【女性トレンド】朝食は外で! 世界旅行気分や演劇を楽しめるカフェも
出勤前にスポーツや読書など自分の時間を設ける「朝活」。2008年頃から話題になり、朝を楽しむ生活習慣が浸透しつつあります。今年5月には伊藤忠商事が夜の勤務時間に制約を設け、早朝勤務に時間外手当と早朝割増金がつく「朝型勤務シフト」を正式導入。企業が社員の “朝型化”を推進するケースも増えています。また、7月には“ニューヨークの朝食の女王”の称号で知られるレストラン「サラベス」がアトレ品川にオープン。朝食への関心もますます高まっているようです。
■ファストフードも朝メニューが充実
忙しい朝に便利なファストフード。多くのチェーンが朝食向け商品を提供しています。「モーニングサンド(BLTエッグ)」(ファーストキッチン)、「ソーセージ&チーズ」(ロッテリア)など、朝食でおなじみのベーコンやソーセージを使用した商品を中心に、さまざまなメニューを選べます。
「モスバーガー」は、今年4月から全店(商業施設内の店舗など一部除く)7時からオープン。午前10時半まで「おはよう朝モス」として計12品を販売しています。
「午前の売り上げは前年比約120%と好調ですね。忙しい方に人気があるのが片手で食べられる『モスのホットサンド パストラミビーフ』が人気です。また、豚汁とつぼ漬がセットになった『モスの朝ライスバーガー朝御膳 「たまご黄身醤油ソース」』はしっかり朝食をとりたい方に好評です」(モスフードサービス 広報IRグループ)
■朝食メニュー充実のカフェは、女子会利用も
スクランブルエッグやリコッタチーズのパンケーキで世界的にも知られる「bills」や、ハワイのグルメ賞である「ハレアイナアワード ベスト朝食賞」を受賞したパンケーキ専門店
「カフェ・カイラ」など、特徴ある朝食メニューを掲げるカフェも話題です。
“朝のライフスタイルを提案するカフェ”として人気の「グッドモーニングカフェ千駄ヶ谷店」は朝7時オープン。店内には読書やノートパソコンでの作業をしつつ、朝食を楽しむ女性の姿が見られます。
「2011年のオープン以来、夜型から朝型へライフスタイルの変化を感じています。出勤前にランニングをする人が増えるなど、活動的になった分、朝食をしっかりとるスタイルが浸透したのではないでしょうか。最近は“女子会”的に、何人かの女性で集まって朝食をとる方も見かける機会が増えました」(グッドモーニングカフェPRESS)
■朝食で海外旅行気分、観劇も
一方、「WORLD BREAKFAST ALLDAY」では、2カ月ごとに国を変えながら「世界の朝ごはん」を提供。その国で一般的に食べられている朝食を再現、外国の朝食気分を味わえます。
「今回のインドで8カ国目です。今まで、ベルギー、ブラジルなどの朝ごはんを紹介してきました。国によって人気が偏るようなことはなく、どの国も同じように好評をいただいています。女性の方の利用が多く、7割ほど。朝の時間の過ごし方に関心を持っている方が増えたと感じます」(WORLD BREAKFAST ALLDAY 広報)
朝食をとりながら演劇を楽しめるカフェもありました。「CAFE SALVADOR丸の内店」では、火曜・金曜の7時半と隔週土曜の10時半、店内を舞台とした「朝劇」を開催。
「現在3作目を上演中ですが、どの作品も観た方が元気になって仕事に向かえるような、ポジティブな内容です。観客の方から寄せられる感想も『朝に観るお芝居って最高!』『朝から声を出して笑うってすごくいい!』といった、朝という時間帯に満足との声を多くいただいています」(「朝劇」主宰 右近良之さん)
さまざまな朝食の楽しみ方を選べる今、自分好みのスタイルを見つけてみては。
(齋藤純子+ガールズ健康ラボ)
※この記事は2014年07月28日に公開されたものです