東京都の東側で物件を購入する際に「お得な地域」はどこ?―狙い目は都営新宿線沿線「篠崎」「瑞江」

江戸川区や江東区、または葛飾区や足立区といった東京都の東側に位置する区。都内の中心部からは少し離れているので、土地や物件の価格は比較的お安めなんだそうです。ではその中ではどういった地域が、物件を購入するのによりお得なのでしょうか?
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今狙い目は都営新宿線沿線
――東京都の東側の地域で、物件を購入するのに「お得な地域」はどこでしょうか?
今、東京の東側では、価格が崩れている地域が多く、物件価格も安くなっています。狙い目で言うと、都営新宿線の「篠崎」や「瑞江」あたりがいいですね。建物込みの価格で3,000万円台前半の物件が多くあります。
――篠崎や瑞江というと、江戸川区ですね。江戸川区は全体的に安いのでしょうか?
江戸川区は総武線が通っているので、駅に近い地域はかなりの人気です。物件の価格も当然高くなります。しかし、江戸川区は広いわりには駅が少なく、駅から遠くなると一気に安くなります。駅に近い地域と遠い地域の差が非常に大きいですよ。
――確かに区域が広いと、どの駅からも遠い地域が多くなりますね。
江東区も都営新宿線や東西線の駅に近い地域は高めですが、駅から離れると物件価格はかなり落ちます。葛西や西葛西などはやはり人気があるので、3LDKのマンションでも5,000万円ほどと、やや高めの価格が中心になっていますが、駅から15分以上離れると3,000万円台や4,000万円台になります。
――一気に価格が落ちるのですね。
駅から遠ければ安くなるのは当然のことですが、その中で篠崎や瑞江はそこまで駅から遠くなくても価格が安めの物件がある地域です。都心へのアクセスもいいのでお得だといえます。
――他にはどんな地域が価格と立地のバランスが取れていますか?
秋葉原駅から出ている「つくばエクスプレス沿線」や、日暮里から足立区まで通っている「日暮里・舎人ライナー沿線」も、以前よりかは価格が上がりましたがまだまだお得な地域だと思います。「京成線沿線」もいいですね。
足立区や荒川区、葛飾区といった地域は都心へのアクセスと物件の価格のバランスを考えると、お得ではないでしょうか。
――だいたいどれくらいの価格帯ですか?
駅からそんなに遠くないマンションでも2,000万円台のものがありますし、近くても3,000万円台のものがあったりします。建て売りでも3,000万円台が中心です。個人的には葛飾区の金町あたりがいいと思いますね。
物件価格も安く、中心地に出るのも30分ほどですからバランスのいい地域だと思います。
――いわゆる下町の地域ですから、落ち着いて住みやすいかもしれませんね。
東京の東側では、
●江戸川区の篠崎
●江戸川区の瑞江
●葛飾区の金町
辺りが特にお得とのことです。
物件を探している人は、こうした地域も候補に入れてみるといいかもしれませんね。
(貫井康徳@dcp)
※この記事は2014年02月25日に公開されたものです