なぜ今? 「ヤクルト」22年ぶりの値上げの真相は?
ヤクルト本社は、11月4日(月)より、現行の乳酸菌飲料「ヤクルト」をリニューアルし、「Newヤクルト」として販売する際、希望小売価格(税別)を35円から5円引き上げて40円にすると発表しました。
「ヤクルト」の値上げは実に22年ぶりということで、なぜこのタイミングで値上げなのか? また、リニューアル後の商品や、腸内環境のことまで、ヤクルト本社の広報担当者に伺いました!
■22年ぶりの値上げはなぜ?
「22年間ずっと同じ価格で提供させていただいていたのは、人々の健康を守るため、“誰もが手に入れられる価格で”という考えからです。そのため、これまで容器などの原材料価格が高くなっても、企業努力で値段は据え置いてきました。今回の価格改定も、そういった原材料の高騰に対応するためでなく、商品改定により菌が増えたという商品力アップに見合った形での小売価格改定です。」
■菌数は150億個→200億個に
「新発売する『NEWヤクルト』では、生きたまま腸内に到達する“乳酸菌 シロタ株”の菌数をこれまでの150億個から200億個に増やしています。これにより、腸内に到達する菌数が増えるため、よい菌を増やし悪い菌を減らして、腸内の環境を改善し、おなかの調子を整える働きがアップするということが学術的に確認されています。味や飲み応えはこれまでの『ヤクルト』と変わりません。ちなみに、菌の数が増えたからといっておなかがゆるくなるということはないので、ご安心ください。」
■大人にこそ必要な乳酸菌
「『ヤクルト』というと、『子どものころに飲んでいました!』という人も多いと思うのですが、実は大人の方にこそ飲んでいただきたいのです。というのも、腸内のビフィズス菌は、加齢やストレスで減る一方。そのため、自分で積極的に補うことが大切です。」
22年ぶりの値上げには、こんな理由があったのですね。また、乳酸菌は腸に定着しないので、毎日続けて飲むことが大切とのこと。これを機に、「NEWヤクルト」生活を始めてみるのもいいかもしれません。
※この記事は2013年09月11日に公開されたものです