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ブラック企業の判断指標「残業時間」「待遇」「社風」が上位に

転職経験者の転職理由トップ10

安倍内閣が成長戦略として掲げる「雇用制度改革」における女性や若者の活躍推進や、過酷な労働を強いる「ブラック企業」に関しての厚生労働省の立ち入り調査の実施など、雇用に対する意識が高まっている。このような背景を受け、転職クチコミサイト「転職会議」を運営する株式会社リブセンスは、転職経験のある20代のビジネスパーソン516名を対象に、転職やブラック企業にまつわる調査を実施した。

同調査によると、転職理由として全体で最も多いのは「残業が多い・休日が少ない」(19.0%)であったが、全体として突出した理由はないようだ。男性においては、「ほかにやりたい仕事があった」「給与に不満があった」(19.8%)がともに1位となった。一方、女性においては、「残業が多い・休日が少ない」(21.3%)が突出しており、次いで、「その他」に記載があった「出産や結婚」(17.4%)など、ライフステージの変更による転職が多いことがわかる。転職の満足度は全体において、69%と7割の人が満足をしている様子。男女で比較すると、女性の方が満足度が高かった。

次に、ブラック企業の判断指標を尋ねたところ、男女ともに「残業時間」が29.8%でトップとなった。次いで、「待遇」(16.7%)、「社風(13.8%)と続く。男性は女性に比べて「年収」を判断指標として重視しており、女性は「人間関係」が男性に比べて約4.5%ほど高く重視している。

転職経験者に聞いたブラック企業の判断指標トップ10

また、転職クチコミサイトの認知度は57.9%。そのうち約7割が利用した経験があると回答している。男女別で見ると、女性は男性よりも転職クチコミサイト認知は高いが、利用経験が低かった。

さらに、転職クチコミサイトで閲覧する内容を尋ねたところ、トップ5は、1位「待遇」88.7%、2位「社風(雰囲気)」84.7%、3位「年収」81.8%、4位「福利厚生」81.3%、5位「人間関係」78.8%の順になった。女性は特に「社風」や「福利厚生」を、男性は「年収」や「具体的な仕事内容」を重視して閲覧していた。

転職クチコミサイトのクチコミで閲覧するトップ10

※この記事は2013年08月19日に公開されたものです

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