人間は皆「自己中」―その性格を利用して、相手の記憶に入り込むテクとは?

誰だって、やっぱり「自分」が一番かわいいですよね。どんなことでも、自分を中心に考えていくのが普通です。ただ、実はそれを逆手に取って、相手の心に入り込むこともできます。今回は、その心理的なテクニックについてご紹介しましょう!
【甘い物のやけ食いで記憶が失われる―豪研究】
自分に関連した情報は、記憶に残りやすい
人は誰でも、自分にとって興味や関心のある物事はよく覚えているもの。それと同様に、自分と関連付けて判断したり考えたりした物事も記憶に残りやすいと言われています。これを心理学では「自己関連付け効果」と呼びます。
つまり、気になる異性にあなたのことを覚えて欲しいときは、単純な自己アピールをするよりも、相手に関連付けて覚えてもらう方が、ずっと相手の記憶に残るということです。
同じ体験をしても、結局覚えているのは自分のこと
何人かで一緒に遊びに行ったり、何か特別な体験をしたりしても、皆の心に残っている記憶は意外とバラバラだったりしますよね。それは、どんなに同じ経験をしたとしても、人それぞれで覚えていることが異なるからです。
結局、人は他人のことより自分のことをよく覚えているもの。たとえ同じ空間で同じ体験をしていたとしても、自分に関連付けられないことはなかなか記憶に残りません。ただ合コンに参加するだけでは、自分のことを上手く印象付けられないのも、同じ原理と言えるでしょう。
恋愛では、相手との共通点や相違点を見つけることが大切
多かれ少なかれ、人には必ず自己中心的な面があります。しかし、恋愛においては、逆にそれを利用して相手の心に入り込むことも可能です。気になる人と話すときには、相手と自分に共通している点や、逆に正反対の点などを見つけて、それらをどんどん話題に上げましょう。
そうやって相手の情報と自分の情報を関連付けて覚えさせることによって、より相手の記憶に残りやすくなります。
いかがでしたか? 「自分が一番」という自己中な性格の強い人は、一般的には敬遠されがちですが、恋愛のアプローチはむしろ簡単になると言えるかもしれません。異性に自分をアピールするときは、ぜひこの「関連付け」作戦を実行してみてくださいね!
※この記事は2014年09月02日に公開されたものです