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仲がよすぎても問題? 女子41.7%⇒「友だち親子」うらやましくないと回答。その理由って?

ファナティック

ともだち親子親子なのに友だちのような関係で接する友だち親子は、ここ十年余りでずいぶん増えたように感じます。家族の中に友だちがいる感覚は、楽しそうな反面、規律や尊厳がなくなったり、共依存の関係を生み出してしまうと言われることも。友だち親子に対して思うことを、社会人の女性に聞いてみました。

Q.母と娘の関係について。友だち親子(友だち同士のように仲のいい親子)の母娘をうらやましく思いますか?

思う……58.3%
思わない……41.7%

半数以上の女性が、友だち親子をうらやましいと感じているようです。それぞれの理由を見てみましょう。

【「思う」と回答した女性の意見】

もっとも身近な相談相手

・「恋愛の相談とかしてみたいから。私はできませんでした」(31歳/建設・土木/事務系専門職)

・「自分は母親と友だちのような関係ではないから。恋愛話をするとか信じられないけれど、できたら面白そう」(34歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

多くの人が親に隠したいのは恋愛に関すること。たとえ恋愛で悩んでいても、その事実を隠しているがために相談できず、一人で抱え込んでしまうこともあります。もっとも身近な家族の中に相談できる相手がいることは、精神的にも大きな支えになるでしょう。

家族は仲がいいに越したことはない

・「厳格な母ではあったので、もう少し仲よくしたかった」(23歳/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)

・「仲悪いより、いいほうがなにかと得なので」(29歳/生保・損保/販売職・サービス系)

仲がいい親子を見るとうらやましいと感じる人も多いよう。結婚や妊娠・出産など、女性のライフイベントのときも何かと母親は助けになってくれます。仲がいいほうが、自分にプラスになることも多いでしょう。

【「思わない」と回答した女性の意見】

本来の親子関係とは

・「母娘のきちんとした関係が崩れているから」(26歳/その他/秘書・アシスタント職)

・「友だちのような関係は、いびつだと思うから」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

親子関係に決まった形はありませんが、友だち親子は本来の親子の姿ではないと感じる人もいるようです。親子と友だちはあくまで別のものであり、家庭と社会というちがいがあってしかるべきなのかもしれません。

親離れ子離れの重要性

・「自分が友だち親子だから。結局はお互いに依存しているだけだと思う」(30歳/商社・卸/事務系専門職)

・「距離が近すぎて親離れできていないように感じる」(26歳/食品・飲料/技術職)

友だち親子は共依存の関係を表していると考える人もいます。共依存はそこに他人が入り込む隙を与えません。将来的に他人と関わって仕事をし、他人と結婚し、他人の子どもを産まなければならないとなったときに、共依存の関係は大きな障害となりうるでしょう。

家族仲がいいのは理想的ではありますが、なんでも度が過ぎるとその姿は滑稽に映ることがあります。あまりに仲がいい親子の関係は、どこかに歪がかかっていることも多く、経過に注意が必要になってきます。親への尊敬や尊厳を忘れず、自立した一人前の大人になることが子供にできる何よりの親孝行なのかもしれませんね。

(ファナティック)

※画像は本文と関係ありません

※『マイナビウーマン』にて2015年10月にWebアンケート。有効回答数295件(22歳~34歳の働く女性)

※この記事は2015年11月01日に公開されたものです

ファナティック (編集プロダクション)

2011年10月創立の編集プロダクション。マイナビウーマンでは、恋愛やライフスタイル全般の幅広いテーマで、主にアンケートコラム企画を担当、約20名の女性ライターで記事を執筆しています。

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