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同棲が“内縁”に? 経験者に聞く“同棲解消”時のトラブル事例

これは少々、突飛なケースと考えられますが、やはり別れる時には通常のカップルよりも面倒なことが多いはず。そこで、実際に6年間の同棲の後に別れた経験をもつ都内在住のAさんに、どんな問題が起きたかを聞いてみました。

恋人がいる方の中には、その相手と同棲を考えたことがあるかもしれません。ずっと一緒にいることができたり、家賃が節約できたりといろいろなメリットがあります。しかし、こんな問題が起こる可能性があることをご存知でしょうか?
例えば、結婚の約束をしつつ、長年同棲が続いた場合。もちろんケースにもよりますが、2人の関係は「内縁の夫婦」とみなされることがあります。つまり、同棲カップルは一時的な共同生活とされるため、もし別れたとしても、権利義務は生じませんが、「内縁の夫婦」となれば話しは別。民法768条に基づき、通常の夫婦と同じように財産の分与を請求する権利が発生するのです(ただし配偶者相続権は認められません)。


■共有物の分配は?
「2人で買った物などは、話し合いで分配し、それほど悩まなかったのですが、一緒に猫を2匹飼ってまして、それをどうするかでかなりモメました。結局は、ペット可のマンションに先に引っ越した彼女が2匹とも飼う事に」

■お金の問題は?
「大家さんから戻ってくる敷金をどう分けるか、少しだけモメそうになりましたが、数ヶ月後に出て行くことになる自分が、当分2人分の家賃を払うことになるため、全額貰いました。別れた2人が同じタイミングでマンションを出るとは限らないので、残された側の家賃問題でモメる人も多いと思いますよ」

■その他の問題は?
「同棲時に衛星放送に加入し、別れた後は、自分の家にアンテナを付けることになったのですが、受信料の引き落とし先が相手の口座だったため、当分は立て替えてもらい、ある程度溜まった時に、自分から相手にお金を振り込んでいました。名義変更もなかなかできず、変な気分でしたね」

そんなAさんに同棲の秘訣を聞いたところ「同棲している目的や、同棲期間を明確にし、お互いが共有すること」だそう。たしかに、しっかりとした目的がないと何にしてもダラダラと続きがち。通常の交際よりも深い付き合いとなるだけに、ある程度の未来のことは話し合ったほうがよさそうです。

引用:日本司法支援センター「法テラス」(http://www.houterasu.or.jp/service/fuufu_danjo_trouble/dousei/faq1.html)
引用:Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/内縁)

※この記事は2014年04月10日に公開されたものです

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