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今からでも参考にしたい! 自分の子どもをアスリートに育てる秘訣「褒めて伸ばす」

子どもは“褒めて伸ばす”を実践

オリンピックを通じて家族の絆を深める「JOC・P&G ファミリープロジェクト」では、日本代表に選ばれた経験のあるトップクラスのアスリートを子に持つお母さん(以下、アスリートママ)40人と、一般的な家庭のお母さん(以下、一般的なママ)520人を対象に、「子育て調査」を実施。全体的にアスリートママはポジティブに物事をとらえ、対処する傾向が強いことが分かった。

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秘訣1:子どもは“褒めて伸ばす”を実践

一般的なママに子どもの褒め方・叱り方について聞いたところ、「よく褒める」(58.5%)よりも「よく叱る」(60.8%)のほうが若干多い結果となった。しかし、アスリートママに聞いたところ、「よく褒める」(82.5%)ほうが「よく叱る」(45.0%)よりも圧倒的に多くなっており、アスリートママの多くは、“褒めて伸ばす”育児法を自然と取り入れていると言えそうだ。

アスリートママに具体的に聞いたところ、「褒めて育てようという意識は全くなく、自分ができないことを、子どもができることに心底感動し、尊敬に似た気持ち」という声もあり、自分の子どもを1人の人間として認め敬意を払っているからこそ、褒めているという印象的な意見も聞かれた。

褒め方については、アスリートママの85.0%が「結果だけでなくプロセスもよく褒める」と答えており、一般的なママ(62.7%)に比べ22.3ポイントも高くなっている。叱り方に関しても、アスリートママの77.5%が「論理的に叱る」と答えているのに対し、一般的なママは53.5%と半数程度にとどまっている。

秘訣2:家事も人生も何でも楽しむスーパーポジティブ思考

また、アスリートママは一般的なママに比べ、家事に対してポジティブな傾向が強いようだ。「子どものためなら家事は苦にならない」との回答が、一般的なママは68.1%にとどまったのに対し、アスリートママは90%を超えた。

アスリートママは通常の家事に加え、子どものために割く時間が多くなると予想され、「子どものサポートや家事に一生懸命で、自分のことが後回しになっているのでは?」の疑問も生まれそうだが、90.0%のアスリートママが「自分は人生を楽しんでいる」と回答。一般的なママが50.0%にとどまっていることを見ると、アスリートママは自身の人生への満足度が驚くほど高いことが分かる。

家事も人生も何でも楽しむスーパーポジティブ思考

秘訣3:まずはやってみなくちゃ! 「体験・実践」重視

子どもたちのサポートの仕方はさまざまあるが、アスリートママは「専門的な知識」より、まずは自身が「体験する」ということを重視する傾向が強いようだ。お母さん自身の意識について聞いたところ、「知識や情報よりも、実際に体験することが大事だと思う」と答えた一般的なママが64.2%にとどまったのに対し、アスリートママは90%を超えた。

また、子どもの重要な場面において、親としてどう対処するかを聞いたところ、「一緒に練習や勉強をする」アスリートママが75.0%で、一般的なママ(63.3%)よりも11.7ポイント高くなっている。

まずはやってみなくちゃ! 「体験・実践」重視

秘訣4:夫や家族の協力を得る仲良し家族

家庭環境をみると、「夫が子育てに協力的だ」「子どものことを夫婦でよく話し合っている」と答えたアスリートママは90.0%以上。一般的なママがそれぞれ60.4%と63.8%だったのに対し、30ポイント程度高くなっている。また、「夫婦の仲が良い」と答えたアスリートママは87.5%と、一般的なママ(68.1%)に対し、19.4ポイントも高かった。

同様に、「子どものためなら家族一丸となって協力する」と答えたのも、アスリートママが97.5%と、一般的なママ(73.1%)に対し、24.4ポイントも高くなっている。アスリートママからは、「夫や兄弟姉妹が本当によく協力してくれる」「周囲の協力があったからできた。1人じゃできなかった」といった意見が聞かれた。

夫や家族の協力を得る仲良し家族

秘訣5:子どもが挫折した時こそ子どもの力を信じる

子どもが挫折しそうになった時、アスリートママたちがどのような対応をしたのかを具体的に聞いてみたところ、「とにかく子どもの話を聞いて、自分に大丈夫と言い聞かせ、子どもを信じるのみ」「気分転換を最優先に、焦らず、本人が自分から一歩踏み出すのを待ちました」「やめるのもよし、やるのもよし、子ども自身にまかせました」「環境は用意するが、進む道は子ども本人が決める!」「いつも子どもと二人三脚で、特に苦しい時こそ子どもの気持ちに寄り添っていました」などの意見が得られた。

一方、同調査を通じて、お母さんたちの子どもに対する共通の思いが根底にあることも明らかになっている。一般的なママもアスリートママも、90%以上のお母さんが、子どもに「自分らしい生き方をしてほしい」と回答。さらに、90%以上のお母さんが「子どもの成長が何よりも大切」「子どものために、できるだけ良い環境を用意してあげたい」と答えている。また、70%以上のお母さんが「子どもが決めた夢を全身全霊で応援したい」と答えており、お母さんは子どものために最大限の努力と惜しみない愛情を注いでいることがうかがえる。

お母さんたち共通の思いは「子どもの幸せ」

※この記事は2014年01月16日に公開されたものです

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