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鶏のうま味をメインに牛の香ばしさをプラス!濃厚な鶏白湯スープで人気のラーメン屋「麺屋 藤しろ」

濃厚鶏白湯味玉ラーメン850円

大山地鶏の丸鶏と鶏ガラをベースに、約8時間じっくり骨まで煮崩した濃厚な鶏白湯スープ一本で勝負して2年。ラーメン激戦区・目黒でオープン当初から客足の途絶えない人気店が「麺屋 藤しろ」だ。

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濃厚鶏白湯とうたえば、だれもがイメージするのはドロドロのポタージュ系スープ。しかし、この店のスープはしっかりと鶏のエキスやコラーゲン系の油脂のうま味も感じさせながら、口当たりは重すぎることなく最後の一滴まで飲み干しても、サラリと後引きのいいキレを感じさせるところが素晴らしい。

イタリアンやフレンチの経験もある工藤泰昭店主に聞けば、「スープとその味を決めるカエシを突き詰めていった結果、化学調味料を入れない方がおいしいことが分かりました」とのこと。こだわっての無化調ではなく、必然としての結果。

それだけ、素材と仕込みに秀でた、フレッシュな鶏のうま味を凝縮したスープだという証明になる。

●チャーシューほか、こだわり具材にも注目
鶏のうま味を凝縮したコクのあるスープながら、香ばしさをプラスするために仔牛の骨とロースとした牛スジ肉も加えているのがほかの鶏白湯とは異なる、この店のひと工夫。唐辛子とニンニクがわずかに効いた香味油も少量あしらうことで、濃厚な鶏のエキスをベースにしつつも、変化に富んだ奥行きのある味わいのスープを楽しむことができる。

のど越しよくサックリと軽い食感の細ストレート麺は、濃厚なスープの中にあっても小麦の香りと味わいが楽しめる上質なもの。具材も手抜きなしの逸品ぞろいで、特に低温調理で肉のうま味と柔らかさを残し、湯煎で再加熱して提供する豚肩ロースのチャーシューが絶品。

メンマもスープの味を損ねない薄味の煮タケノコで、薬味ネギもスープの温度を下げないよう白ネギではなく京都九条ネギを使うなど細やかな配慮が施されている。また、唐辛子粉、ニンニク、ブラックペッパーと用意されている卓上の薬味セットの中で、目を引くのが“生姜レモン”。

刻み生姜をレモン汁に漬け込んだものだが、これを少量ラーメンに加えるとサッパリと引き締まった味になり、新味を感じながらスープを飲み進められる。

「毎日の仕込みの中で、できるだけ味のブレを少なくすることに気を使っている」という工藤店主。スープ、麺はもちろん、具の端々にまでこだわるラーメンの奥深さを感じられる店だ。

【店舗データ】
店名:麺屋 藤しろ
所在地:東京都品川区上大崎2-27-1 サンフェリスタ目黒109
営業時間:11:00~15:00、18:00~22:00(日曜11:00~18:00)
定休日:なし
HP:http://www.hujishiro.jp

【その他メニュー名 価格】
・濃厚鶏白湯ラーメン750円
・濃厚鶏白湯つけ麺770円
・濃厚鶏白湯特製ラーメン(つけ麺)各980円

2014年8月16日本文を修正いたしました。

※この記事は2014年08月13日に公開されたものです

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