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雑学 生活

働くママの葛藤! 産休・育休明けで復帰した際の不安を解消する5つのヒント

小高千枝

子どもが産まれて、保育園など預けるところも見つかり、やっと職場復帰できる! 時間短縮勤務だけど、自分にできることを精一杯やろう! と意気込んで復職したものの、フルタイムで働く同僚たちに対して、働くママの立場として、どうしても不安な気持ちを持つケースもありますよね。そんな働くママの葛藤を解消するための秘訣について紹介します。

●葛藤 その1「仕事が好きだから子育てと両立させたい。ただ、どうしても子どもの都合で早退や休みをとる必要があり、周囲に迷惑をかけてしまっているため心苦しい……」

解消法:女性は仕事での結果・結論よりも、その結果を出すための感情やプロセスを大切に思う生き物。そのため、子育てをしていても仕事で結果を出せばいいということではなく、過程・プロセスにおける人からの評価や関わり方を気にしてしまいがちです。産休、育休明けの場合はおめでたいことであってもどこかうしろめたさがあり、自分の居場所がないと感じやすい環境です。そういった中で気を使いながらの日常は気疲れしてしまい、気力もなくなって自己評価が下がるため、仕事への意欲も低下し、本末転倒なことになりかねません。ただし、あなたを必要としている仕事があります。会社はあなたを必要としているからこそ、復職を認めてくれたのです。あなた自身の居場所を見出し、自尊心を高め、会社に貢献していく気持ちを持ってみましょう。同僚にも素直な気持ちで向き合えば、理解はしてもらえるはずです。必要とされている気持ちの根底には「安心感」があること。職場で“人”、“時間”、“空間”の安心できる環境・居場所を意識し、仕事があることに感謝しながら取り組んでみましょう。

●葛藤 その2「子どもの体調不良でお休みが続くと、“仮病”と思われていないか不安。誤解されていたらどうしよう……」

解消法:どんなに親しい間柄であっても、気持ちのすれちがいや誤解が発生することがあります。職場であればなおさらのこと。社員全員と理解し合うことは難しいものです。私たちは個々に社会的役割を演じており、それぞれの立場の仮面をつけているわけですから、あなたのことをすべて理解していない人は正当な理由で休んでいたとしても、疑いを持ってしまうこともあるでしょう。また、逆にあなたのことをよく知らないからこそ、あまり気にしていない人もいます。人それぞれの見方、感じ方、受け止め方がちがいます。だからこそ勘違いや思い込みも発生しますが、そういう状況を打開しようと言い訳をしたり、気持ちを強く訴えたりするのではなく、「休んだことは申し訳ないけれど、私は理由があって休んでいる」と自分を認め、仕事にエネルギーを注ぐ意識を持つように気持ちを切り替えてみては? 黙って行動に移すことが賢明であり、理解をしてくれている人は必ずいます。そういう人との関係性を大切にしていきましょう。

●葛藤 その3「時短勤務はとてもありがたいけれど、仕事を後輩に任せることで遅れをとってしまうのではないだろうか……」

解消法:復職をしたということは自分の仕事にやりがいやプライドを持ち、さらにキャリアを積みたいと思っている意識の強さがあるかと思います。その中には承認欲求の強さも根づいていることでしょう。「認められたい」という欲望は人間を成長させる要素のひとつ。しかし、度が過ぎることで心の安らぎが失われてしまうこともあります。あなたの才能や努力が認められる中に、優秀な後輩を育てることも大きな役割であるということを忘れないでください。後輩がたくましく育つことであなたの仕事のステージがあがり、さらに高度な仕事に就くこともできます。遅れをとることで後輩に仕事をとられてしまうと感じるのではなく、今までがんばってきた自分の努力や経験を受け入れ、後輩に仕事を任せることでさらにキャリアアップできると陽転思考で考えてみましょう。

●葛藤 その4「社内の飲み会などに参加できなくなるため、人間関係が希薄になり、話題についていけなくなるのが心配……」

解消法:出産前まではできる限り参加していた飲み会。産休・育休のため一度は離れたものの、職場には戻ったが、自分の参加していない飲み会の話などで盛り上がっている様子を見ると、少し寂しさも感じる……。ただ、子どもいるから今は飲み会は我慢! と言い聞かせている人もいることでしょう。自分が属している集団に対する愛情深さからこういった気持ちになることがありますが、その気持ちの根底には、大切に思う集団への依存心の強さから安心感を得ている「集団同一視」という心理が働いています。集団の価値観やあり方を自分の価値観と当てはめ「集団=自分」という概念が根づき、集団を必要以上に評価してみてしまう現象です。度が過ぎてしまうと見捨てられ不安や、女性特有の自己犠牲の精神の強さから集団へ尽くしすぎてしまう傾向が出てきます。独身のときや出産前まであなたが築き上げてきた信頼関係はそう簡単に崩れるものではありません。たまに子どもの面倒を夫にお願いして参加することも必要ですが、「今」あなたが大切にするべきことは何か? を考えて行動しましょう。

●葛藤 その5「子育てと仕事の両立が、これからずっとできるの?」

解消法:子育てと仕事の両立をしている人はたくさんいる時代ですが、今後も継続してできるのだろうか……と不安に感じる人は多い傾向にあります。実際に、職場復帰をしても乳幼児を持つ女性が働くことに対する否定的な見方をする人もいるため、会社や一番身近な夫、親族の理解と協力が必要不可欠になります。アメリカの社会学者は、仕事をしている女性が仕事終了後に自宅へ帰り、家事・育児をこなすことを「セカンドシフト(第二の勤務)」と呼びました。常に「働いている」状態は心に不安やストレスが生まれ、両立に悩み、育児放棄やうつ病などの深刻な問題を招きかねません。仕事をすることで気持ちが切り替わって前向きに毎日を送れるように、夫と常に話し合って連携をとり、職場でも状況を受け止めてくれる理解者を増やすなど、仕事と子育ての両立を継続していくため、コミュニケーションは欠かさないようにしましょう。

(心理カウンセラー・小高千枝)

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