お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

背筋も凍る!? ゾンビトリビア・4選「ゾンビの原料はゾンビパウダー」ほか

あたかもゾンビのように人間を凶暴化させる「謎の感染症」が突如、全世界で大流行したら? 人々は愛する家族を守れるのか? そして人類の存亡やいかに――!?

そんな設定で始まる俳優ブラッド・ピット主演のアメリカ映画『ワールド・ウォーZ』が、いよいよ8月10日より公開になります。先日ジャパンプレミアのため、妻アンジェリーナ・ジョリーを伴い、ブラピ自身が来日したことからもプロデューサーを兼務した本作への意気込みがうかがえるというものですね。

本作の見どころは、B級作品と見なされがちなゾンビ映画でありながら「リアルさ」を徹底追究している点。世界中に感染症が広まる過程もリアリティに溢れ、映像面でもエルサレムの高い壁にゾンビが大群となって押し寄せる場面は、まさに圧巻。それだけでも一見の価値ありです。

そんなわけで、今回は映画『ワールド・ウォーZ』の恐怖が倍増するゾンビトリビアをご紹介します!

ゾンビは実在した!?

皆さんは「ゾンビパウダー」という言葉を耳にしたことはありますか? これは実際にゾンビを作る際、使用される薬の名前です。実際にゾンビを作るだって!? そんなことありえない……と思うかもしれませんが、これがありえるのです。

ゾンビパウダーの起源は一世を風靡したタレント、ボビー・オロゴンさんの出身地でもあるアフリカ大陸ナイジェリアにありました。そもそもゾンビパウダーとは、ナイジェリアの少数民族・エフェク人やカラバル人が用いていた毒で、西アフリカ社会では古来より刑罰に使用されていたそうです。

家庭でも出来る!? 「ゾンビの作り方」

お子さんのいらっしゃる家庭は今、夏休みムードまっさかり。自由研究は何をしようかと頭を抱えてらっしゃる方も多いことでしょう。そこで今回は名門ハーバード大学の人類学者であり、民俗植物学者でもあるウェイド・デイヴィスが1985年の著書『蛇と虹』の中で提唱した、実際にゾンビを作る方法をご紹介いたしましょう!

まずはゾンビパウダーを用意します。次にゾンビ化してもらう人の傷口に毒素を含むと言われるゾンビパウダーを染み込ませます。この際、分量が適切であれば、いったん仮死状態となるそうです。最後に、あたかも死者となったかのようなその人を蘇生させることができれば晴れてゾンビの完成!

……とのことですが、この仮説にはさまざまな欠陥や問題があり、やはり本当にゾンビが完成することはないよう。その上、法律的にも違法行為にあたりますので、やはりゾンビを作るべきではありませんね。しかし名門ハーバード大で、これほど自由な研究が行われていたとは……。これぞ本当の「自由研究」と言えそうです。

アメリカで実際に起きたゾンビ事件

ここで背筋が凍る実際の出来事をご紹介しましょう。2012年5月、アメリカのマイアミで全裸の男性が突如老人に襲いかかり、警官に射殺されるまで顔面を食いちぎり続けたという猟奇的事件が発生しました。けっきょく違法薬物使用の影響による犯行だったとのことですが、状況のあまりの異様さに現在では「マイアミゾンビ事件」と呼ばれています。

備えあれば憂いなし!?

2010年にはアメリカの疾病対策センター(CDC)が公式ブログ上で『ゾンビによる世界の終末』を例に挙げての防災対策を発表しました。アメリカならではのジョークをまじえた啓発活動だったようですが、記事の冒頭にはこのような一文が。

「あなたはこれを読んで笑っているかもしれませんが、そのときが来れば読んでおいてよかったと思うでしょう」

こんなふうに言われると『ワールド・ウォーZ』のようにゾンビ化ウイルスが蔓延する「そのとき」が本当に来るのでは……と怖くなってしまうのは、筆者が根は真面目な日本人だからでしょうか。そんな方には朗報がありますよ!

ゾンビ対策マニュアルが近日発売!

ゾンビ映画『ワールド・ウォーZ』の公開が迫る8月7日、原作小説と同じ作者による著作『ゾンビサバイバルガイド』が、いよいよ日本でも発売されます。

本当にゾンビが発生したら、どう生き延びるかをまとめた同書は全世界200万部のベストセラーとなったそう。「ゾンビ対策なんてバカバカしい」とあなたは笑うかもしれません。でも「そのとき」が来れば、読んでおいてよかったと思うかもしれませんよ……!?

(赤口千秋/サイドランチ)

※この記事は2013年07月30日に公開されたものです

SHARE