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えっ?キリスト、モーゼの墓が日本に?お墓にまつわる話

皆さん、お盆にお墓参りに行きましたか? 最後はお墓に入ることになるにせよ、普段はお墓のことなんて全然考えないですよね。今回は、お墓にスポットを当て、お墓にまつわる話を集めてみました。

【間違えている!お辞儀のマナー「歩きながら会釈はNG」「階段は同じ段でおじぎ」】

●本当に王様のお墓なの!?

エジプトにあるギザの三大ピラミッド。そのうち、最も大きなものは「クフ王のお墓」として造られたといわれています。しかし、これに異説があるのをご存じでしょうか。もともと、王墓説は、ヘロドトスの「歴史」にそう書かれていることから、そのまま受け入れられてきました。

しかし、ヘロドトスは紀元前5世紀の人で、クフ王のピラミッドは紀元前2500年ごろの創建です(とされています)。つまり、ヘロドトスが生きた時代より2000年も前に造られたわけで、彼の記述は彼の想像ではないのかというわけです。

最近の考古学上の成果から、「お墓ではなく、公共事業として行ったのではないか」という説が浮上し、それにまた反論がなされています。さて真実はどうなのでしょうか?

●キリストのお墓がある!?

「日本にキリストのお墓がある」と言うと、日本人だけでなく世界中の人が驚くのではないでしょうか。「キリストのお墓」といわれているものは、青森県三戸郡新郷村大字戸来にあります。

オカルト業界では有名な竹内巨麿氏の「ゴルゴダの丘でキリストは死なず、日本に渡来し、この地で亡くなった」とした説が基になっています。

●モーゼのお墓がある!?

キリストだけではありません。旧約聖書の「出エジプト記」で有名な預言者、あのモーゼのお墓も日本にあります。「モーゼのお墓」とされているものは、石川県羽咋郡宝達志水町にあります。

こちらも竹内巨麿氏の説が基になっており、それによれば「シナイ山に登った後、モーゼは天浮船に乗って」、石川県にやって来たそうです。「この地で十戒を授かり、死んだ」とのこと。

●小野小町の墓ありすぎ!

小野小町といえば「絶世の美女」とされています。9世紀に生きた女流歌人ですが、その生涯はよく分かっていません。そのため生没年不明で、「架空の人物ではないのか」とする説もあるようです。

さて、この美女の墓が全国に、しかも大量にあるのです。例えば、京都府京丹後市大宮町五十河には、小町の墓という「小町塚」がありますが、同じ京都、京都市左京区静市市原町の補陀洛寺(通称:小町寺)には「小町供養塔」があります。

北は宮城県から、南は山口県まで、日本全国に小野小町のお墓とされている場所が、主要なものを数えただけでも12カ所もあるのです。
絶世の美女なので、引く手あまたというところでしょうか。

●お墓の好みが「横型」に!

お墓の「墓石」というと、どんな形を思い浮かべますか? 以前は、縦型の石に、例えば「高橋家之墓」などと刻まれたものが多かったようです。皆さんも縦型の墓石を思い浮かべるのではないでしょうか?

しかし、墓石の販売業の方に伺うと、現在では「横型」の墓石を選ぶ人がほとんどなのだそうです。日本人のお墓の好みも変化しているんですね。もう少したつと、横型の墓石が多く並んだ墓所がポピュラーになるかもしれません。

●お供え物はご遠慮ください!?

最近、皆さんはお墓参りに行きましたか? お墓参りというと、お墓をきれいにして、線香を上げ、その人が好きだったお供え物をする、というイメージではないでしょうか。

しかし、最近ではこの「お供え物」が問題になっているそうです。というのは、お供え物を目当てにカラスやサル、イノシシなどの野生動物が来るそうで、「お供え物はご遠慮ください」といった墓所も増えているとか。

仕方なく「お供え物はお持ち帰りください」といった看板を出さざるを得ないお寺さんもあるとか。どうも困ったことですね。


(高橋モータース@dcp)

※この記事は2013年09月10日に公開されたものです

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