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共同生活が楽しく続けられるポイントは「なわばり意識」だった!

カップル同士の同棲やシェアハウス、さらには親子同士など、人間は何かと共同生活をおくる機会があるもの。しかし人と一緒の空間で過ごすことは、家族ならまだしも他人なら難しいように感じてしまいますよね。そこで今回は、共同生活を楽しく続けられる理由に迫ってみました。

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「なわばり意識」がもたらす効果

アメリカの心理学者ロジャーローゼンブラッドは、共同生活をしている同棲カップルと、結婚しているカップルを対象に「なわばり意識」に対する実験を行いました。その内容は「マイカップを持っているか」「自分が寝る位置は決まっているか」「自分のクローゼットはあるか」「自分の小物を置く場所は決まっているか」などといった、自分専用の領域や物があるかどうかをチェックしていくというものです。

この結果、これらに該当する項目が多いカップルほど、結婚して共同生活を継続している傾向が強いことがわかったのです。共通のものがあればあるほど仲が良いと思いがちですが、実はこれら「なわばり意識」を重視しているほど、共同生活は楽しく長続きしやすいのです。

お互いがなわばりを意識することが大事

どちらか一方だけが縄張りを意識し、もう一方がそれらを気にしないとなると考え方の違いで意見が衝突し、共同生活がうまくいかなくなってしまいます。大事なのはお互いが「なわばり意識」を持ち、それぞれ自立する考え方やスペースを作ることです。

例えば女性が強くなわばり意識を持ち、男性のためにマイカップを用意したりクローゼットを用意したりしてあげたとしましょう。しかしそれは、男性が自分で用意したものではないはず。「なわばり意識」を男性にも持ってもらうためには男性自身がそれらを選び、用意する必要があるのです。

人間には自分以外には知られたくない、見られたくないといった考え方だってあるはず。それらをふみにじることなく、個々の意見を尊重することも大事です。

すべてを自分専用にする必要はなく、お互いが納得するのであれば当然共有のものを用意して楽しく使うのもいいでしょう。共同生活を長く楽しく続けるためにも、上手に自分と相手とのなわばりを意識してみてください。

※この記事は2014年10月16日に公開されたものです

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