知らなかったん?)」状態です。

ワンマン社長の会社みたいなやりたい放題っぷり。

2人でバトっていたはずの社長争いに、突然の穴馬登場で面食らう昴と成田。もはや恋どころではありません。「まだこの2人が社長の器じゃないから、それまでの間社長を東雲が務めてほしい」という意図での会長の委任状なら、東雲の言葉が足りないだけで話が通ってくるのですが。

果たして服天の未来やいかに……。

(やまとなでし子)

※この記事は2025年03月11日に公開されたものです

やまとなでし子 (コラムニスト)

大和撫子とは対極にいるアラサーJK(女子会社員)。バチェラーを始めとした恋愛リアリティ番組、ドラマ、合コン、婚活、過去出会った世にも不思議な男性たちや日常についての備忘録をTwitterとブログで綴っている。インスタでは綺麗めファッションコーデを日々更新。

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ブログ:男性見聞録

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