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説得が上手い・下手の人の違い「上手い:話を聞く」

取引先に自社製品の良さを認めてもらいたいとき、また、好きな相手に自分の気持ちを受け入れてもらいたいときに、鍵となるのがアナタの「説得」です。「いやいや、相手の気持ち次第でしょ!」と思ったアナタは要注意。

【おしゃべりな人は説得されやすい心理「自尊心仮説」】

説得の仕方を少し変えるだけで、結果が変わることもあるのです。では、説得上手のポイント、そうではない人のポイントとは?

説得が上手い人……話を聞き、そして聞かせる

人を説得するのが上手い人は、自分の方に注意を向けさせるのが上手です。こんな方は、相手が「ノー」という理由に注目しています。「なぜノーなのか」を探るため、相手の話を一生懸命に聞くので、自然と相手も議論に集中できるのでしょう。

相手を説得するためには、まず交渉のテーブルについてもらわなくては話が進みません。説得上手な人は、それを自然と心得ています。

説得が上手い人……納得させる技術

アナタが誰かを説得しようとしているとき、基本的に相手の立場は、アナタの対極にあるはずです。意見が異なるからこそ、自分の考えを受け入れてもらう必要があるのですね。このために大切なのは、相手に「納得」してもらうことです。

どこでどう納得してもらうかは、アナタ次第。物事のメリットを理路整然と説明し、相手にも理論でその商品の良さを理解してもらうのも一つの方法です。また、相手の人間性に訴えかけるのも良いでしょう。同じ価値観を持つ相手に、人は好感を抱きやすいもの。

そんな相手がこんなに一生懸命に頼んでいるのだから……という理由で、納得し受け入れる方もいます。もしもアナタと相手の心理的距離が近いなら、相手の感情を納得させるのもオススメです。「こっちの方が楽しそう」と、感情で納得できれば、相対する意見も受け入れやすくなるのです。

このような技術を、相手や状況別で使い分けることができる人こそが、説得上手だと言えます。

説得が下手な人……ズバリ、相手を納得させられない

では反対に、説得が下手な人とはどのような人なのでしょうか。まず、相手の興味を引けない人です。どれだけ一生懸命話しても、相手の心には全く届きません。到底、相手を納得させることは出来ないでしょう。「説明が下手な人」は、相手を論理的に納得させるのが苦手ですし、「価値観を共有するのが苦手な人」は、相手の気持ちに寄り添うことができません。

また「感情に訴えかけるのが苦手な人」は、人情に訴えかけることもできないでしょう。誰にでも「得意な分野」と「不得意な分野」があるものですが、苦手な方法が多い人こそ、より説得下手な人だと言えます。

説得が上手くないから、といって、諦める必要はありません。会話の中で少し意識する点を変えるだけで、説得力をアップできる可能性があるのです。相手を納得させるための「3つのアプローチ」を、自分なりに研究してみてはいかがでしょうか。

※この記事は2014年11月07日に公開されたものです

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