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富士山が目の前に! 『リサとガスパール』ルームに泊まる「山梨フォトジェニ旅」

【特集】よくばりサマートリップ

小浜みゆ

この夏は、よくばってみませんか? 近場のいいお宿へ、遠く離れた島へ、久しぶりの海外へ。近頃なんだか不安なニュースも多いけど、せっかくの夏。旅に出かければ、きれいな海が、真っ青な空が、おいしいグルメが、わたしを癒してくれるはず。さぁ、よくばりサマートリップへ! 今回は、都内からのアクセスも抜群の山梨女子旅を紹介します!

日が長く、太陽が空を明るく照らす夏は、ワクワクするような旅に出かけたくなるもの。泊まるだけで、心ときめく特別なお部屋が、山梨県にあります!

ハイランドリゾート ホテル&スパ内にある『リサとガスパール』ルームは、まるで絵本の中に入ったかのような体験ができる、特別なコンセプトルーム。さらに「富士山ビュー特急」に乗って行けば、移動時間も絶景を楽しめます。夏限定「France Fair」開催中の富士急ハイランド「リサとガスパール タウン」も満喫する、1泊2日女子旅を取材してきたのでレポート! かわいすぎて、写真を撮る手が止まりませんでした……。

土日祝はスイーツも楽しめる! 「富士山ビュー特急」

旅のはじまりは「大月駅」。新宿駅から中央線1本で到着する山梨県大月市の駅で、ここから「富士山ビュー特急」に乗車します。富士山ビュー特急は3両編成となっており、最も景色を堪能できるのが「特別車両1号車」。事前予約制の指定席で、運賃のほか特急料金400円と特別車両料金900円が必要です。1号車のみアテンダントさんが案内してくれます!

1号車は木の温もりあふれる特別仕様で、まさかの電車内にテーブルが……! 横からの大きな窓だけではなく、前方の運転手席からも絶景を見ることができ、山梨の美しい田園風景や山々を見ながら進むことができました。汽笛の音を聞きながらの列車の旅は、普段なかなかできない体験です。

東桂駅を過ぎたあたりから見えるのが、世界遺産「富士山」! 取材日はあいにくの曇り空でしたが、ずっと裾野は見えていて、その大きさを実感できました。アテンダントさんが「晴れるとこんな風に見えるんですよ」と写真を持ってきてくれたのもうれしかったです。

富士山ビュー特急はおかわり自由なソフトドリンクの無料特典付き。女子旅でおすすめなのは、土日祝限定・1号車限定の「スイーツプラン」です。「富士山ビュー特急風エクレア」、「FUJIYAMAショコラ」、「雲パン」を楽しむことができ、特に富士山の形をした「FUJIYAMAショコラ」がとってもキュート! ハイランドリゾート ホテル&スパのパティシエ特製なので味もおいしく、美しい風景を楽しみながら味わうスイーツは優雅すぎました……。料金は運賃・特別料金・特別車両料金・スイーツ・ソフトドリンクすべて込みで4,900円です。

※車両点検等により運休となる可能性があります。最新情報は公式HPをご確認ください。

・富士山ビュー特急

HP:https://www.fujikyu-railway.jp/fujisan-view-express/

まるで絵本の世界! かわいすぎる「ガスパール ルーム」

「富士急ハイランド駅」で降りたら、無料巡回バスに乗って「ハイランドリゾート ホテル&スパ」へ。チェックインをすると、『リサとガスパール』ルームオリジナルデザインのルームカードキーを受け取れました! ジェットコースター「FUJIYAMA」をはじめ、富士急ハイランドのアトラクションとリサとガスパールが描かれています。

ワクワクしながら9階に上がり、客室へ。『リサとガスパール』ルームは2室あり、1室は「リサ ルーム」。今回はもう1室の「ガスパール ルーム」に宿泊しました。ガスパールがお出迎えをしてくれるドアから入ると、そこは絵本の世界! 壁や天井は油絵風に仕上げられていて、自分も絵本の中のガスパールのお部屋におじゃましたような気分になります。

どこを見てもガスパールの好きなものであふれているガスパール ルームは、とってもキュート。ふとタンスを見ると、2024年7月5日に書かれた作者のアン・グットマン、ゲオルグ・ハレンスレーベン夫妻のサインを発見しました! 実は2024年は原作誕生から25周年。9年ぶりに来日し、この部屋に来てお二人がサインをした姿を想像しただけで、感慨深いものがあります。

室内だけでもテンションが上がるのに、窓を開けた先に広がっているのは、雄大な「富士山」! 『リサとガスパール』ルームは富士山側で、裾野から山頂まで見渡せる最高の眺望です。

ベッドルームだけではなく、バスルームやトイレもガスパールの世界が続いています。バスルームは、この絵をそのまま現実世界で表現したようなすてきな空間でした! ガスパールと一緒に入っている気分になれるお風呂、ぜひ現地で確かめてくださいね。ガスパール ルームは60平米ととても広く、定員5人なので、グループ女子旅にもおすすめです。

・ハイランドリゾート ホテル&スパ 『リサとガスパール』ルーム

HP:https://www.highlandresort.co.jp/rooms/lisagas/

夏だけの特別仕様。入場無料のリサとガスパール タウン「France Fair」

ガスパール ルームを楽しんだあとは、ホテル地下1階から直結の富士急ハイランド「リサとガスパール タウン」を満喫! パリの街並みを再現した入場無料のテーマエリアで、2024年8月31日までは「フランス・パリ」と「スポーツ」を盛り上げるイベント「France Fair」を開催しています。

