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今こそ行くべき! 久々の海外旅行に「台湾」がおすすめなワケ

小浜みゆ

ついに海外旅行ができるようになった今、「どこに行こう?」と考えている人も多いはず。海外旅行のリハビリは、ふらっと行けちゃう「台湾」からはじめてみては?

「台湾はいつでもウェルカムです」とお話してくれたのは、台湾観光局の鄭 憶萍(テイ・イーピン)さん。台湾の感染対策や最新おすすめスポットなど、台湾の“今”をお伺いしました!

7日間の自主防疫とは? 台湾に行く前に知っておきたいこと

写真提供:台湾観光局

9月よりビザが不要、10月より入国後の隔離が不要となり、ついに日本人が気軽に行けるようになった台湾。入国時には陰性証明書等の提出も不要で、コロナ前と変わらずスムーズに入国が可能です。

一つだけコロナ前と違うのは「7日間の自主防疫」を行うということ。これは台湾の入国審査前に無料でもらえる4回分の家庭用簡易抗原検査キットを使って、7日間の期間中4回検査し、陰性を確認するというものです。検査のタイミングは入国初日に1回、残りは1日ごとが目安。ただし自分自身で自主的に行うものなので、結果をどこかに報告するといった手間はありません。日帰りや1泊2日の旅程の場合は1回で大丈夫です。

写真提供:台湾観光局

鄭さん「台湾国民にとっても、海外からの観光客にとっても、安心して過ごせるように防疫体制を整えています。検査の方法は鼻腔をぬぐい、液検体をシートに染み込ませるだけなので、作業自体は3分ほど。約15分後、陰性であれば1本のラインが浮かび上がります。陰性を確認いただければ制限は一切なく、どこでも好きな場所へ観光に行くことが可能です。

今、台湾政府としては日本人観光客を積極的に受け入れ、日本の皆さまに『ぜひ来ていただきたい!』と思っています。逆に、日本帰国時にはワクチンの接種証明書(3回)または出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出が必要となっているので、早く緩和することを祈っています」

また、台湾に限ったことではありませんが、海外に行く時はコロナ対応をしている海外旅行保険への加入をしておくと、自分自身も安心です。

鄭さん「もし陽性だった場合、台湾では軽症・無症状者は自治体の指定する施設での隔離となり、費用はみなさまの負担になります。5日間の隔離後、陰性が確認できればすぐに帰国が可能ですが、滞在費や航空券もサポートしてくれる海外旅行保険への加入を推奨します」

海外によってはマスクを外している人が多数派の国もありますが、台湾は日本と同様に多くの人がマスクをつけているのが現状。観光客は7日間の自主防疫期間中はマスク着用が推奨されており、日本と同じような感覚で過ごせます。

鄭さん「12月1日より屋外でのマスク着用義務がなくなり、屋内や公共交通機関のみマスク着用が義務となっています。ただし、写真撮影や食事の時はもちろん外してOKですし、サウナやカラオケでも外して構いません。日本より厳しいと感じることはないと思います」

今が行きどき! 台湾女子旅におすすめの観光スポット&体験

写真提供:台湾観光局

台湾では観光客を10月に受け入れ開始したばかりなので、日本人だけでなく海外旅行者はまだまだ少ない状況とのこと。逆に言えば人気観光地でも人が少なく、今が観光を目一杯楽しめるチャンス! 『千と千尋の神隠し』のような世界観が楽しめると大人気の「九份」も、自分の好きなペースで写真撮影ができます。

写真提供:台湾観光局

コロナ前から人気だった「十分」は、特に20~30代女子におすすめのスポット。天燈(スカイランタン)に願いを書き、空に上げると願いが叶うと言われています。

鄭さん「11月に十分へ訪れた時は団体旅行客が少ない状況だったので、混雑なくスムーズに天燈を上げることができました。また、日本語で話していると『いらっしゃい』と声をかけてくれることもあり、日本人が遊びに来ることを歓迎する雰囲気です」

