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ひとりご飯も寂しくない! ご飯が美味しくなる簡単テーブルコーディネート

ひとりでご飯では、盛り付けやテーブルコーディネートも「誰も見ていないから、いいか」とイイカゲンになりがちです。でも、それがひとりご飯をより寂しく、味気ないものにしてしまう理由のひとつでもあります。自分のために食卓を整えられるようになると、日々のご飯にもより一層の満足感が持てるはずですよ。


■基本の基本。ちゃんとお皿で食べよう
お惣菜は買ってきたときの容器のまま、自炊した料理は作ったときの鍋やフライパンのまま食べている…。「お皿に移した方がいいとわかっているけれど、自分だけだし、面倒で」という気持ちはわかりますが、食べ終わったときの容器や鍋を見ると物悲しくなるもの。ご飯をより美味しく食べるためには、自分がどんなものをどんなふうに食べているものにきちんと意識を向けることが大切です。ひと手間かけて、お皿に移してから食べましょう。
それがどうしても面倒というなら、そのまま食卓に並べても違和感の少ない調理器具を使うのも◎。例えば、土鍋や色鮮やかな琺瑯の鍋、直火にかけられる磁器の器やキュートなスチームケースなど、最近はオシャレなキッチンアイテムが増えています。器に移す手間が省けるだけでなく、洗い物も減るので、一石二鳥。調理器具を揃えるときは、食卓に出せるかを基準に選ぶのもおすすめです。

■プチテーブルコーディネートを始めよう
“テーブルコーディネート”というとなんだか難しそう。まずはランチョンマットやコースター、箸置きを用意してみましょう。特に料理自体に色数が少ないときは、そういったアイテムを使うだけで、ぐんと華やかで美味しそうな食卓に変わります。食器に比べて収納場所もコンパクトにすむので、料理や季節に合わせて用意しやすいです。使い捨てなら、紙ナプキンも便利です。

■フリーズドライのスパイスでカラフルに
一生懸命料理したけれど、改めて自分の作ったものを眺めてみると、お皿の上が一面同じ色…。味は美味しいのに、なんだか美味しそうに見えないと思うかもしれません。
そんなときは料理に緑をプラスしてみましょう。緑の食材が用意できなければ、あさつきや青シソ、パセリなどの薬味やハーブを散らしてみると、それだけで食欲をそそる盛りつけに変わります。
ただ、「薬味を用意するのは面倒」「ハーブを買っても食べ切れそうになくてモッタイナイ…」なんて声もあるでしょう。そこでおすすめなのが長期保存可能な乾燥させたハーブやスパイスです。青ネギやパセリ、バジルなどの定番ハーブはいろんな料理に合わせやすく、料理に香りも加えることができて、さらに美味しさアップ。
ひと手間かかりますが、生の薬味やハーブも買ったときに刻んで冷凍しておけば、使いたいときに必要な分だけ使えて便利です。料理に使うために買ったら、残った分も合わせて切って、すぐに使えるようにしておきましょう。

河野真希さん
暮らしスタイリスト/一人暮らしアドバイザー。ウェブや雑誌など各種メディアで、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルを提案。著書に『ひとり暮らしの季節ごよみ』(祥伝社)、監修本に『家事のお手本-大人のたしなみ賢いくらし(泉書房)』『頑張らなくても素敵に暮らせる「夜だけ家事」で快適シンプル生活(双葉社)』などがある。河野真希オフィシャルサイト(http://kawano-maki.net/)

※この記事は2013年11月22日に公開されたものです

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