テーマ内はフランス国旗のトリコロールカラーをイメージした装飾で彩られ、とってもフォトジェニック! 8月の第2・第4土曜日に実施予定のグリーティングでは、トリコロールカラーの衣装をまとったリサとガスパールがあいさつしてくれますよ。

France Fair」でしか食べられないスイーツやグルメも登場していて、レレ―ヴ サロン・ド・テの「トロピックソフト(800円、写真右)」はフェア限定品です。スポイトに入っているマンゴーソースを自分好みでかけながら食べ進める面白いスイーツで、南国感あふれる味が夏にぴったり! 冷たいソフトクリームはほかにも定番品として「バルーンソフトクリーム(800円、写真左)」なども販売中です。

「リサとガスパール タウン ショップ」ではここだけでしか売っていない限定お土産に注目。「紅茶味パウンドケーキ(1,000円)」はリサとガスパールがエリア内にある「カフェ ブリオッシュ」のテラスでティータイムをする様子がデザインされています。中身は静岡県産の茶葉を使用した、アールグレイが香るしっとりケーキです。

・リサとガスパール タウン France Fair

HP:https://www.fujiq.jp/special/lisagasevent/

カジュアルにイタリアンを満喫! ホテルレストランでディナー

夕食はハイランドリゾート ホテル&スパ1階「MACARONI CLUB」で本格イタリアンを堪能。パスタやピザなどをカジュアルに楽しむほか、「旬な魚を使ったアクアパッツァ(2,000円)」やイタリア風カツレツ「ミラネーゼ(1,200円)」をビールやワインと一緒に楽しむのもすてきです。デザートもおいしく、みんなでシェアして色んなものをちょっとずつ味わうのがおすすめですよ。※取材時の価格・メニューとなります。

宿泊者「無料」。地下1,500mから湧き出る天然温泉に癒やされる

写真提供:ふじやま温泉

温泉も「無料」で楽しめるのが、ハイランドリゾート ホテル&スパの魅力。隣接する「ふじやま温泉」で、温泉・サウナを楽しめます。天然温泉はマグネシウム・カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉と、さまざまな泉質が混ざっているユニークな湯で、多彩な効能が得られるのが特徴。地下1,500mから湧出する、富士山の恵みを広い大浴場で満喫できます。

富士山を望む席に座り、朝食を。絶景レストラン

朝食はハイランドリゾート ホテル&スパ4階「FUJIYAMA TERRACE」でブッフェを堪能。大きな一面の窓から富士山を目の前に望む、最高の席で食事ができます。

料理は山梨県・都留市「ふじやまファーム」の有機野菜のサラダバー、山梨県・忍野村産の「忍野豆腐」、甲州信玄鶏と夏野菜の黒酢あん、山梨名物「ほうとう」など、選びきれないほど豊富! みんなが列を作るほど人気を集めていたのは、料理人がその場で作ってくれる「オムレツ」です。チーズやキノコなど具材を選べるオムレツはトロトロで、富士山を見ながら食べると格別でした!

・ハイランドリゾート ホテル&スパ

住所:山梨県富士吉田市新西原5-6-1
HP:https://www.highlandresort.co.jp/

「フジヤマミュージアム」で『リサとガスパール』作者の絵画を鑑賞

チェックアウト後はホテルから歩いて行ける、「富士山」が描かれた絵画のみが並ぶ「フジヤマミュージアム」へ。約400点の所蔵作品のうち、約70点が会期ごとに展示されています。通常、入館料は1,000円ですが、ハイランドリゾート ホテル&スパ宿泊者は「無料」! 白を基調とした美しいアトリウムで、その天井ガラスは絵画のために紫外線がカットされていて冷房がきいているので、涼みに行くのもおすすめです。館内は撮影NGで、今回は特別に許可を得て撮影させていただきました。

展示作品は一期一会。その時々によって変わりますが、リサとガスパールタウンに隣接するフジヤマミュージアムではリサとガスパールの作者ゲオルグ・ハレンスレーベンさんが描き下ろした絵画を10点ほど所蔵しており、取材時はリサとガスパール タウンのために描きろされた3点の絵画を見ることができました。でも、富士山をテーマにしたミュージアムのはずなのに、2018年制作の《リサとガスパール カフェブリオッシュ》は一見、富士山が描かれていません。よく見ると、テーブルの上にのったケーキが富士山の形をしていました……! この絵画は先に紹介した「紅茶味パウンドケーキ」のパッケージデザインの元となっている貴重な作品で、ゲオルグさんが実際に描いたものを見られることに価値を感じました。

・フジヤマミュージアム

HP:https://www.fujiyama-museum.com/

たった1泊2日なのに、かわいい電車でスイーツを楽しみ、特別な「ガスパール ルーム」に泊まり、富士山の絶景を拝み、大充実だった山梨旅。非日常を味わいたい人にも、『リサとガスパール』の絵本を子どもの時に読んでいたというアラサー女子にも一押しです。『リサとガスパール』ルームは2室のみなので、予約はお早めに。ワクワクする夏の思い出を作りに、山梨女子旅を計画してみてくださいね!

(C)2024 Anne Gutman & Georg Hallensleben / Hachette Livre

(撮影・取材・文:小浜みゆ)

※この記事は2024年08月04日に公開されたものです

小浜みゆ

神奈川県在住の旅ライター。旅が大好きなのでフットワークは軽く、国内・海外の素敵な場所を求めてどこへでも。得意ジャンルはホテル・リゾート・美容。写真にこだわります。

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