写真提供:台湾観光局

もし来年に旅行を計画しているなら、「台湾ランタンフェスティバル」も一押し。カラフルなランタンが光り輝くお祭りで、2023年は2月5~19日に開催される予定です。毎年開催場所は異なりますが、来年は「台北」! 中心地なので行きやすく、周辺のホテルも豊富な選択肢です。

台湾ランタンフェスティバル期間中は台北のホテルが取りにくくなる可能性もあるため、早めの予約がおすすめ。現在、台北のホテルを対象としたセールも行なっている予約サイトもあり、例えばエクスペディアでは会員限定で「ジャスト スリープ 台北 西門館」が25%OFFになります(2023年3月31日までの宿泊)。

鄭さん「円安ですが、日本よりもホテルや物価は基本的に安いので、お得に贅沢な旅が叶うのも台湾の特徴です」

写真提供:台湾観光局

観光スポットだけでなく、癒やしのひとときも台湾女子旅には欠かせません。日本よりもリーズナブルに全身マッサージや足裏マッサージを受けることができ、心からリラックスできます。時間に限りがある旅行では、頭皮マッサージをしてくれる台湾式シャンプーも癒やされます。

鄭さん「ホテルで近くの美容室を聞き、朝に台湾式シャンプーを受けるのがおすすめです。髪のセットまでしてくれるので、その日はきれいにセットされた状態で写真撮影を楽しめます」

台湾好きにも一押し! コロナ禍で誕生&注目されたスポット

日帰りや1泊2日でも行く人がいるほど、コロナ禍前は多くの日本人が訪れていた台湾。「有名観光地はすでに訪れた」という台湾好きの方にもおすすめのスポットを鄭さんに教えてもらいました。

写真提供:台湾観光局

一つ目は2020年、南投県信義郷にオープンした「双龍七彩吊橋」。台湾一の長さを誇る全長342mの階段式吊り橋です。橋の先に見える龍のような2つの滝が美しく、7色に彩られた吊り橋は写真映えも抜群! 台湾の最も大きな湖「日月潭」と同じく南投県にあります。

鄭さん「渡る上で人数制限が必要のため予約制で、オープン当時は予約がとれないほど人気でした。現在は比較的落ち着いてきています」

写真提供:台湾観光局

二つ目は、SNSで注目度上昇中の「基隆正濱漁港」。その昔に漁港として栄えていた町を基隆市政府が力を入れて整備し、カラフルな建物が美しく並ぶ観光スポットとなっています。基隆市は台北市のお隣なのでアクセス抜群。夜は基隆廟口夜市(ナイトマーケット)で食事をするのも楽しい過ごし方です。

鄭さん「コロナ禍の少し前から再注目された場所です。近くにはおしゃれなカフェや、岸田首相の曾祖叔父が経営していた『岸田呉服店』の建物を活用したイタリアンレストラン『洋城義大利餐廳』もあります」

約3年の時を経て、ついに行けるようになった「台湾」。最後に鄭さんより、読者に向けてメッセージをいただきました。

鄭さん「海外旅行に対して不安や億劫な気持ちになっている方も多いかもしれません。しかし、現在の台湾はコロナ前と変わらない、気軽な気持ちで楽しめる旅行先です。おいしいものを食べて、海外でしかできないコト消費を楽しみ、幸せな瞬間を感じる。オンラインツアーでは体験できなかった匂い、温度を感じながら、刺激的な海外旅行体験を思い出してもらえたら嬉しいです。久しぶりの海外旅行先として様子見がてら、お友達や家族とパスポートを持って台湾へ遊びにきてくださいね」

台湾観光局

HP:https://jp.taiwan.net.tw/

(取材・文:小浜みゆ)

※この記事は2022年12月21日に公開されたものです

小浜みゆ

神奈川県在住の旅ライター。旅が大好きなのでフットワークは軽く、国内・海外の素敵な場所を求めてどこへでも。得意ジャンルはホテル・リゾート・美容。写真にこだわります。

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