世界一酔える酒は何度ある?「スピリタス(ポーランド)96度」
日本ではハタチになれば飲酒が可能です。若い頃はいろんなお酒を楽しんでみたいものですが、だんだん自分の好みと飲み方がわかってくるものです。普段飲んでいるお酒と、世界にある度数の高いお酒の雑学をご紹介しましょう。
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世界一度数の高いお酒:スピリタス(ポーランド)96度
世界にはさまざまなお酒があります。特に蒸留酒と呼ばれるお酒は、醸造酒と異なり、度数が高くなりがちです。
一番度数の高いものは、ポーランドのウォッカ「スピリタス」で、96度もあるそうです。日本でも手に入りますが、火気厳禁であり、そもそもそのまま飲むようなお酒ではありません。果実酒に使うか、医療用に用いられます。
ちなみに蒸留酒とは、別名スピリッツとも呼ばれ、醸造酒に「蒸留」という行程を加えてお酒のエキスを抽出したようなものです。日本では焼酎や泡盛、ほかにもウイスキーやブランデー、ウォッカ、ジン、ラム、テキーラなどが蒸留酒です。
よく飲むお酒の度数を知ろう
身近なお酒のアルコール度数を知っておきましょう。度数とは、お酒に含まれるアルコールの割合(%)のことなので、度数が高くなるほど酔いやすくなります。
・ビール、チューハイ:5度
・ワイン、日本酒:12~15度
・焼酎:25度等
・ウイスキー:40度以上
焼酎やウイスキーをストレートで飲む場合、少量だけサーブされます。氷を浮かべる「ロック」、水で割る「水割り」、お湯で割る「お湯割り」、ソーダで割る「ソーダ割り」(ハイボールと呼ばれることがあります)などで楽しむことが多いでしょう。
お酒で酔う分量
アルコール摂取量には、基準とされるお酒の単位があります。純アルコールに換算して20gを1単位とし、体重60kgの人が1単位のお酒を30分以内に飲んだ場合、アルコールは約4時間体内にとどまります(個人差はあります)。
お酒の種類による1単位の量は以下のようになります。
・ビール、チューハイ:500ml(中瓶一本)
・ワイン、日本酒:180ml(一合)
・焼酎:110ml(0.6号)
・ウイスキー:60ml(ダブル1杯)
この倍の量、2単位を飲めば、アルコールが体内から消えるまでかかる時間も倍になり、朝起きてもお酒が抜けていない「二日酔い」になります。
お酒を楽しく飲むには、度数の高いものに挑戦するのではなく、自分の限界をよく理解することです。二日酔いになってしまうとその日一日をつぶしてしまうこともあるため、よく考えて付き合いたいものです。
※この記事は2015年02月11日に公開されたものです