祝ファミコン30周年!マリオさんの歴史「初登場は『ドンキーコング』」
任天堂からファミリーコンピュータが発売されたのは1983年。今年はファミコン誕生30周年に当たります。ファミコンを象徴するキャラクターといえば、やはり「マリオ」ではないでしょうか。この世界的な人気キャラクター・マリオさんの昔の話をご紹介します。
【今でも忘れられないゲームのCMは?「ピクミン」「MOTHER2」】
初登場は『ドンキーコング』!
現在では、任天堂さんの看板キャラクターになっているマリオさんの初登場は1981年の『ドンキーコング』です。このドンキーコングは、アーケードゲーム、つまりゲーセンで遊べるものでした。
ちなみにこのときのマリオさんの衣装は「青のシャツ、赤のオーバーオール」で、現在の配色とは逆でした。また、このときにはマリオさんの名前は、まだマリオではなかったのです。
作者である宮本 茂さんは「ミスター・ビデオ」と呼んでいたそうです。
1982年に『ドンキーコングJR.』というアーケードゲームが登場でします。これは、幽閉されたドンキーコングを、ドンキーコングJrが助けに行くという内容で、このドンキーコングを幽閉したのがマリオさんという設定でした。
このドンキーコングJR.のときに、マリオさんに「マリオ」という名前が初めて付きました。命名したのは、Nintendo Of Americaの社員だそうです。
『マリオブラザーズ』で初の冠ゲーム!
1983年にファミリーコンピュータが発売されます。同年7月、アーケード版の『マリオブラザーズ』が登場します。これは初めてマリオさんの名前が冠されたゲームでした。冠番組ならぬ初の「冠ゲーム」ですね。
●……1983年3月にはゲーム&ウオッチ版のマリオブラザーズが発売されています。しかし、このバージョンとアーケード版では内容が異なります。
同年9月にファミコン版のマリオブラザーズが発売され大ヒットとなります。
マリオさんは脇役もこなしていました!
マリオさんは脇役としての仕事もしています(似ているだけで、マリオさんではないという意見もあります)。
1984年1月発売のファミコン版『テニス』には審判として登場します。
1984年2月発売のファミコン版『ピンボール』では、ボーナスステージでレディを助けるマリオさんが見られます。
1984年のアーケード版のアクションパズルゲーム『レッキングクルー』では兄弟そろってビルの解体工事を行うキャラとして登場します。1985年6月には同ゲームのファミコン版が発売されています。
任天堂発売のゲームのそこかしこでマリオさんの姿を見かけるのが面白いですね!そして冠ゲームの本命が登場します。
『スーパーマリオブラザーズ』で世界的な人気者に!
1985年9月にファミコン版『スーパーマリオブラザーズ』が登場します!
マリオさん、ルイージさんの兄弟だけでなく、「クッパ」「ピーチ姫」「キノピオ」「クリボー」「ノコノコ」など、後におなじみさんになるかわいいキャラクターがこのゲームに登場しました。
スーパーマリオブラザーズは世界的に大ヒットし、ギネスブックに「最も売れたゲーム」と認定されるほどの売れ行きでした。
以降の快進撃は皆さんもご存じのとおりです。今や、マリオさんはポップアイコンとして世界中の人々に親しまれています。
(高橋モータース@dcp)
※この記事は2013年09月14日に公開されたものです