タロットカード「魔術師」の意味は? 正位置・逆位置別に解釈を紹介
タロット「魔術師」は創造を表すカードです。このカードが表す恋愛運、金運、仕事運とは? 本記事では、タロットカード「魔術師」の意味と正位置、逆位置別の解釈について紹介します。カードからのメッセージを読み解き、未来に役立ててくださいね。
タロットカードの絵柄にはさまざまな意味が隠されています。これを深く読み取れば、未来に役立つヒントが得られるかもしれません。
本記事では、タロットカード「魔術師」の意味や正位置、逆位置別の解釈を紹介。また、「魔術師」が表す恋愛運、金運、仕事運を読み解いていきます。
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【大アルカナ一覧】タロットカードの解釈を正位置・逆位置別に紹介
※本シリーズでは、マルセイユ版タロットに準じたカード番号を採用しております
タロットカード「魔術師」の基本的な意味
タロット「魔術師」は、無から有を生み出すというメッセージを持つカードです。描かれた若い男性は、創造性や新しいことへの挑戦、積極性などを表します。
テーブルに並べられた金貨・聖杯・剣・棒の道具は、世界を構成する四大元素の象徴。魔術師はこれらの道具を操って、新しい何かを創造するのです。
このカードが出たということは、あなたに創造の時が来たということかもしれません。理想をかなえるため、計画を行動に移してみると良いでしょう。
正位置の意味
「魔術師」の正位置は、「ことの始まり」や「創造するパワー」と解釈できます。
今のあなたは能動的で機転が利くので、無事に新しいスタートを切ることができるでしょう。探究心や好奇心も旺盛で、新しいものを創造するパワーに満ちているといえます。
また、理解力や適応力に優れており、何事も器用にこなせそうです。
近々、好ましい変化や他者との交流、新しい企画・計画のスタートといった出来事が起こるかもしれません。独立心が芽生えたり、魔法のようなアイデアをひらめいたりすることもありそうです。
【正位置のキーワード】
創造、独創的、工夫、活動的、積極的、自信、才能、能力、新規、無から生み出す
逆位置の意味
逆位置の「魔術師」は、「経験が足りない」「コミュニケーション不足」「計画倒れ」などのネガティブな解釈となります。
物事へあまり真剣に取り組めず、途中で放り出して遅延したり、予定が未定に変わったりすることもありそうです。
また、今のあなたはどこか口先だけになっているところがあり、決断力や能力がいまひとつな模様。
不可能を可能にできないもどかしさがあり、人間関係や物事に対して逃げ腰になりがちでしょう。
この状況を打破するには、まず自分自身の言葉と行動を一致させる必要がありそうです。
【逆位置のキーワード】
経験不足、知識不足、コミュニケーション不足、創造力の欠如、優柔不断、無計画、口先だけ、うそ
絵柄・シンボルから読み解く「魔術師」の意味
タロットの絵柄にはたくさんのシンボルが散りばめられています。ここでは「魔術師」のカードに隠されたシンボルのメッセージを紹介します。
(1)男性が持っている棒(ワンド)
棒(ワンド)は魔術師である男性にとっての商売道具であり、思い描いていることを具現化する道具でもあります。
右手を高く上げるポーズは、理想を実現させようという強い意志を感じさせます。
(2)メビウスの輪
男性の頭上には、メビウスの輪が描かれています。これは無限大を意味する「∞」と同じく、永遠の象徴です。
(3)テーブルに並ぶ道具
テーブルには金貨・聖杯・剣・棒の4つの道具が置かれており、四大元素を象徴します。魔術師がこれらの道具をうまく使うことで、創造力を発揮できるのです。
他のタロットカードとの関係から読み解く「魔術師」の意味
タロットカードは前後のカードと深い関わりがあり、お互いに影響を及ぼし合います。そのカード同士の関係性を読み解くことで、より深く意味を理解できるでしょう。
ここでは、1番「魔術師」の意味を、0番「愚者」・2番「女教皇」との関係から考察します。
0番「愚者」
「魔術師」のカードの1つ前にあるのは、「無邪気」「無垢」などを表す「愚者」のカード。
「愚者」では夢を見るだけでしたが、そこから準備が整って「魔術師」のカードでいよいよ行動へと移す時がやってきたようです。
愚者が背負う袋の中には、魔術師が操るであろう4つの道具が大切にしまわれているのかもしれません。
2番「女教皇」
「魔術師」に続く2番目のカードは、「知性」「静観」などをあらわす「女教皇」。
「魔術師」のカードでスタートさせた物事を冷静に見ることで、さらに発展させられると解釈できます。
▶次のページでは、タロットカード「魔術師」が表す恋愛運と相手の気持ちについて解説します。