亡くなった人に話しかけてはいけない? 注意点と故人が喜ぶこととは
本記事では、「亡くなった人には話しかけてはいけない」という説について、占い師の紅たきさんに詳しく解説してもらいます。なぜ話しかけてはいけないとされるのか、その理由や、故人を偲ぶ方法を紹介。大切な人が亡くなった時にしてはいけないこともまとめました。
身近な人や親しい人が亡くなった時、悲しみにくれてどうしたらいいのか分からなくなるものです。その人の死を受け入れられず、思わず亡くなった人の亡骸に話しかけてしまうこともあるでしょう。
また、お墓や仏壇などに向かって、話をしたいという気持ちになる時もあるはずです。しかし、一説には「亡くなった人には話しかけてはいけない」ともいわれています。それは本当なのでしょうか。スピリチュアルの観点から、詳しく解説していきます。
亡くなった人に話しかけてはいけないの?
亡くなった人に話しかけていいのか、悪いのかにはさまざまな意見があります。しかし結論から言うと、基本的には話しかけても大丈夫だと考えられます。
お仏壇やお墓といった場所で、亡くなった人に向けて自分の近況を報告したり、あの世で幸せに過ごしてほしいといった気持ちを伝えたりしても、何も問題はないでしょう。
ただし「あなたがいなくて、もう生きていけない」など、ネガティブなことを言うのは避けましょう。そのような言葉によって故人があなたを心配し、放っておけずに自らのもとへ呼び寄せてしまう可能性があると、スピリチュアルの世界では考えられているからです。
亡くなった人に対してすべきこと
ここからは、大切な人が亡くなった時にしてあげるといいこととは何なのか、解説していきます。
(1)亡くなった人が大切にしていたものを引き継ぐ
亡くなった人が大切にしていた品物や物事があったら、それを引き継ぐと、彼らを喜ばせることができると考えられます。
自分が大切にしていたものを、同じようにいとおしく扱ってもらえたら、誰でもうれしいですよね。アクセサリーや服といった身の回りのものであれば、身に着けると故人がそばにいてくれるような気持ちになるでしょう。
(2)亡くなった人との楽しかったことを思い出す
大切な人がある日突然亡くなって、「何かできたことがもっとあったのでは」と、悲しみに暮れるという人も少なくはないでしょう。ポジティブな思い出について考えろと言われても、難しいかもしれませんね。
ですから、気持ちがある程度落ち着いてきたらでいいので、故人との楽しかったこと、笑い合ったこと、一緒に旅行したことなどをぜひ思い出してあげてください。
ずっと泣いていたり落ち込んでいたりすると、亡くなった人は自分のせいで泣かせてしまったと、悲しんでしまうでしょう。
(3)残された人が幸せに生きていく
大切な人が亡くなると心にも体にも負担が掛かり、何も手につかなくなったり、眠れなくなったりしてしまう場合もあります。
しかし、あなたのそんな姿を見た故人は、きっとつらく思うでしょう。ですから、彼らの死を乗り越えて、前を向いて幸せに生きていく姿を見せることが、何よりの供養となるはずです。