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大掃除ナシでもキレイを保つお掃除習慣

年末といえば、大掃除。積もり積もった汚れを落として、気持ちよく新年を迎える良い習慣です。でも、一人暮らしであれば、あえて掃除のための時間をしっかり作らなくても、ちょっとした習慣でお部屋をキレイに保つことが可能です。日ごろのお掃除習慣を見直して、手早く簡単にスッキリなお部屋を手に入れましょう。

■汚れに気づいたら、すぐにやりたい『1分掃除』
日々暮らしていれば、汚れていくのは仕方がないこと。でも、その汚れを放っておくと、時間とともにどんどんと落ちにくくなっていきます。汚れはできるだけ早く落とすのがラクに落とすコツ。例えば、料理をしていた鍋からふきこぼれてしまったら、「あとで拭こう」と思わずにすぐに拭くこと。後回しにすると、汚れが焦げ付いてしまったり、こびりついてしまったりして、どんどん落ちにくくなってしまいます。ただ、「すぐにやった方がいい」とわかっていても、どうしても掃除は気が重くなってしまいがち。そんなときには「1分だけ」と決めて取りかかってみるのがおすすめです。1分はごく短時間。でも、テーブルや洗面台を拭いたり、目についた油はねを落としたりするのは1分もあれば十分にできること。忙しいときは1分で落とせるところまで落として、また次の機会に回すというのもアリ。汚れに気づいたら、見ないふりをせず、1分間だけ掃除をする習慣をつけてみましょう。

■手は空いているときに、ついでに『ながら掃除』
何かをしているけれど、手はちょっと空いている。例えば、テレビを見ているときや歯磨きをしているとき、お風呂に入っているときなどに、何かをしながら掃除をしてしまうと、効率アップが図れます。テレビを見ているときに、手には粘着クリーナーを持って、カーペットやラグをコロコロする。歯磨きをしているときに、空いている片方の手で洗面台の汚れを落としておく。お風呂に入っているときに、湯船やタイルの目地、洗面器や湯汲などの汚れをこすっておく。特に温度が高い方が汚れは落ちやすいので、バスルームの汚れは入浴中に落とすと落ちやすいというメリットもあります。しっかり寛ぎたいときには、あえて掃除をしなくてもOK。でも、ちょっとやる気があるときには、何かをしながら、ついでに掃除をしてしまうと、汚れを溜め込まずに済みます。

■もっと部屋をキレイにしたいなら、『毎日5分掃除』
一人暮らしなら、日々の『1分掃除』『ながら掃除』だけでも、そこそこキレイになります。でも、もうちょっと隅々までキレイに掃除をしたいなら、毎日5分間掃除をする習慣をつけましょう。このとき、月曜日は「部屋全体の掃除機かけ」、火曜日は「キッチンの水回り」、水曜日は「キッチンのコンロ周り」、木曜日は「トイレ」、金曜日は「バスルーム」、土曜日は「玄関」、日曜日は「ベランダ」といったように、毎日掃除をする箇所を決めておくのがおすすめ。一度に全部やろうとすると、とても5分では終わりませんが、一箇所であれば、無理なく終わらせることができます。毎日5分ずつ掃除をする箇所を回していくことで、一週間で部屋全体を掃除することができ、キレイな状態を保つことできます。

暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー:河野真希
ウェブや雑誌など各種メディアで、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルを提案。著書に『ひとり暮らしの季節ごよみ』(祥伝社)、監修本に『家事のお手本-大人のたしなみ賢いくらし(泉書房)』『頑張らなくても素敵に暮らせる「夜だけ家事」で快適シンプル生活(双葉社)』などがある。河野真希オフィシャルサイト

※この記事は2015年11月16日に公開されたものです

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