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短時間でラクラク終わる、簡単衣替え術

夏から秋へと季節が移り、洋服も半袖から長袖へ変わるころです。「衣替えが面倒で…」と、いつまでも夏服なのはミットモナイ。とはいえ、衣替えって面倒なものですよね。そこで今回は誰にでも無理なく、簡単にできる衣替え術をご紹介します。TPOに合わせたファッションができる大人女子を目指しましょう。


■衣替えの前にやっておきたいこと
いざ衣替えを始める前に、必ずやっておきたいのが洋服の取捨選択とお手入れです。最近のファッションは季節を問わず着られるものも多く、「衣替えは必要ない」という人もいるかもしれませんが、衣替えはせずとも、季節の変わり目には手持ちの洋服を改めて見直しておくことが必要です。
まずは『これからも着るもの』と『もう着ないもの』の取捨選択をすること。修理もできないほど傷んでいるものはもちろん、流行遅れのものや体型に合わなくなったものなどを処分しましょう。「痩せたら着よう」「またいつか着るかも」と取っておいても、タンスの肥やしになってしまうだけ。冠婚葬祭用を除き、2年間以上一度も袖を通していなかったら、見切りをつけるというように自分のルールを決めて整理整頓してみましょう。
次に、『これからも着るもの』に分類された洋服は、しまう前にシミや汚れ、ほつれなどを確認すること。一度着ただけで一見汚れていない洋服でも、汗や皮脂などが残っていると、変色や虫食いの原因になります。きれいに洗濯し、次に取り出したときにすぐ着られる状態にしておくようにしましょう。

■『夏』『冬』『中間』ボックスでラクラク衣替え
衣替えというと、洋服を全部引っ張り出して、入れ替える…という大変なイメージがありますが、わざわざそんなことをしなくても、ボックスを入れ替えるだけの衣替えなら、あっという間に終わります。
まずは収納のサイズに合わせたボックスを3つ用意します。それぞれ『夏服』『冬服』『夏冬共用』に分け、分類した洋服を収納します。『夏冬共用』は定位置に置いておき、衣替えでも移動はせず、『夏服』と『冬服』の箱だけ、衣替えのタイミングで一番手の届きやすい場所に入れ替えます。収納スペースに余裕があるのであれば、3つのボックスをいつでも並べておけばいいですが、そうではないなら、一番手の届きやすい場所に必要のないものを置いておくのはスペースがモッタイナイ。奥行きのある押入タイプの収納なら、前後にボックスを並べ、奥はシーズンオフの衣類に。クローゼットタイプなら、天袋をシーズンオフに使うようにし、移動しやすいように取っ手やキャスターがあると便利です。
夏と冬で完全に分けてしまうと、寒暖の差が激しい春秋は着るものに困ってしまうことがありますが、『秋冬共用』を作ることで、その気候にちょうどいい洋服が選びやすくなります。バッグや帽子、スカーフ、マフラーなどの季節に合わせた装飾小物がある場合は、さらにボックスを2つ増やして、『春夏小物』『秋冬小物』として分類し、こちらも衣替えのタイミングで入れ替えるといいでしょう。そうすることで、季節に合ったファッションを楽しむことができます。

河野真希さん
暮らしスタイリスト/一人暮らしアドバイザー。ウェブや雑誌など各種メディアで、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルを提案。著書に『ひとり暮らしの季節ごよみ』(祥伝社)、監修本に『家事のお手本-大人のたしなみ賢いくらし(泉書房)』『頑張らなくても素敵に暮らせる「夜だけ家事」で快適シンプル生活(双葉社)』などがある。河野真希オフィシャルサイト(http://kawano-maki.net/)

※この記事は2013年10月08日に公開されたものです

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