お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

服の整理が苦手な人に共通する傾向と対策3ポイント

クローゼット収納がゴチャつくのは、服が多いからとは限りません。多くても上手にしまえている人と、乱れやすい人との違いは几帳面さ?でもないのです。これさえやっておけば苦手をすっきりクリアー!その秘訣をご紹介します。

1.たたんだ服の処理が決め手
服をしまうときには、ハンガーを使って吊るすことが多いですか?洗濯して干した時のハンガーのまましまうとか、脱いだ服をとりあえずハンガー掛けにするといったやり方は、収納するのが苦手でも殆どの人がやっています。すべての服を吊るしておけるように、針金タイプの細いハンガーを使うという手もありますが、クローゼットの広さからすると限界があって現実的ではありません。

そこで、収納上手な人とそうではない人との差が出ます。その違いは、たたんできちんとしまっているかどうかです。たたむしまい方を取り入れることで、収納量をグンと増やすことができます。でも、トップスやパンツをたたむ作業まではやっているのに、紙袋に入れて床に置いたりしていませんか?最初は仮置きのつもりでも、袋が増えて積み重なってくると、下になった袋から取り出すのが面倒でそのままに。やっとの思いで取り出したらシワになっていて着られないなど、いいことはありません。たたんだあとのしまい方にも工夫が必要なのです。

2.吊るした服の下に着目!
乱れやすいのは、吊るした服の下のスペースです。服が山盛りになっていたり、空き箱に入れてしまっていたりすると、見た目が良くないだけではなく実用的ではありません。クローゼットは使い始めが肝心。たたんだ服のために、収納用品を選ぶという作業が欠かせないのです。

たとえば、扉のついていないラックでは、たたんだ服をきれいに積み重ねてショップのように収納するのですが、取り出すときに丁寧に扱わないと、たたんだ服が崩れやすいので上級者向き。一方で、引き出しには、たたんだ服を本のように立てて収納するので、比較的やりやすいのでおススメです。ボトムス、トップス、ランジェリー用として3段ぶんを積み重ねることからスタート。使いながら様子を見て買い足していきたいので、メーカーの定番商品を購入するのがおススメです。そのためにも、クローゼットの幅、奥行き、高さを正確に測ってから、吊るした服の下に収まる収納用品を探しましょう。

3.高い所にある棚を使いきる
ハンガーを掛けるパイプの上に棚があるというのが、クローゼットのつくりとして一般的です。その棚のスペースもしっかりと使いましょう。とは言え、頻繁に出し入れするモノをしまうには位置が高すぎます。デイリーな服は棚よりも下のスペースにしまって、上のほうには季節外のモノや特別なときだけに使うモノに限定して収納します。

その際にも、やはり収納用品を使うのがおススメです。紙製の箱か布製の収納ケースといった重たくない入れ物を利用して、種類別に分けておきます。また、つま先立ちで不安定な姿勢で出し入れするとなると、しまいっ放しになりがちなので、踏み台もマストアイテム。折りたたみのできる小さなタイプでもよいので、クローゼットの隙間に立てかけておきましょう。

すはらひろこ
整理収納アドバイザー認定講師・一級建築士・インテリアコーディネーター。インテリアのプロならではの収納術が、オシャレでやる気がわくと好評。片付け講座を定期開催するほかテレビ・雑誌でも活躍。著書「朝、着る服に迷わないハッピー収納術」(大和書房)、「1分からはじめるかたづけ術」(だいわ文庫)、「無印良品で覚える収納のコツ」など著書・監修書多数。【片付けちゃお】http://suharahiloco.wordpress.com/

※この記事は2016年02月12日に公開されたものです

SHARE